フォレストガンプを観た。ネタバレあり。2024/05/11開始

昨日、金曜日、2024/05/10に、フォレストガンプを観た。公開から長い年月が経過していることもあり、ネタバレありで書いていく。

公開年はいつだろうか?

一言で言えば、フォレストが走り続ける映画だ。

陸軍から退役を命じられたフォレストは、エビのビジネスで成功して、ババガンプシュリンプというレストランを作って、フォレストは大金持ちになった。

母親が病気になり、母親が死に、フォレストは、芝生を車のような機械で刈るという仕事に就く。

一方のジェニーは、今までも高い所から飛び降りて死のうとしたていたが、薬漬けの生活に嫌気がさし、本気で飛び降り自殺をしようとする。でも、やっぱり死ねない。

ちなみに、飛び降りる描写と、鳥に助けられるシークエンスと、鳥の羽が空から降ってくることは、関係があるのだろう。

フォレストは、ジェニーとの再会をずっと待ち、ある日、ジェニーがフォレストの家にやってくる。
ついにジェニーと再会したのだ。

大人の豆と人参の生活が始まって、ようやく身体の関係になった翌日に、ジェニーは家を出てしまう。フォレストが寝ている間に。

なぜか。突然過ぎる別れ。何も言葉を残さず、卓球のラケットとフォレストからヒッピー時代にもらった勲章を木の机に残して。

フォレストは、居ても立っても居られなくなり、走り出す。3年間以上もだ。フォレストは、単に走りたかっただけなのだ。
走らなくても良い日は、突然訪れる。その日が訪れるまで、待つのだ。
なぜフォレストは、走るのを突然、止めたのか?

走る走る走る。自然を観ることが目的ではない。
でも、私たちは、自然に美を感じる。

ウェイトレス(?)として働いていたジェニーは、フォレストが走り続けていることに、テレビでたまたま気付いた。

ジェニーは、フォレストに手紙を書く。

フォレストは、ジェニーを訪ねる。バス停は、ジェニーの今の家の最寄りのバス停だった。フォレストは、嬉しさのあまりだろうか、バス停のベンチに居合わせた人に、今までの人生を語り続けていたのだ。おしゃべりが好きなフォレスト。

フォレストは、ジェニーに久しぶりに再会し、ジェニーに子供がいることが分かり、少し落胆する。が、その直後に、ジェニーの子供が、フォレストの子供であることが分かる。

ジェニーが、妊娠に気づいた時、どんな想いだったのだろう。産もうと決意した時、どんな考えが思い浮かんだんだろうか。なぜフォレストに、妊娠したことを、ジェニーは告げなかったのだろうか。

でも、そんな幸せな時間は長くは続かない。ジェニーは感染病だと分かり、すぐに死んでしまう。

もちろん、善良な行いだった人が長生きで、善良な行いではなかった人が短命だと描きたい訳ではないだろう。

優しい心をもったジェニー。ジェニーは、幼少期に父親から乱暴をされていたこともあり、男の乱暴にも耐えてしまうのだろうか。

フォレストガンプは、今・ここを一生懸命に生きるという映画だ。特に目的もなく。
言われたとおりに動く。一人の人を愛し続ける。

なかなかそうはできないことを、フォレストはいとも簡単にやってのける。

馬鹿正直に生きる。馬鹿正直に人の言葉を信じる。そんな生き方をしても良いのでは、と思える、そんな映画だ。

でも、理不尽さは残る。フォレストのように、無私の心で生きて、本当に自分は幸せになれるのだろうか。きっと、映画と現実は異なる。

男性からすると、子供を作ろうとしてくれ、作ってくれることを幸せの一つの象徴だと、この映画では暗に訴えている。

女性からすると、子供が生まれてくることが幸せであると、この映画では訴えてくる。

なぜフォレスト・ガンプはヒットしたのだろうか?

なぜフォレスト・ガンプは、人の心に残る名作と言われるのだろうか?

私たちは、何のために走るのだろうか?

キーアイテム、それは手紙

手紙が一つのキーアイテムになっている。フォレストはベトナムから手紙を書き続けるが、ジェニーの住所は変わっていて、届かない。届いても読まれないのではなく、そもそも届かないのだ。

フォレストは、ジェニーだけではなく、ダン少尉にも手紙を書いていた。エビ漁をするための船を買った直後にだ。

名言

Life was like a box of chocolates. You never know what you’re gonna get.
(人生はチョコレートの箱のよう。開けてみるまで何が入っているかわからない。 )

Best friend ain’t something you can fine just around the corner.
(親友はその辺の角を曲がったら見つかるようなものじゃない。)

Well I haven’t believe. You make your own destiny. You have to do the best with what God gave you.
(運命は自分で作っていくもの。神様が与えてくれたもので、ベストを尽くさないといけないわ)

ママがいつも言ってた、奇跡は毎日起きるんだよって。 そう思っていない人もいるけど、本当に起きているんだよ。

とにかくさっきも言ったように、走る仲間はいっぱい居た。ママがいつも言ってたけど前へ進まなくちゃいけない時は、過去を置いて行けって。僕が走り始めたのは、そのためだったと思う。走り始めてから、
3年と2カ月と14日16時間が経っていた。

以上


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