人口減少と革新の鈍化

この👇記事の内容からはズレるが、日本経済のinnovativeでなくなってきた根本には人口減少がある。

この👇タイトルの通りで後知恵になるのだが、

この👇ような楽観的予測が外れたのは、

設備投資や技術開発、(本来の意味での)イノベーションが活発になるのは、市場が拡大する→自社の事業が拡大するという見通しがある状況であり、市場が拡大しない/縮小に向かう予測されている状況では、中央銀行が利下げしても、政府が革新を奨励してもほとんど効果がないからである。

自国の人口が減少しても人口増加中の他国の市場を当にできるヨーロッパの小国とは異なり、日本は比較的「閉じた経済」の大国なので、人口減少→革新の鈍化→停滞が早くに現実化したわけである。

敗戦から1990年初頭までがイケイケの戦国時代だったとすると、1990年代半ばからは江戸時代のモードに変わったという感じである。この変化を別の角度から見れば、高齢化が進んだ=老化したために新奇なことへの関心・情熱が低下したということになる。

補足

構造改革や菅直人政権、アベノミクスでは、企業のグローバル化を促進して国内市場の縮小を海外市場の拡大で相殺し、日本経済の活性化につなげることが企図されたが、その主役となるレベルが高いG型企業が日本市場を軽視するようになり、国内が空洞化するという目論見とは逆の結果になってしまった。

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