公立学校は大丈夫? 疲弊する現場、教員試験の倍率も低下 「民間に就職していれば……」
個別指導塾を経営・運営する中で1500人をサポートした、プロ家庭教師の妻鹿潤です。職業柄、教育委員会や学校の先生と意見を交わす機会が多いですが、公立学校の先生の労働環境は壮絶と言わざるを得ません。
教員勤務実態調査(2016年実施)によると、「週60時間以上」働いていた教諭は小学校で33.5%、中学校では57.7%に達していました。週60時間の労働を続けていれば、いわゆる「過労死ライン」を超えてしまいます。この数字には「自宅へ持ち帰った仕事の時間」は含まれていないので、実態