「佐藤卓TSDO展〈 in LIFE 〉」に行ってきました
2022年6月30日までギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催中の「佐藤卓TSDO展〈 in LIFE 〉」に行ってきました。
地下1階のスペースには、佐藤卓さんが主宰するデザイン会社・TSDOによるクライアントワークの数々が紹介されています。
そこには佐藤卓さんのコメントが添えられているのですが、このコメントがとても印象的でした。佐藤卓さんがデザインをする上で思っていること・考えていることが書かれており、まさに「佐藤卓デザイン講義」のような感じでした。
せっかくなので、3つほどピックアップさせていただきます↓
この佐藤卓さんのコメントだけでも読み応えがありますが、実際の商品・プロダクトも展示されているので、これらを見ているだけでも楽しくなってきます。
1階には「おいしい牛乳」や「キシリトールガム」など佐藤卓さんが関わったワークをモチーフにした作品が展示されています。社会の問題と向き合った作品もあれば、シンプルにかっこいい見せ方に捉えなおした作品もあります。
このフロアは「デザインをもっと身近なものにしたい」という佐藤卓さんの想いが詰まっている空間なのだと解釈しました。
「デザインは課題解決」と言われますが、それだけではなく「なんかかっこいい!」「テンションあがる!」「写真におさめたい!」もデザインが持っている要素であると。来る人がパシャパシャ写真を撮る体験も、ひとつのデザインなのだと感じました。
ギンザ・グラフィック・ギャラリーの隣「メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド(MMM)」では、佐藤卓さんのスケッチの展示もおこなわれています。
ただのスケッチではなく、それぞれのマーク・CIが誕生するに至るまでの試行錯誤が見える展示になっています。
佐藤卓さんが「なぜスケッチを小さく描いているのか」についても言及されています。ここにも佐藤卓デザイン論が!
ギャラリーの道路に面したガラスには、このようなメッセージが書かれています。
デザインに関わる仕事をしている人・デザインに関心がある人はもちろん、たまたま銀座を歩いていて通りかかった人も、みんなが楽しめる展示会になっています。
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