キャッシュレス化と政府・日銀の無能さ

こう👇なっているのは政府と日本銀行がアホand/orワルだから。

真の意味でのキャッシュレス化とは、👇の1~3のプロセスを手数料ゼロかニアゼロで電子化することだが、

  1. 買い手が自分の預金口座から現金を出金

  2. 買い手が売り手に現金を支払って決済完了

  3. 売り手が自分の預金口座に現金を入金

現在の日本における◯◯payなどのキャッシュレス決済サービスは似て非なるものなので、5年半前の記事👇にあるような小売店の負担が発生する。

日本国内に120万といわれる家族経営などの中小小売店では対応が進んでいない。決済額の3~5%ともいわれる高額な手数料や、入金まで時間がかかるため、運転資金に回せないといった「資金サイクル」の問題などのハードルが立ちはだかっているためだ。

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20181009/se1/00m/020/038000c

(クレジットカード、ICカード、バーコード・QRコードなどでの支払は、1~3のプロセスを業者が代行することを確定させただけなので、現金通貨の支払/受取という真の意味での「決済」は完了していない。)

では「真のキャッシュレス化」が技術的に実現困難なのかといえばそうではない。当noteで何度か紹介したブラジルの即時決済システムPixは導入から3年が経過し、世界で最も成功している真のキャッシュレス決済サービスとなっている。

小売企業が負担するピックスのコストは、各々の決済額の平均0.22%。これに対し、国際決済銀行(BIS)の論文によれば、ブラジルにおけるデビットカードの手数料は各売上高の1%以上、クレジットカードの手数料は同2.2%にも達することがあるという。

👇は1日のトランザクション数の最多更新が続いているという発表。

https://www.iima.or.jp/docs/newsletter/2024/nl2024.3.pdf

👆の最後に「中銀が手数料や稼働時間等において優位性のあるPixの導入を主導したことについて 民業圧迫を懸念する向きもあるが」とあるが、日本で政府・日銀が日本版Pix導入に向けて動く気配がないのは、

  • 民業圧迫と批判されるのを恐れて

  • サービスを提供する大手企業への利益誘導

  • そもそも考え付いていない

のどれかが理由ではないかと思われる。デジタル庁を発足させた日本だが、DXも無能and/or利権に歪められてしまったようである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?