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【経絡治療からみた傷寒論②】平脉法第二

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『週刊にしずかラボ』連載中の『経絡治療からみた傷寒論』から 『平脉法第二』をまとめました。
『傷寒論』は急性熱病の治療書で、病の変遷が書かれています。 その理論の中核をなすのは、「三陽三陰」… もっと詳しく
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2018年6月の記事一覧

平脉法第二 15

問曰.脈有相乗.有縱有横.有逆有順.何謂也. 師曰.水行乗火.金行乗木.名曰縱.火行乗水.木行乗金.名曰横. 水行乗金.火行乗木.名曰逆.金行乗水.木行乗火.名曰順也. 〈ポイント〉・五行の相関関係

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平脉法第二 16

問曰.脈有殘賊.何謂也. 師曰.脈有弦緊浮滑沈濇.此六脈名曰殘賊.能為諸脈作病也. 〈ポイント〉・脈に病気が現れる。

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平脉法第二 17

問曰.脈有災怪.何謂也. 師曰.仮令人病.脈得太陽.与形証相応.因為作湯.比還送湯.如食頃.病人乃大吐.若下利.腹中痛. 師曰.我前来不見此証.今乃変異.是名災怪. 又問曰.何縁作此吐利. 答曰.或有舊時服薬.今乃発作.故為災怪耳. 〈ポイント〉・脈診で読み取れないものもあり、それを「災怪」という

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平脉法第二 18

問曰.東方肝脈.其形何似. 師曰.肝者木也.名厥陰.其脈微弦軟弱而長.是肝脈也.肝病自得軟弱者.癒也.仮令得純弦脈者死. 何以知之. 以其脈如弦直.此是肝蔵傷.故知死也. 〈ポイント〉・肝の平脈と病脈

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