誰がお前の葬式に行くんだよ=あなたの提供した相対的な価値について考える

私がnoteの記事を構想するのに使ったペン、10万で買ってと言われて誰が買ってくれるでしょうね。

でもそういう押し売りをする人が世の中にはたくさんいますよね。
物の売り買いだけの話じゃないです。


現実

例えば同僚が病気で入院したとします。退院したあとになんで見舞いに来なかったんだ、と言ってきたとします。

言われた方は目が点になります。「なんであなたの見舞いにいかないといけないんですか?」なんて言えるはずもなく、「あ、はいすいません、、、」と返します。

でもそんなこと言ってくる人に時間とお金を払ってお見舞いなんかしたくありません。

例えば上司の勘違いで叱られているひとに対して、ちょっと気を使って「大丈夫?」と声を掛けるにしたって、誰かの結婚に「おめでとう!」と言ってあげるのだって、飲みに誘われて「いいね、行こう!」と言うのだって、まったくのコスト0というわけにはいかないんですね。

ここまでが嫌な話です。
明るい話もしましょう。

理想

何をするにもコスト0にはいかないという話ですが、それは何も押し売りに対して買わされる場合に限った話じゃないんです。

ただ生きているだけでコストが発生しているんですね。
先程のお見舞いに来てもらえなかった人は、どうすればたくさんの人からお見舞いに来てもらえたでしょうか?

この人はきっと、そもそも関係のある人なら来るのが礼儀だという常識の中で生きているかもしれません。あるいは本当にお見舞いに来てもらえるだけの価値提供をしたと思っているかもしれません。

そのような常識の中で育っていたとしても、言い方について間違えれば他人が不快になるという常識がわからなかったのです。つまり何か発言するたびに誰かにとっての不快というコストを自覚なく押し付けているということに気づいていないのです。

または、日々の行いの中で、誰かのためにと思ってやってきたことが、実はニーズを満たしていないことだったのかもしれませんね。自分がコストを払って行ってきた行為が、誰かにとっての利益になっていないことに気づいていないのです。

とはいえ、あなたがそれに対してプンスカして、その人が変わるでしょうか?
あんまりいいイメージは見えませんよね。

そんなことよりも現実を正しく見ましょう。押し売りする人は、必ずどこかにいるのです。それはもう当たり前にいるものなんです。あなたが間違いを犯したことが一度や二度ですまないようにです。

誰にとっても気づいてほしい事実があります。人間の価値についてです。生きているということは3つの商品を売り歩いているということなんです。

  • 思い

  • 言葉

  • 行い

これらが人間の商品です。あなたの持っている物質はこれらの結果として媒介される形態にすぎないのです。

ネガティブに生きている人とすすんで一緒にいたいという人は多くはないでしょう。
その思いが今度は発言になって、後ろ向きなことを言ってばかりいる人と一緒にいたいという人は多くはないでしょう。
言うだけじゃなくて、なんの生産性もなくぐーたらしてばかりいる人と一緒にいたいという人は多くはないでしょう。

なんとなく理解できたら、更に深堀りしていきましょう。
ひとはどんなひとと一緒にいたくないかです。

思いについて

  • 自分の欲望とうまく付き合えない人

  • 自分の嫌悪感とうまく付き合えない人

  • 自分と自分の好きな人だけを優先する人

言葉について

  • 嘘や間違ったことばかりを言う人

  • 陰口や人を選んで違うことを言う人

  • 傷つけることや汚いことばかりを言う人

  • 噂話やきれいごと、おべっかばかりを言う人

行いについて

  • 暴力をする人

  • 盗む人

  • 無責任な人

このような人たちは、共存するには莫大なコストがかかるのです。
改めて常識と言われる規範を洗い出すとこうなるはずです。

これ以外の常識は、言ってしまえばある程度共通するコミュニティのなかの人たちの間で勝手に決まってしまったことでしかないのです。

では、どのようなひとと一緒にいたいとおもいますか?

実はこれらのことをしないだけでいいのです。
そうすればあなたのすることは、たいていの人にとって好都合なのです。利益なのです。

それでは具体的な言葉で、一応書き出してみましょうか。

思い

  • つつしみ深い人

  • ゆるしてくれる人

  • 献身的な人

言葉

  • 真実を言う人

  • 相手に直接言える人

  • きれいな言葉で仲良く話せる人

  • 大事なことと、その意味を伝える人

行い

  • 人や生き物に優しくする人

  • 与えられた環境で満足する人

  • 愛情と責任感を持つ人

このような人は生きているだけで立派な価値を提供しているのです。

手段

だから、現実に自分が嫌な思いをしないで済むためには、、、

お見舞いにいかなかったときに、ちくちく言われたとしても、「悲しい思いをさせてしまってごめんなさい。今度快気祝いをみんなでしましょうね!」くらい言えれば誰も傷つけることなく、前向きな空気になるでしょう。

いつでもそうやって前向きに考えて、前向きに発言して、前向きに行動できる人が、生きているだけで誰かのためになるんですね。

誰かのためになる人の人生は充実していきます。
誰かのためになる人がピンチのときに、誰かが助けてくれます。
誰かのためになる人の葬式なら、たくさんの人が来てくれます。

誰かに提供した思い、言葉、行いがあなたの価値です。あなたのためにお返ししてくれたなら、それはあなたが提供した価値なのです。

そこで自分勝手になって価値を下げずに、いつも誰かのために価値を提供するのです。

心のなかで自分のお葬式を開いてみてください。誰が来てくれるかな。そうやって自分の価値について考えてみることもできそうですね。

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