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コミュニケーションの源『共感・洞察・信頼』

対人関係上の信頼と共感・洞察


以下は、
今日迄、生かされ生きて来られた
数知れない出会いの実体験から知り
心の学びを得たことです。

面識のない見知らぬ人と出会い、
何らかの挨拶や会話を交わし合った時、
こちらへのアイコンタクトをせずに、
初めから愛想が良く、作り笑顔をする人、
話しを何でも「確かに、そうだ、成程」など
と肯定、安易に受入れ共感する人に会したら、
気をつけた方が良い場合が多いと思います。

調子の良い会話内容や安易に妥協する人
の話は半分聞き流す気持ちで相対した方
が無難であると実感しました。

触れ合う初めから馴れ馴れしい態度で
優しく作り笑顔で接してくる人とは、
間を置いた方が身の為とも体験しました。

また、
何の返事をせずにただ笑いで曖昧にし、
己の意志を明確にせず、ごまかす人も
同様と数え切れない触合いで感じました。

それと同時に、会話している中で、
とっさに出る無意識の言葉・態度
(姿勢・目線・表情)に発した人の本音
(心)が出易いものであると心得て置く
ことも、相手を洞察するために必要です。

大切なのは心と身体の姿勢がこちらに
正対している否かを会話で掴み取ること。

また、自分のことを話す時
「私が・自分が・俺が」と、
が(我)を多く使う方も要注意です。
(下図)

我と和・輪

このような言葉をよく使う方は、
相手の言葉や心を受容することよりも
自己顕示が強い人に多く見られます。

そして、
人の噂話や陰口にその人の心=本音が
表れ易いと認識しておくことも必要です。

このような人は、
自分の発した言葉の大切さ(=重さ)を弁えず、
自ら発した言葉がいつの日か己に返ってくる、
と言うことを気付かず知らないのです。

顔つきや表情は、
人物(人柄)が顔に出る」が如くその人の
人生経験とその時の心が表れ易いものです。

このような人達に共通しているのは、
保身・利己自利を優先し、自ら心を開き相手を
受容れる活動「自己開示」を苦手にしている人です。

一方、
初めは無愛想でも厳しく接してくる人を、
感情的になり心外だと悪く思わないように
心掛けることも忘れてはならないことです。

嫌いな人は運命の人

この意識を言い表す
嫌いな人は運命の人
と言う語もあると教えられました。

以外と嫌いな人その人から、
自分の未だ知らない自分のことを
学べる場合や付き合う内に生涯の友
となる場合が少なからずあります。

上記したこのようなことは、
一対一の対話の場で成立することが多く、
知人や第三者が介入している場合は、
当て嵌らないことが多いと思われます。

出会った人の心やその位置を察知する
最初のステップは人として先ず、認知する
承認活動】であり、次に受容し、
そして敬意を示し、続いてする共感は、
一般用語で言えば「思い遣り」を意味し、
人助けをする時に、助けようと意識する
行動をとるキッカケとなる感情を言います。

これを備えるためには、他人の感情を
正しく推し量ることが必要です。

但し、共感の度合いは
ただ高ければ良いと言うものでなく、
親しい家族や親友など身近な人に
対する思い遣りの気持ちが強く現れ、
それ以外無関係な人に対しては
冷たくしがちになるものです。
この思い遣りの気持ちを出来る限り
平らに分け与えることが求められます。

例えば、
共感が友情と信頼を生み出す第一歩です。
「共感」は、周りの人の意見、
 感情、立場、気持ちに対して
「その通りだ!」と素早く感じ取る
 人独自の感性のスキルの一つです。

共感する時、
心得て置きたいのは表面的な「知る
ではなく内面から理解する「」である
と言うことを理解しておきましょう。

📚辞書検索-広辞苑

📖知る
 ある現象・状態を広く隅々まで
 自分のものとする意。
 ①物事の内容を理解する。
 わきまえる。悟る。
 ②見分ける。識別する。
 ③ある事柄の存在を認める。認識する。
 ④ある事柄のおこることをさとる。
  推知する。予見する。
 ⑤経験する。
 ⑥かかわりを持つ。関知する。
 ⑦(打消の形で)できない、不可能の意。
 ⑧(打消の形で)一切それをしないの意。

📖
①物事を理解し、是非・善悪を弁別する心の作用。
②はかりごと。「―をめぐらす」
③仏教では多く「知」は一般の
 分別・判断・認識の作用、
 「智」は高次の宗教的叡知の意味に用いる。

出典-広辞苑

また、共感は、共有と異なり、
理解はしても、感情的になり
巻き込まれないことが肝要です。

その心の活動が自らの察知・洞察
スキルになり得ると心得ましょう。

信頼関係は、
互いが受入れ合い、共感共有し合う
心の活動があってこそ成り立ちます。

このように、
共感・信頼・洞察」は夫々が
互いに繋がり合っている語です。

観察~洞察-心の要素

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