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Part2【白雪千夜】第2章の始まりと今後の予想

この記事について

本記事では2023年以降の白雪千夜の物語について、現時点での情報の整理と今後の予想を行う。
前回の記事『【解説】白雪千夜のこれまでとこれから』の続きとして書いているのでそちらも一読してくれるとありがたい。

前提として

白雪千夜の物語は「Drastic Melodyまで」と「[アマ・デトワールの烙印]以降から」という2つの段階に分けられると考えている。
Drastic Melodyが第1章の終わり、[アマ・デトワールの烙印]が第2章の始まりということだ。
本記事は[アマ・デトワールの烙印]から始まる第2章の展開を予想する。

第1章はどのような物語だったのか

詳細は前回の記事を見てもらいたいが、ここでも「第1章」のおさらいを行っておく。
「第1章」での出来事は大まかに4段階である。

  1. 幼い頃に両親を失い、他のものに対して無関心であろうとした。さらなる喪失を避けるためである。(アイドルになる前)

  2. 黒埼ちとせの意向でアイドルになる。(登場・Fascinate・白面の騎士)

  3. アイドルに対して希望を見出すようになる。(TRUE COLORS・Unlock Starbeat)

  4. アイドルになったことで、得たものを再び喪うことに対して恐れを見出す。「3」でアイドルに希望を見出していたため、後戻りはできないと悟る。(ひとり、時は過ぎて・君のステージ衣装、本当は…・Drastic Melody)

第2章の予測

結論として、「第2章」の白雪千夜の物語は「自分のやりたいことを見つける」物語になると予想する。

1.幕開け

フェス限[アマ・デトワールの烙印]
2022年8月登場

フェス限[アマ・デトワールの烙印]は2022年8月のフェスブラン限定として登場した。Drastic Melody以降初めてのカードである。
このカードは、「第2章」の始まりとして、「第1章」の問題に対する回答を示している。

「アマ・デトワール」はフランス語でamas d'etoilesと表記する。
amasが「星団」d'etoilesが「恒星」を意味する。
シンデレラガールズではしばしばアイドルのことを星に例えられる。このことから、星団をシンデレラガールズと捉えることができる。
「アマ・デトワールの烙印」とは星団の烙印、つまり白雪千夜がれっきとしたシンデレラガールズの一員であることから逃れられないことを意味していると解釈できる。
Drastic Melodyにおいてアイドルに対する強い反発を見せたところから、その裏返しとしてこのカードが存在すると考えてよいだろう。

「生きていくしか、ないのか」
「私は、生きる」

また、特訓エピソードでは「生きる」という結論を出しており、こちらもDrastic Melodyへの回答であることが分かる。

「入部するか否かを決めなければ…」
「何を描いていたのだろう。その頃の私は…」

特訓前は、美術部の仮入部状態と思われる様子が描かれている。
こちらも、表面上では美術部の入部だが、アイドルを続けるかどうかを考えていることの暗喩と読むことも可能だろう。

このように、フェス限[アマ・デトワールの烙印]は「第2章」の始まりとして象徴的なカードだといえる。

2.やりたいこと

「第2章」の主なテーマは「自分のやりたいことを見つける」物語である。
理由として、[アマ・デトワールの烙印]とIsoscelesのイベントコミュを例に挙げる。

[アマ・デトワールの烙印]特訓前

劇場ワイド560話
2022年12月16日のデレぽ
2022年9月のデレぽ

[アマ・デトワールの烙印]の劇場や特訓前、デレぽなどでは、描いている自身の絵がどうしてもちとせに似てしまうと書かれている。
これは「自分の内に描きたいものがない(表現したいものがない)」ことを示していると考えられる。
特訓前の様子にこのようなシチュエーションが用いられた理由でもあるだろう。

イベントコミュ『Isosceles』

イベントコミュ『Isosceles』では、千夜はゲストとして登場した。
1話ではバラエティ番組に出演させられており、プロデューサーに対する不満を露わにしている。
千夜は過去にも営業コミュでバラエティ番組に出演しており、そこでも変なことをさせられてその都度不満を口にしている。

Isosceles1話より
『可愛い動物ポーズ対決』をさせられた
営業コミュより
語尾に「ぴょん」を付けるルールがあるというちとせの嘘を簡単に信じた

これらはただのギャグパートと見ることが最も無難な見方である。
しかし、千夜が仕事に対して不満を見せるということは、やりたくないことがあることの証拠であり、裏を返せばどこかに自分のやりたいことがあるということでもある。
こちらも今後の伏線として控えておくには十分な事項である。

千夜は、仕事の内容はPに任せればいいという考え
美穂は、機会があるなら自分で仕事の内容を決めたいという考え

Isosceles1話の後半では、美穂と千夜の会話が見られる。
本イベントコミュは、美穂がフェアリーテイル・マイテイルとして仕事をしていくにあたって「やりたいこと」を考えていくところからストーリーが展開していく。

画像はその「やりたいこと」に対する両者の考え方が見られる。
千夜は、仕事の内容はプロデューサーに任せればよいという考えを示している。一方で美穂は、貴重な機会を最大限活かすためにやりたいことをできるだけやりたいという考えを示している。(さすがガルフロのオリメンである)

もし今後千夜がユニットで活動するイベントがあった場合、「やりたいこと」がストーリーの軸になる可能性は高いと見ている。
また、そこから発展して千夜自身の夢や目標に焦点が当てられていく展開も予想できる。

まとめ

白雪千夜の物語は、[アマ・デトワールの烙印]を起点に第2章に突入した。
第2章は千夜が自身の「やりたいこと」を見つけていく物語になる(シンデレラガールズらしく言えば「夢を見つける物語」)と予想する。
また、千夜は現時点でソロ曲が未発表である。Drastic Melodyが第1章の締めとして機能したなら、第2章の締めがソロになる可能性も併せてここに記しておく。発表は来年か再来年くらいだろうか。

今後も当ブログおよびTwitterでは白雪千夜の動向をチェックし、その都度考察を行っていく。
千夜のことが気になっているプロデューサーはぜひブログおよびTwitterのフォローをよろしくお願いします。


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