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2023/3/11 Destin@tionZ vol.2に出演した話 #imas_DestinationZ

はじめに

今回はアイマスDJでした。
1月のIMCE回ぶり。

アイマスのDJイベントというのは喜ばしいことに今現状たくさん開催されているが、それぞれにしっかり特有の色があるというのが面白い点で、今回のDestin@tionZは発足したての特有のうら若きバイブスを持っているイベントだと初回の時に感じていたので、開催前のマインドセットから閉幕まで、非常に楽しい時期を過ごさせていただいた。
改めて振り返りをしたいと思う。

イベントについて

Destin@tionZとは

2022年11月に初回が発足された、クラブ×アイマスをコンセプトに掲げるDJイベント。
クラブミュージック5割、アイマス曲5割で構成されるこのイベントは、どちらかというとクラブ文化を下地にアイドルマスターというものの表現に挑戦をしているようで、いい意味でなかなか珍しく開催時とても興味深かった。
初回開催はお馴染み中野heavysick ZEROで、2フロア開催にもかかわらず大変な盛況であり、初回にしてこの大入りととても感銘を受けるところがあった。

今回晴れて第二回を開催する運びとなり、お声をかけていただいたというわけである。
いつもながら思うことだが、こういうコンセプトのイベントがあって、その実現のために一員として盛り上げていただきたい!という意思のもと、お声をかけていただいているのだから本当に嬉しい。
嬉々としながら当日を待つことに。

開催まで

オファーはかなり早い段階でいただいていて、その他イベント等々のこともあり、少しずつ何やりたいかを考えつつ日々を送る。
最終的にスペシャルゲスト含めた全演者が主催陣より共有される。
スペシャルゲストはなんと烏屋茶房大先生、YUPPUN大先生である。

烏屋茶房さんは言わずと知れたアイドルマスターの大名曲を大量に生み出す、まさしく大先生である。傍ら、アイマスのファンイベントにめちゃくちゃ出まくっているのでマジですげえな、と思う。
YUPPUNさんは我らがアニリミJ-Coreアンセムを生み出す最高のトラックメイカーであり、なんと今回DJ初挑戦らしい(!)。Sincerelyのブートの大ファンだったのでこちらもとても楽しみでした。

その他ゲストとして大阪からのベテランDJであるKASHIWAGIさん、MOGRAや月夢のアイマスイベントで活躍中の黒糖くん、アイマス凄腕VJのゆきまるさん、うっきーさんをお迎えして、着々と開催日が近づいていった。

開催場所は中目黒のsolfaという箱である。
中目黒!?あのLDHのお膝元の!?目黒川の!?
決して双方への悪気はなく、この系統のイベントが開催される街としてはかなり特異な空間であったため、逆にどんどん面白くなってきた。

開催数週間前になり、タイムテーブルが共有される。
なんと俺は烏屋さんとYUPPUNさんの間らしい。
なるほど、ここで俺は主催陣の意図をある程度掴むことができたのかもしれない。任しておけ。そんな気持ちで着々とビルドを始めていった。

しかし、烏屋さんが一体どのような形で仕上げてくるのだろう、という予想がいい意味で全く立たず、少しばかり不安ではあった。
烏屋さんのDJは何度か見させていただいていたのだが、イベントのたびにコンセプトに合わせてスタイルを変えて、熱量を持って盛り上げてくるので凄い。今回はどういう形で来るのだろうか?と。
スペゲスのお二人に泥を塗る形にならないか?一抹の不安がありつつも、こちとらそれなりに歴と経験を積んできたわけである。どうとでもなります。いや、「どうとでもなる」とか、「音が出てればいい!」みたいな、そんななあなあで済ませていいわけがない。期待されて呼ばれてるんだから。

普段と変わらずいこう。それだけを忘れずに、開催まで着実に準備を進めていった。

当日

中目黒に到着し音出し等準備開始。
さすが中目黒だけあって(?)solfaの音はめちゃくちゃ良い。この環境で、クラブミュージックがウケないということはないと確信が持てて一安心。
solfaは2フロア制になっていて、外側のラウンジスペースがバーカン兼休憩所のような形になっていた。音が控えめな空間のある箱は、話もしやすく耳やすめもできるので嬉しい。しかしそれが災いしてか、開始5分でシャンパン、そして夥しい数の酒が飛んでいく。
某秋葉原の箱を思わせるバイブスの空間が出来上がっており、ハチャメチャに面白かった。

当たり前だがメインのフロアも負けていない。
スローなテンポからKASHIWAGIさんのスクラッチで見せるBass系のプレイ、その中にしっかりアイマス。CDでやってるってんだからすごい。
その後ドラムンや漢のロックを経て、烏屋さんが到着。なんとご自身でマッシュアップをご用意されたらしい。
そしてプレイが始まると仰天、ガッチリクラブのバイブスに合わせてくる!飛び出すベース、ハードスタイルキック!まさかアイマスのイベントでHADESとtofubeatsとOwl City聴くとは思わんって。
フロアの盛り上がりと比例して、俺の焦りは増していった。幸いにも後半少しずつアイドルマスターの空気に戻してくださっていたので、なんとか受け取れそうな感覚を掴んで番手へ。認めてくれなくたっていいよ→2nd side(yuzen remix)の大アンセム入りで場を整える。そのあとは自作マッシュアップ出しつつNRGなどなどでBPMを上げてって半ばゴリ押しでドラムンの空気に持っていってこっちのものにしようとする。誰もやっていないのでヨッシャとばかりに、だから今夜きみと→Starry Night。無論しっかりCメロでピアノー!をやる。ついうっかり夜明けまであと3秒になってしまっていた。もういけるだろうということでJ-CORE締めをしてYUPPUNさんに後を託す。
YUPPUNさんは初めてとは思えぬ捌きで繋いでいく。やはり自作ブートの説得力はすごいぜ。夢想歌(Srav3R Remix)かかったときはひっくり返るかと思った。全然いけるので、今後ありとあらゆるアニリミイベントに出てほしい。
その後、くしゃくしゃの感情と化した主催あごげくんによる虹の彼方にてイベント閉幕。
一週間後、シャボンディ諸島にて。

総括

いい意味で想像の上をいく、熱量を持ったイベントであった。何より、若く、勢いがすごい。
先週のイベントでも感じたアニリミの初期衝動と似たようなものを味わったなあ。これはもう年を経てくるとなかなかできないもんで、なんだかとても羨ましくなりました。
我々より少し下の世代がこうして勢いある形でアイマスのイベントを開いてくれるのは本当に喜ばしいことで、今後のシーンにとても希望が見える。まだまだイベントの内容については模索中と言っていたが、勢いを絶やさず、試行錯誤しながらがむしゃらに続けていければ、それでいいと思う。その熱量にみんなついてきてくれるだろう。大きなポカやらかさない限りは!
偉そうなこと言ってすいません。

自分のDJに関してはまあまあ、スペシャルゲストの間を取り持つという形では、それなりに、できていたのでは、なかろう、か!?
だいぶ挑戦的な環境ではあったものの、なんとか自分の実力、らしさは出せたと思うし、いい経験にもなりました。イベントも一客として楽しめたし、いい一日になった。
一つとても嬉しかったのは、主催の一人N4Giくんに「こういうラインで出来る人なかなかいない」と言ってもらえたこと。
いつもイベントにお呼びいただくたびに思うのは、「それやるんだったら誰でもいいやん」という形にならないこと、なるべく独自性を突き詰めたい、ということなのだ。だってそれならもっと話題性ある人呼んだ方が集客力あるし。集客力がないのは俺の問題ではあるが、それを差し引いてもわざわざ俺に声をかけてくれたということは、その日のアクトが俺である必要性出さなければいけない。という、矜持を持っている。
そうやって考えていたことが、少し身を結んだ気がしていて、本当に嬉しかったです。改めて呼んでくれて、ありがとう。
今後ともいろいろなイベントで自分の色をうまく出せるよう、精進してまいります。

そして、アイマス。
執筆時点で来週にシャニマス 5thを控えていて、デレマスも6月に大阪ライブをすることが発表された。もちろん申し込んでくれたよな?

シーンでこういうイベントがどんどん盛り上がってくるにつれ、「ライブに行きたい!」と思う人が一人でも増えてくれたら嬉しいなあ、というのが一個人としての理想です。

そして、その盛り上げに貢献できるのであれば、都合が合えば俺はいつでも駆けつけます。是非今後とも、よろしくお願い申し上げます。

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