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野中郁次郎先生を学ぶ

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タイトル通りです。読んだ本や、SECIモデルに関するお話などに関するアウトプット記録を束ねています。
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OODAってなんだろう?

OODA、近年よく目にするようになったのですが、 自分の中ではあまりうまく咀嚼できないまま、時間だけが過ぎていました。 野中郁次郎先生の書籍を読むことで、 自分の中で少し咀嚼できた部分ができてきたので、ここでまとめて見ることとします。 OODAってなんだろう? OODAループについて、Wikipediaには以下のように記載されている。 自分がよく目にするOODAのイメージは ・PDCA(Plan Do Check Act)の比較として(そしてOODAがいいぞ!) ・組

野中先生の本を読んでいる

2021年、野中先生の大ファンとなってスタートしているのですが、 1冊の情報量に圧倒されているうちに時間がすぎてしまっているため、 ここで少し記録を残しておこうと思います。 はじめにRSGT2021のクロージングキーノートが野中先生ということに大いなる期待を抱き、年末年始で2冊の本を読みました。 なぜ読もうと思ったのか?実は、あらかじめ予習しようと思っていたわけではなく、 どなたかのFacebookで新装版の画像をみたのがきっかけでした。 元の書籍は、年月を経ているとか

『失敗の本質』を読んだ

長らく積読になってしまっていた、 野中先生の『失敗の本質』。 「本質」はやはり普遍的なのだろうか。 1984年という、自分が生まれる前に公開された本から、 非常に多くのことを教えてもらった。 たくさんの人がお薦めしている理由も、 このコロナ禍でも読まれたり話題になったりするのも理解できた。 本自体は、 前半の事件(戦争中の6つの作戦事例)パートと、 後半の失敗分析パートとの、 大きく二つに分かれている。 後半パートから読み始めても、この本からの学びは十分得られるかもし

オンラインコミュニケーションでも生まれる暗黙知の共有とSECIモデル

(ヘッダー画像は https://www.slideshare.net/guest6c632e/ss-3730097から引用) 野中郁次郎先生のSECIモデルでは、暗黙知の共有は、私とあなたが同じ体験をする、理解できるまで同じ空間で過ごす、といった、対面要素が強い事例が多いと理解しています。 オンラインカンファレンスにおける暗黙知の共有については、こちらにも素敵な考察があるので、ぜひご参照いただけたらと思います。 ここからは、 ・オンラインコミュニティでSECIモデル