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sanaの仕事のあれこれ③

初めましての方、そしていつもご覧下さってる方、sanaのnoteに足を運んで下さり、ありがとうございます。皆さんが縁あるいつかの星に繋がる時のために、sanaの現場からの何かをころんとお届け出来たら、と思っています。

ということで、これまでの「私の仕事①」そして「私の仕事②」と続けて来ましたが、有り難くも読んでいただいている方には私が「占星術」を通して出生図を読んでいく、お悩みや相談に答えていく、ということを17年間ほど自営として仕事にしていることをもうご存じかと思います。

この記事を初めて読んだという方は、もしお時間があればこれまでの①②を読んでくださいませ。お時間がない方はこのままさらっと進んでください。

私が「占星術師」という仕事をしてきている、そんな中ずっと問題視してはいるがなかなか変えられないこととして「占星術」では、自分の生命が決めて、この地球にやって来て、地上を生きている、ということが前提にある、ということ自体が現在もあまり一般的には知られていないということがあります。
まだまだ多いのは、当たり外れとか、幸せになれる、やって来るものであって自分は受け取るだけとか、外に自分よりも大きな社会的な力があって左右されるのみの人生とか、運命は決まっているとか、天命が決まっているという見方をしている場合もあります。そもそもそんなもの全てが作り物で嘘だ偽りだ、という見方もあります。

また、天体の位置によって、良い時期や悪い時期がある(時期や起きる意味を選べない)とか、環境に完全に支配されているという位置に居るのが人間だと言わんばかりに、この地球の大地に括られてのみ生きること、死んだ後のことは丸投げ状態で誰にもわからないことなのだと、端から決め込んでしまっているものも多いのが事実です。

ということは…
ええ、そうです。本当は違います。
違いますよ!

と、私は信じています。自由意志ですから信じた世界が発生すると考えてもいます。そうでもあれるけれど、そうでないあり方も選ぶことが出来る、選ぶという段階はあるのです。学び、知り、実践さえすれば、です。

天体の様々な働きを外側にしてしまって大きくしているままか、自分のものとして使っていこうとしているか、ということ(意思決定)が重要になってきます。

私たちは、自分の意思を持つことが重要となる存在です。社会的自我や社会的欲求だけが重要ということではありません。無自覚な、認識していない部分の自分というものをただ無自覚なままに当たり前のように放置するのではなく、自らの意思で出会っていこうとすること自体に「意識の学びの世界」では重点が置かれています。

例えば社会の枠の中で、自分の出生図の天体を外に預けてきてしまった「他者に投影される欲求や行動」を自分の方にひとつずつ取り戻していったなら、社会の最後の枠である「土星」に到着します。社会の最終到達地点を表わすこの土星力も獲得していきます。土星力って社会の中でのその人にとっての管理、維持、ルール意識、信じている常識という型、でもあります。
さらに外側に向っていくと、天王星、海王星、そして太陽系での10天体の中で一番外側にある枠である「冥王星」があります。
それはそこで終わりではなくさらに外側に向かって宇宙は広がって続いていきます。
ひとつずつを外側にあるものとして自分とは関係無いものとして認識したままでは無く、そもそも本当は自分の力なのだ、として認識して「月」以降のひとつずつの天体の力「水星、金星、太陽、火星、木星、土星)」を取り戻していったなら、すべては自分(カタチに無い大きな自分)が創造している宇宙なのだという話になっていきます。
さらに自分に縁のある恒星との繋がり、そしてその働きや意味ということが、やがてはとても重要になるという話になっていきます。

旅の手順としての出生図。それは宝の地図です。
まずは、自分の出生図から、その中にある10個の天体のひとつずつの惑星が象徴している「意味」を理解し獲得していくことで、忘れ去られていた自分の地上的可能性のひとつずつを取り戻していくこととなり、社会で自らの行動力として発揮し使うことが出来ます。
自分の出生図であるホロスコープは「地球上での私」という位置に限定された「宝の地図」です。これはすべての階層の「私」をカバーしているわけではありません。一部です。名前の付いた私が忘れ去っている「本性の私」の様々を思い出していくためのヒントが詰まっているとも言えるでしょう。だからこそ「本性の私」という自分を探しに行くために必要となる地球人としての自分専用の「旅の地図」であって、出生図は、与えられた運命や変えられない人生というものではありません。

天体のある場所だけでは無く、やがて出生図のひとつの円である360度の1度ずつの意味を知ることへと学びを広げていくことで、ものを見て考える視点が多角的に成長していきます。そしてまだ見ぬ次の段階へと向います。これは「サビアンシンボル」が大きく手助けしてくれます。1つのサイン(星座)は30度×12のサイン=360度の一度ずつに象徴文が当てはめられていて、ここでは1~30という数字にも意味があるということも見ていきます。
自分という存在は意識の世界ではらせん状に回転し続けていて、階層状になっていると考えます。


人生の中で大小シフトしていくためには「準備」というものが誰にでも必要です。説明もうまく出来ないような興味が湧いた時が、その時なのだと思います。タイミングが来ているのなら、なんらかの縁が続いて、大いなる自分に導かれてあなただけの旅が始まり、さらに進んでいくことでしょう。
これからの時代、私たちはもっともっと本当の自分である、より上位の大いなる生命力という自分自身という存在を取り戻していっていいのです。「忘却」から「思い出す」という流れへ。本性の自分に出会うために、すでに知っている世界からまだ知らぬ世界という、より外側へと船を漕ぎ出そう!
私たちがほんの一部を全部だと、人生だと勘違いして生きてきたとしたなら、私たちは閉じ込められたままの本当にまるで可能性だらけの存在なのです。
ふと見上げた流れゆく雲の形に何かを感じてしまったその心に、落ちている葉っぱのひとつとの出会いにハッとしてしまったその心に、そこにこそ貴重なあなただけの生命の物語のヒントがあるかもしれない。そんな小さな鍵との出会いをより見逃さぬよう、ひとつずつたぐり寄せるように本性の自分自身と出会っていくよう、ひとつずつを思い出して実感していく、そんな旅のお手伝いを今日もさせていただいています。



あなただけのこの人生の物語を紐解いて歩きましょう。
昼の地球で、夜の宇宙で、丸ごと一日どうぞよい旅を。
cafe prizm sanaでした。




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