見出し画像

シン・ファイナンシャルリテラシー

 とても暑いです💦 先週は東北地方へ出張していたのですが、東北ではないくらい無茶苦茶暑かったです💦💦
 今週はさらに暑くなったそうで福島県では40度を超える猛暑となったみたいです💦💦💦
 太平洋高気圧の威力が強すぎて台風の進路を遮り、Uターンするなど迷走している台風6号の進路も気になりますね🌪️
 自然にはまだまだ叶わないということでしょうね、きっと

さて、

今週はとある国会議員が投稿したSNSが炎上し、各方面の人から苦言なり助言なりが出ていますが、その中で「リテラシーがない」という発言も見受けられました。
 「リテラシー」という言葉はここ2、3年でよく聞かれるようになった言葉ですが、語源は「読み書きする能力」を意味する「Literacyリテラシー」と言われており、そこから派生して「ある特定分野に関する知識を理解して活用する能力」という意味で使われているそうです。
 巷でよく目にするお金の増やし方の本を何冊が読ましていただいたことがありますが、過去の結果だけを見て書かれた本も少なからずあることから、先ほどの「リテラシー」と掛け合わせたテーマとして、今回の週末noteを書かせていただきます。

今回のテーマは「ファイナンシャル・リテラシー」です!

▼お金の本質

 今回のテーマは、結構「お金」があると幸せになれると思い込んでいる人たちに向けて書かせていただいていますが、「お金=幸せ」という構図はあり得ないのです。
 冒頭からこんな挑発的な言葉をかけてしまいましたが、まずは池上彰さんの東洋経済さんで掲載された記事をご覧ください。

 こちらを読んでいただいたら「なるほど」と思われる方もおられると思います。日本人はいまだにお金を「貯める」ものと思い込んでいる人が多く、2022年9月末現在で個人金融資産の半分以上となる1,000兆円以上が預貯金されているそうです。

 預貯金は不測の事態に陥った時の保証という観点では、幾ばくかの預貯金は必要となりますが、預貯金をしているだけでは間接的に金融機関の経営支援にしかならず、それで経済が回ることがないのです。確かに将来有望な企業への投融資を金融機関が担っているといえば一見すると正しいような気もしますが、マイナス金利が続く中、先見の名がなければ貸し渋りとなるだけで、結局のところ、そういう企業などに投融資が行われることは考えにくいのです。
 それであれば、個人の預貯金を将来の日本企業の育成という観点で投資する方が日本でも海外でも活躍できるベンチャー産業が成長しますし、夢を叶えることができる基盤を整えることで未来の起業家たちもモチベーションを上げていくことができると思います。

預貯金より将来が有望視される企業への投資をする方が未来の日本を支えます

▼預貯金は安心・安定を保証しない

 お金があれば幸せになれるのかという問いにこんなデータがあります。

「年収800万円を超えると幸福度は上昇しなくなる」(橘玲著・ダイアモンドオンライン)より引用

 ノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学アンガス・ディートン教授の研究論文によりますと、一定以上の収入を得られるようになると当然ながらそれなりに責任がついてまわることになり、そのことがストレスへとつながることから幸福度の割合がそれほど増えなくなると言われています。最近ではこの反論の論文も出されているそうですが、何も考えずにお金を稼ぐことだけをもって幸せになるかというと、それにはやはり限界があると思います。
 お金の使い方もそうですが、貯めるためだけにお金を稼ぐのは自分本位の考え方であり、お金があったとしても将来が安定するとは限りません。
 事実、元本1,000万円を超える預金は現行の制度で保護されないという規定になっており、預けている金融機関が倒産すると1,000万円とその利息しか預金保険機構から補償してくれないのです。

 このことからも金融機関に預けているだけで安心という神話はあり得ないのです。

金融機関が破綻すると預貯金も一定額までしか補償されません

▼なんのために稼ぐのか?

 お金があってもそれは何のために使うのかがなければ、お金のためだけに働くという手段と目的が逆転してしまい、自分の人生をすり減らしてしまうだけのものになってしまします。
 時にはストレスから自分を解放するために、「自分へのご褒美」と称して、その瞬間だけ欲しいなと思ったものを買ってしまい、数回使っただけであとは使わない物が家の中に増え続けます。今は「メルカリ」や「ヤフオク」などのリユース商品を出品することも可能ですが、しかしながら金額とその買った物の価値が見合わないものを買ってしまい、ファイナンシャル・リテラシーも低下し続けます。
 将来も今のような稼ぎがあり、生活に困らないことが保証されているのであれば、経済への寄与という見方もできますが、コロナ禍の時期を経験されたことでお分かりのように、今の収入が将来も確実に保証するということは考えにくい世の中になってきています。
 それであれば「預貯金」が重要だろうと言われる方もおられるかもしれませんが、「預貯金」は金融機関のためにはなっても、経済のためにはなりません。
 そのためには応援したい企業などに投資や消費をする方が将来の日本のためにつながります。
 お金を稼ぐということを悪いと思われている人も多いですが、実はお金を使わないことの方が悪いのです。どんなにお金を預貯金しても、天国には持っていけません。逆にそのお金があることによって残された親族たちの要らぬいざこざを起こすことも往々にしてあるのです。とは言っても、無駄遣いを推奨しているわけではなく、価格に見合った価値のある物を見極める力、投資をするのに将来を期待できる企業などを見極める力を身につけていただきたいのです。
 また、お金を稼いだ人は「自分の実力だ」と思い込むのかもしれませんが、そのお金を出していただいた人がいるはずです。その方はあなたやあなたの商品・サービスを応援したいと思ってお金を出したのだから。。。

消費・投資はお金を出す人が応援する気持ちです

 過去4回noteを更新し、3回目までは順調に「スキ」をいただいてましたが、前回過去最低の「スキ」となりました😭
 みなさんの応援が、週末noteを続ける私のモチベーションですので、コソッとで結構です、「スキ」してくださいw


今後の活動の幅を広げたいので、よろしければ、あなたのサポートをお待ちしております。いただきましたサポートは、活動費として有意義に使わせていただきます<(_ _)>