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ラブ・ユアセルフ〜カタカナだとちょっとダサい。


 こんにちは。多くの人は今日が仕事納めになるのかな。今年も一年お疲れさまでした。お正月含め1週間と短いですが、ゆっくり休んで過ごしてくださいね。
 まだ働くよっていう方。僕も一緒です。最後まで働いてやり切った状態で新年迎えましょうね。きっと気持ちよく一年を振り返ることができると思います。

 自己紹介が遅れました。岩上魁星です。

 カメラを始めてから半年が経った。その間とったフィルムは未現像のものも併せて21本。多いのか少ないのかわからないけど、昨今のフィルム高騰の中よく頑張った方だと思う。枚数にして756枚。連写とかしてないから一枚一枚が違う写真。

 撮りはじめた頃はシャッターを切るのがドキドキで不安で、でもそれが新鮮で楽しかったのを覚えている。いちはやく現像から帰ってきたものがみたくて割高だけど即日現像をお願いしていたな。家まで飛んで帰るとクリスマスプレゼントをあける子供みたいに目を輝かせながらフィルムを取り出していた。

 今も楽しいんだよ。シャッターを切る瞬間は背筋が自然と伸びるような心持ちになるし、おかげでその瞬間と真剣に向き合っているんだって実感できる。連写はできない分逃してきたシャッターチャンスも数知れず。ただ撮った画はどれも僕のお気に入りだ。ある程度こんな写りかなって想像しながらとって正しく収めれたときの高揚感。偶然の産物も紛れていてそれがまた楽しい。

 今の時代 SNSで共有するのが当たり前で、御多分に洩れず僕もSNSに投稿している。やっぱり褒めてもらえたらとても嬉しいし、僕は自分の画が好きだからもっとみんなに知ってほしい、共感してくれる人が増えてほしいと思っている。
 ただ世界には僕よりすごい画を撮る方が沢山いて、僕よりfollowerの多い方も沢山いて、僕よりフィルム熱の凄いかたもそれはもう沢山いる。
 つまりは大海を知ってしまったんだよ。

 「初心を忘れるべからず」という言葉は「驕るな、謙虚であれ」といった意味合いで用いられることのほうが多い。けれど「始めた頃の自己満足的な純度の高い楽しさや喜びを忘れるな」という意味も持ち合わせているのかなと最近思った。
 いつも僕は大海を知ると急激に冷めてしまう傾向があるのだけどそれは「初心」を忘れているからだ。僕はなんのために写真を撮っているのだろう。ひいてはなんのために生きているのだろう。答えはもう出ている。自分が満足するためだ。

 それならば、世界に惑わされることなく自分自身の為にシャッターを切っていきたいと思う。かの有名なソールライターも何万枚もの未発表のネガが死後見つかったらしい。詳しいことはわからないので憶測にはなるけれど、少なくとも彼は初心を忘れず楽しんでいたに違いない。

 僕はそうありたい。

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