初めての投稿になります。
先日、ニュースで刑務官にボディーカメラを装着させて、受刑者のことを「さん」付けで呼ぶようにするとやってました。
このニュースを聞いてみんな喜んでいましたし、私もぜひともそうしてもらいたいと思いました。
ただ、問題はそこか？とも思うのです。
　
　名古屋刑務所でしたか、刑務官による受刑者への暴行事件があったのは。
それを受けての提言とのことでしたね。確かに、受刑者を見下してくる刑務官は千葉にも多くいます。
でも、そもそも刑務所自体のスタンスがそうなっていますよね。

　日本の刑罰は被害者、あるいは事件と関係のない第三者の溜飲を下げるためにあって、受刑者の更生とか何とかは後付けの話です。
「厳罰をのぞむ」ってそういうことですよね？
　
　いえ、けしてそれを批判しているわけではないです。私もそちらの立場でしたら同じように言うでしょうから。
ただ、そんな中で刑務官の受刑者に対する人権意識を改善するって、何言ってんの？と思うのです。
　
　刑務官が受刑者を「〇〇さん」と呼び、丁寧な対応をしている。一般の方は、どう思いますかね。
そうだ、受刑者にも人権はあるんだ。彼らのことを守らなければならないんだ。とはならないでしょ。
逆に、刑務所ってヌルゲーじゃね？俺も生活に困ったら何か事件起こして刑務所に入るか、ていうバカが増える気がします。
実際に事件を起こせるかは別として、SNSでのバカ発言は確実に増えそうです。というか、もうすでにいそう。
　
　刑務官個人の考えで受刑者に苦痛を与えるのは、私刑というか事件なので、完全にアウトです。
でも、刑務所の幹部が代わるたびに、刑務所のルールがコロコロと変わる。
まずはそれをなくしてほしいです。その幹部の好みとしか思えないものが多過ぎる。
　
　刑務所幹部の皆さんて、国家公務員の試験に受かって、いわゆるキャリアとして赴任してくるのですよね。
でも、聞くところによると、法務省って数ある省庁の中でも一番不人気だそうじゃないですか。
他の省庁に落ちた人が仕方なしに入る所だと。
だからなのか、尊大あるいは傲慢な人が多いように見受けられます。
受刑者に対してだけでなく、同じ刑務官である部下に対してもヒドイ態度の人は多いです。

　俺はお前らとは違うんだよ、とでも言いたいのか。
これ、パワハラで訴えられる事案じゃない？という言動を何度か目にしました。受刑者の前でもやっているのだから、裏ではもっとヒドイのでしょう。

　以前、何かのときに当時の幹部の一人と話す機会があったのですが、その幹部は平然と「こいつらを怒鳴るのは、いつものことだ」と同席した現場の刑務官を指差して言ってました。
その時に、ああ、なるほど、現場の刑務官たちは上司へのストレスを受刑者で発散しているのかと、すごく納得しました。
　
　名古屋の事件では組織的犯行ではないということになっているようですが、組織の風土が招いた事なのは確実だと思うので、未必の故意でしたっけ？あれと同じように結果として組織による犯行だといっていいと思います。
でなければ、受刑者の呼び方を変えても何も変わらないです。
逆に、それによって調子に乗った我々受刑者と、他人事として傲慢なままの上司との間に挟まれた現場の刑務官が疲弊するだけになりますよ。
　
　ましてや、ボディーカメラですよね？ニュースでは受刑者への対応の仕方のアドバイスを上司からもらうためと言ってましたけど。
アメリカの警察みたいに証拠とするためというのなら分かります。
でも、これでは刑務所で罰を受けているのは受刑者ではなく現場の刑務官になってしまいます。
はて、彼らは一体何に対する罰を受けるのでしょうか？
　
　いっそのこと刑務所をDX してAIで管理するようにしたらどうです？
監視カメラを激増させて所内の全てを監視し、人員は最小限にする。
なんなら受刑者全員にボディーカメラを着けさせて、その行動を24時間、発言も含めて全て記録する。
そうして得られたデータをAIで分析し、心理学やなんやかを入れて、一人一人に合った矯正計画を立てる。
設備の費用はかかるでしょうけど刑務官の人件費は大幅に減額できますし、人手不足は解消できてデータはひたすら増えていく。
AIで24時間監視することによる人権侵害を騒ぐ人もいるでしょうけど、現状の刑務官による人権蹂躙を考えればデメリットはないように思いますけど、どうです？