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2023/3/4 あかつき!!!!! × あにまじっく!に出演した話 #あかつきあにまじっく

はじめに

先月の怒涛のたそがれ→マトリからあっという間に一ヶ月。
時の流れ早すぎる。
https://note.com/proofrelinquish/n/n09bebdb6217b

再びあかつきはコラボを行うことと相成りまして。2023年のあかつき!!!!!はコラボイヤー!
コラボ先のイベントは秋葉原MOGRAを拠点に活動するアニソンリミックス系イベント「あにまじっく!」。
あかつきクルーとの親交も深いイベントでもあり、両者のシナジー効果でとても面白そうな1日になりそうと開催前から期待大でした。
実際、大変に愉快な1日を過ごさせていただいたと思うので、思い返しつつ改めて日記を綴ります。

イベントについて

あにまじっく!とは

東京大学のサークルから発足して、今や秋葉原の顔ともなっているアニソンリミックスを主体としたクラブイベント。
前述の通りあかつきのクルー、そして俺自身とも親交があるイベントで、開催のたびに客として参加させていただいているイベントでもある。
以前、俺もゲストとしてお呼びいただいたことがある。(あの頃、まじで大変だったね、、、)

アニソンリミックス系のイベントというのは「クラブ要素かアニソン要素かどっちに重きを置くのか」という命題が常に付き纏っているものと個人的に思っていて、あにまじっくは「アニソン要素」にどちらかというと比重を置いたポップネスなマインドを持っていて、それでいてクラブライクな感覚も忘れていない、いい塩梅のイベントだと感じており、俺にとって非常に居心地良い空気作りができているイベントなので今回コラボできてとても嬉しかった。
あかつきとしても持っているマインド的には近しいところはあるかな、と思っているので、あにまじっく要素に少しの中野アンダーグラウンドの空気を持ち込んだらどうなってしまうのか!といったところでワクワク。

当日まで(選曲とか諸々)

コンセプトもそうだが、両クルーの中で共通認識として挙げられていた意志とは「アニリミ全盛期を、取り戻す」ということだった。と、思う。

俺が完全客時代の話にもなるが、我々あかつき含めアニソンリミックスシーンというのは2018~19年頃にはそれはもう凄まじい勢いを持っていて、色々なアニリミイベントが開催されては大盛況、といった状況であった。良くも悪くも、シーン全員が同じ方向を向けていた、というところがあったのかもしれない。

しかしクラブシーンの流れというのは残酷なまでに早いもので、社会の闇に飲まれしもの、なぞの疫病、配信大流行、さまざまな要因が重なり合ってこの3~4年で大きく様変わりしてしまった。
個人的に思うところは、趣旨の方向性が局地的になってきているという面があるのかな、と思う。完全クラブ要素に振り切る、〇〇のジャンル専門、といったイベントが近年だと多く盛り上がりを見せていて、いわゆる全盛期のアニリミイベントにあったようなごった煮の要素を持つイベントは全盛期比で形を潜めている、というところを感じる場面があった。

今回あかつきとあにまじっくという「アニリミ全盛期」を駆け抜けてきたイベントが手を合わせることとなり、今のシーンに即して上述のような認識が生まれたのだろう。ベースライン合唱部を俺たちの手で取り戻すのだ。
実は企画自体は3年ほど前から提案されていたらしく、今回ようやく開催と相成りました、ということらしい。3年の間にシーンが大きな変貌を遂げていたため、そういう裏コンセプトが生まれていたってのが面白い。ただ、内容としては3年前やってたとしても変わらなかっただろう。同じ"アニリミ魂"を持つ漢なのだから。

今回は自分はあかつき側のクルーとして徹底する、という役回りと認識していたので、いい意味でそこまで重く考えずに選曲を考えていた。ゲストの5u5h1さんからいただいて、いい感じでベースライン合唱コン課題曲とかガラージやって、次ゲストのark_uiさんやりやすいように….とか。

今回のゲストさんもカチッとしたメンツでとても楽しみだった。
5u5h1さんは最近売れに売れまくりの上質ポップスを作りまくる作曲家であり、これいいなと思ってクレジットを見ると高確率で5u5h1さんだったりするので恐ろしい。
ark_uiさんは新進気鋭のトラックメイカーながら、全盛期を思わせる上質リミックスをたくさん作っておられる貴重な方で、特にアイマス楽曲のチョイスが深すぎる。
あかつき側としてお呼びしたyoswuさんはアニリミ全盛期代表といってもいい、バキバキの感情リミックスから明るいハウスまで手広くこなす、まさにアニリミ界のヒーローである。
VJのzibasiriさんはアニソン原曲イベントのVJもこなしながら、アニリミイベントのVJにも対応できる柔軟性も持つ、まさに雄。彼もまた、アニリミ全盛期を知る漢なのである。

これだけのゲストが揃えば、普通に客として楽しみなのである。
適当にやりたいことをまとめつつ、当日を心待ちにしていたところ、前日にとんでもないアクシデントが発生。

当日

なんとゲストのyoswuさんが高熱を出してしまい、体調不良でキャンセルとなってしまったのである。
慌ててピンチヒッター探しなど奔走するが見つからなかったようで、前日深夜に我らがあかつきのI・G・Aさんに出演できないか聞いたところ、なんと快諾。漢。
実に3年半ぶりのI・G・Aさんの登板が決まったのである。
タイムテーブルが変更され、そのまま当日。

I・G・Aさんの久しぶりのトランスDJからイベント開始。もはやこの空間自体が久しぶりすぎて既に感慨深かった。MOGRAでトランス聴く機会というのもあまりなかったので、ずっと浸っていた。
そこから皆、順調に現状を抑えつつ「あの頃」をやっていく。
5u5h1さんはかける曲が大体ご自身で作られた、ってなってるんだから説得力が強すぎる。花の塔のリミックスでエモく速くなっていったのでtiny lamp(fu_mou "faded memories" Remix)であの頃受け取り。いい感じで下げてガラージやら合唱部やらやってきゃにーにパス。いい意味で信頼感があるので後釜は任せた。ark_uiさんは最新の音ながら明らかに「あの頃」バイブスで突き進んでいく。最高。これだよこれ。
やばい曲がかかったらクルーでブースに上がりわちゃわちゃする。機材トラブルで音が止まってもやいのやいのして盛り返す。なかなかに久しいこの感覚。数年前、客として見ていた光景として自分がその中にいるというのが感慨深い。
その後くららの漢J-Coreにて閉幕。少し懐かしく、しかし現在進行形を見せつける大変愉快なイベントとして締めくくれたのではなかろうか。

総括

今回の共通目標(?)であった「アニリミ全盛期を、取り戻す」ことは、この1日限りにおいては間違いなく達成できていたのではないだろうか。しかも、ただ昔の焼き直しではなく、現状に即してアップデートしつつできていたのがよかった。

そして、個人的ではあるが「失われた3年間を取り戻す」という目標も達成できていたかな、と思う。
色々と活動を始めて軌道に乗ってきたあたりで、例の病がはじまってパタリと機会が失われてしまっていたので、客として見ていたあのアニリミ全盛期に乗っかれていなかったことが何とも悔しく、悶々としていたので、今回の今日1日だけでも、そういう光景の一員になれたことが、とても嬉しかった。

やはり自分は「アニリミ全盛期」の勢いに惹かれてシーンに参入してきたみたいなところもあるので、こういうイベントが開催されるのはとても喜ばしいし、またこういうコラボ回はどこかでやりたいっすね。今度はちょっと新しい顔を入れたりとか。俺も参加できるのなら尽力いたします。
こういう文化は今はシーンでは下火気味かもしれないけど、俺はこの文化が好きだし、どんどんやっていきたい。「老人」とか言われたっていい。今の流行を否定するつもりもないし、俺はこれが好きだから。

というか今もしかして「アニリミイベント」自体頻度低下or少なくなってきてる・・・?ということは今の時代こそ復活に向けイベント新興すべき・・・?とかなんとか言ってみたり。

そして、あかつきはコラボを大歓迎しております。
アニリミイベント主催様、ご興味ございましたらやりましょう。「あの頃」を取り戻しましょう。いつでもお待ちしております。(言うだけタダなので、勝手に言ってるだけです。)


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