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読書日記「コンサル1年目が学ぶこと」

コンサル1年目が学ぶことという本を読んだので、その要約を書いていきたいと思います。kindle unlimitedで読めるのでオススメです。

PREPで話す

ビジネスでは結論から話すことが重要と言われますよね。その型が「PREP」法です。

P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(結論の繰り返し)

なぜこの型が必要かと言うと、人が納得をする「言葉の型」はこのような構造でできているからです。

コミュニケーションの上で意識すべきこと

・Talk Straight
 端的に話す。言い訳はしない。

・数字とロジックで語る
 英語が話せれば、グローバルなビジネスができるわけではない。世界共通言語の数字とロジックがあれば、英語ができなくとも議論ができる。

・感情より論理を優先
 情に訴えるにはかなりの経験と実績が必要。何もないうちはとにかく論理で語ること。

・相手に合わせて話す
 まず相手は何も知らない前提で、相手の土俵(考え方、用語)に合わせた話し方をする。

相手の期待値を把握する

「ビジネスをする上で一番大事な物は何か?」と聞かれたら、なんと答えますか?本書では、以下のように書かれてました。

「相手の期待を超え続けること」

個人的には、これが一番心に刺さりました。自分の経験に照らし合わせても、ああそうだなと!ここでいう相手とは、社内の上司であり、お客さまであります。これを実践するためには、

「相手の期待の中身を把握する必要がある」

ということになります。これができていない人は求められてもいないことに時間を費やし、残業ばかりが増え、結局評価もされないということになります。

例えば、部下が上司から仕事を受ける際に、その期待値を推し量るためには以下を明確にすると良い。

1 その仕事の背景・目的
2 具体的な仕事の成果イメージ
3 クオリティ
4 優先順位

考え方を「考える」

いきなり作業に入るのではなく、まずは大きな設計図を示し、手順についての合意を得てから、手順に基づき、細部の作業に入るのが仕事を進め方です。

例えば、海外旅行先を決める場合、どのようなアプローチで旅行先を決定するか。その手順をまず考えるというのです。

ヨーロッパがいいなぁとかアジアがいいなぁとかではなく、

・取れる休暇日数、日程の合意をとる
・休暇日数内で行ける国を10個ほど挙げて、それぞれの国で何ができるかをリサーチ
・観光、グルメ、アクティビティ、費用の4つの尺度で評価する
・一番評価の高い国へ行くとする

といった具合にです。

ロジックツリーを使いこなす

ロジックツリーは最も基本的な問題解決手法です。ロジックツリーを使うことによって、全体を俯瞰して見て、重要な課題がわかるようになるため、意思決定のスピードが上がるというメリットがあります。

例えば、「痩せるにはどうするか」という問題に対して、

・サプリを飲む
・運動する
・ジムに通う
・糖質制限をする

といったことが問題解決ではありません。次のようなツリーをしっかり作ります。

■痩せるには

 ●カロリー摂取量を減らす
  ・口からの摂取量を減らす
  ・体内への吸収率を下げる

 ●体内の不要蓄積物を除去する
  ・脂肪を除去する
  ・脂肪以外の老廃物を除去する

 ●カロリー消費量を増やす
  ・カロリー放出量を増やす
  ・基礎代謝率を上げる

このようにツリーで分解した後に、それぞれについて数値分析を加えます。

数値分析をもとに、各項目の重みづけを行い、実際のアクションに落とし込む。

これがロジックツリーによる問題解決プロセスです。

ロジカルシンキングの基本

「事実」
「事実を受けての自分の解釈」
「推奨アクション」

この3つを混同せず、それぞれを明確にして示すことが重要!

仮説思考

ビジネス能力は、情報を得ることからでなく、得た情報から自分で考えることにより向上します。

例えば、「コロナ 禍において、飲食店が苦戦する中、スーパーマーケットは好調」みたいなニュースを見たときに、なぜスーパーは好調なのかを自分なりに仮説立てて考えを持っておくことが重要です。

このように普段から仮説を持っておくと、いざというときにすぐに答えをアウトプットすることができます。

自分の意見を持って情報に触れてはじめて学びとなる

読書術

効率的な読書法として、次のことは実践してみたいと思える内容でした。

・読書の目的を絞る、明確にする
・ウェブを検索するように目次ベースで該当箇所を拾い、重要な部分だけを読む
・なるべく多くの文献を広く浅く当たる

以上がこの本でとても心に刺さった部分でした。1年目社員ならずとも5年目も10年目も読んで振り返るには良い本だと思いました!


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