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心の構成要素【知・情・意】


正しい「知」のバランスを知る

人間力と知情意3

今のi日本の社会生活環境は、
古からの賢人や成功者の書かれた
自己啓発に関する様々な本や多くの
成功経験者のビジネス本を読み、
セミナーや講座などに自主的に
参加する機会が多くなりました。

数多くの書や学びの場で、
仁は「思い遣り」、
「謙虚さ」は素直な態度、
「感謝」はありがとうの気持ち、
「誠実さ」は正直で偽りのない、
と言ったことが書かれ、先人達や
偉人から学ぶことが出来ます。

でも、現実として夫々の語彙を
解ったつもりになり聞き流して
いるのではないでしょうか?

実際に、
この一つひとつの語彙を確り理解
していたら、啓蒙書やビジネス本、
セミナー、 講座、研修での受止め
方や理解度もより一層増すのでは
ないかと考えます。

例えば私の場合、
現場優先で知識の乏しかった私は、
「思いやり・誠実・謙虚・感謝・
 敬意・立場転換」などと言うこと
を何となく解っていると錯覚した
ままで人生の後半まで生きて来て
しまいました。

ところが、
何気なく部下から訊ねられた一言、
「思いやりってどんなこと?」
の質問いに答える為に色々な方向
から学ぶプロセスに於いて、その
一つひとつのことを知る大切さに
気付きました。

ましてや、
それが「心の基礎体力」の原点、
人間の心を形成する源(元点)と言う
知・情・意と言われていることだと
微塵も気が付きませんでした。

それを学び知り得たことで、
様々な人物や事象が理解が
出来るように成れたのも事実です。

この【知・情・意】は、
予期せぬ想定外の何らかことが起きた時に、
平然と人(相手)や物事(事象)に立ち向かえ、
対応・対処の出来る心(意識・気持ち)と、
その能力のバロメーターであると解します。

【知】テクニカルスキル


    は以下のようなことです。
・知識とか知性などに相当する領域
・知っているか、知らないのか?の自覚
・出来るのか、出来ないのか?の認識
・スキルやテクニック、
・知識を現実の社会生活に活かせるか?の可否

この「技」と言われるテクニックやスキル
とい言われる資格ばかりに意識が向いてしまい、
夫々を生かす元となる人としての
「思いやり・感謝・誠実さ」などの
人の「心」に関する知識が不足し、
「技」が先走りそれを具体的に表わす
[体]が伴っていないのが現状です。
即ち、「心・技・体」のバランス
が崩れていると言うことです。

20世紀までは、
このような「心の基礎体力」
を人や親の「背中」を
見ながら身に着けてきました。

現在のように情報が溢れている社会では、
目先・目の前の様々な情報に振り回され、
自分自身と「向き合う」ことさえ疎かになり、
その結果、如何に世渡りを上手にして行くか、
と言う対人関係力(コミュニケーション)に目が向き、
人として必要とされ大切な心の基礎である
「心の基礎体力」=EQに意識が
向いていないと思われます。

即ち、[心・技・体]の[技]
=【知】の中のスキル(能力)やテクニック
(技)の知識ばかりに意識が向き、
それを生かすための知識が不足し、
[体]が伴わず頭でっかちになって
しまっているのではないかと思います。

私達は、震災復興や2050年問題
と言われている「ジャパンシンドローム」
に対処するためにも 様々な素晴らしい環境が
齎されている現在社会に於いて、
この【知】を生かす方程式を解く学び、
即ち上記した「思いやり・誠実・謙虚」
「感謝・立場転換・敬意表現」などの
知識を、先ず身に着ける必要があると
感じています。

この人間の原点に立ち戻ることにより、
ひとり一人の心に齎されるもの(知識)は
計り知れません。

少しでも多くの大人が直ぐに
この心の基礎体力≒非認知能力創りに
取組まれることをお薦めします。

その結果として、
心豊かな人間形成に成るばかりか、
自殺、いじめ、犯罪の予防などに
繋がります。

【知の熟語】

※以下、学びのメモより転載

💠知識
知識(ちしき)とは、
事実や情報、技能、理解などを
獲得し、記憶し、適用する能力を
指す言葉である。
これは個々の経験や学習により得られ、
人間の思考や行動に影響を与える。
知識は、経験的知識、科学的知識、
直感的知識、哲学的知識など、
多様な形で存在する

💠知恵
物事の道理を判断し
処理していく心の働き。
物事の筋道を立て、計画し、
正しく処理していく能力。
「—を借りる」「生活の—」

💠智慧 仏語。
相対世界に向かう働きの智と、
悟りを導く精神作用の慧。
物事をありのままに把握し、
真理を見極める認識力。

💠知見
知識や見識などのこと。
物事についてよく知り、
よく理解すること。
とりわけ、
見聞によって得られた知識のこと。
「知見」の語は、
「専門家の知見」と言う用い方で
用いられることもあるが、
「知見を得る」又は「知見を広げる」
という言い回しで用いる場合が多い。
知見の語は名詞として用いられるが、
「知見」には「見て知る」の意味合いも
ありこの意味において「知見する」と
言うような動詞の用法で用いられる。

但し今日の一般的な文脈では
「知見する」という動詞の用法が
用いられることは稀といえる。

「知見」の語義には「見る」「見聞する」
と言う体験のニュアンスが含まれる
と言い得る。

とはいえ、現場以外で得た情報
例えば書物を通じて学んだ知識や、
人づてに聞いた話ウェブ上で得た
(情報)などは「知見」に該当しない、
とまでは言いがたい。

「知見」に似た語に「知識」や「見識」
と言う語がある。

あえて比較対象するなら、
「知見」には体験・経験を経て知った
ことという意味合いを含み、
知識」は
「知っていること」
「よく知っていること」
という点に特に焦点を当てており、
「見識」は知識と共に見解や判断、
見通す力を持ち合わせていると
言う意味合いを多分に含む。

💠知徳
知恵と人徳。学識と徳行。
「—をそなえる」
智徳-仏語。仏の三徳の一。
仏が智慧(ちえ)によって一切の
ものを照らし見通す徳。

💠知得
知ること。知り得ること。
「職務上—した秘密」

💠体得
体験を通して知ること。
理解して自分のものにすること。
「技を—する」

【情】:ヒューマンスキル


🔻感情とか人情などに相当する領域。
🔻自己の感情や好みを如何に自制
 コントロールし社会に適合し得るか?
 の可否
🔻どれだけ多くの人と関わったか?
 或は深く付き合ったか?の多小
🔻冷静であれば自覚でき、
 身体にも反応が出易く激しい怒りや
 凄く落ち込むと見失うものです。

人間関係力に関する情報は、
ネット・本でテクニック盛り沢山です。  

その有り余る情報を自分に合わせて
選別し、如何に上手く使い対人関係
に活かすかです。

忘れてはならないのは、
【情】の豊かな人としての個性(感性)
が有るか、否かです。

【意】:コンセプチャルスキル

🔻意志とか意図などに相当する領域
🔻自分の明確な意思を表現し、
 実社会の人間関係に
 通用させられるか?の可否

自らの「意」と言われる将来に
向けての意思や意図を確認するのは、  
現在や将来で過去を振り返った時、
初めて自分で確認理解出来るものです。

偉人、賢人、先達が記した生き方に
直接関わる新旧の書物を読み込むこと。

自らの「意」と言われる将来に
向けての意思や意図を確認する
のは、 現在や将来で過去を振り
返った時、初めて自分で確認、
理解出来るものです。

偉人、賢人、先達が記した在り方
生き方に直接関わる新旧の書物を
読み込むことが肝要です。

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