金持ち父さん:キャッシュフロー・クワドラント
クワドラントとは、金持ち父さんのお金の法則の基本となる考え方が「quadrant(クワドラント)」です。
四つに分けるって意味で、「キャッシュフロー・クワドラント」とも呼ばれています。
今日の記事は、金融関連です。
r>gの話を書きます。
r>gとは
アール大なりジー と読みます。
フランスの学者さんトマ・ピケティ氏が提唱した「r > g」のことです。
rとは、資産運用により得られる富
gとは、労働することで得られる富
詳しくは、
まこさんnote→資産運用益>労働収入をご参照ください。
クワドラント4つの分類
クワドラントでは、私たち働く人々を次の4つに分類しています。
E:Employee(労働者)
S:Self employee(自営業者)
B:Business owner(ビジネスオーナー)
I:Investor(投資家)
図にすると下記のようになります。
E:Employee(労働者)
・会社か人に雇われている
・給料が決まっている
・代替可能
S:Self employee(自営業者)
・自分で自分を雇っている
・働きたい分だけ稼げる
・自分がいないと仕事が機能しなくなる
B:Business owner(ビジネスオーナー)
・起業を自分でする
・仕組みを作る
・自分がいなくても収入を得る
I:Investor(投資家)
・資産を買っている
・自分はお金を出すだけで収入を得る
・自由である
お金のもらい方の違い
E:Employee(労働者)
10働いたら10の賃金を得る
S:Self employee(自営業者)
10働いたら20以上の賃金を得る
B:Business owner(経営者)
1の働きで100以上の収入を得る
I:Investor(投資家)
自分では働かないで収入を得る
労働収入と権利収入
EとSは、労働収入です。
BとIは、権利収入です。
キャッシュフロー・クワドラントやESBI分類を初めて聞いた人も多いことでしょう。たぶん、そんな人は、Eの労働者だと思います。というか、日本人の90%がE:労働者です。
なんとなく、BとIはいいな〜って思いませんか?
B(ビジネスオーナー、経営者)は、会社を所有・経営したり、事業に出資して事業の”権利”を持つ人です。
E(労働者)やS(自営業者)との違いは、基本的に自身は現場での作業などはしないことです。従業員やシステムが働いてくれるので、事業が軌道にのれば、自由な時間も増えます。
I(投資家)は自身の時間を使うことなく、他人のビジネスを利用し、お金を自分のために働かせて収入を得る人です。Bよりもさらに自由な時間が多く持てます。
労働収入の反対後は不労所得です。
権利収入とは不労所得のことなんです。
働き方に2種類の人間
日本は資本主義です。多くの国が資本主義国家で、働くことで収入を得ています。
働き方に2種類の人間がいます。
労働者(労働を提供する人)と資本家(資本を提供する人)の2種類です。
労働を提供する人:EとS
資本を提供する人:BとI
人口比率 E+S:B+I=95:5
資産比率 E+S:B+I=5:95
多くの人がEであることから、この情報は辛いですが事実です。これが資本主義なんです。
労働収入(E+S)から権利収入(B+I)になるためには、
参照記事→働き方:労働者2.0の先にインベスターがある
r>gを実感してみよう
権利と自由を得るために、r>gを実感することをお勧めします。
rとは、資産運用により得られる富
gとは、労働することで得られる富
つまり、働かないで得る収入が、労働して得る収入を上回ることを実感すれば、資本主義におけるr>gを実感できます。
下記3つのステップで実感してみましょう。
STEP1:
年間資産収入>月収
資産が1,000万円で5%運用できれば、年間資産収入は50万円です。月収50万以下の方が多いので、まずはここから実感してみましょう。
STEP2:
年間資産収入>ボーナス
資産が2,000万円で5%運用できれば、年間資産収入は100万円です。会社によって差が出るボーナスですがうまくいけば越えられる基準です。
STEP3:
年間資産収入>年間生活費
これをFIRE(Financial Independence, Retire Early)と言います。経済的自立と早期リタイアを意味する言葉です。会社を辞めても大丈夫な状態です。
資産が8,000万円で5%運用できれば、年間資産収入は400万円です。生活費が400万以下の人はFIRE達成です。
まとめ
一緒懸命に汗水垂らして働くことこそが収入を得るもので、それ以外の収入を認めようとしない人は労働者のままです。
それ以外の収入のことを、汚いお金とか、悪いお金って思っていませんか?
お金には色はありませんよ。
参照記事→お金に色はない。お金にタグ付けするな!
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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com