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あざプラ育ちがたまプラーザを徹底レビュー!

いつも、Xのポストやnoteの記事をお読みいただきありがとうございます。
今回は、私コイルの愛する地元であり、今でも最も生活に密着している街「たまプラーザ」に焦点を絞ってレビューしたいと思います。
良いところも悪いところも、徹底的に地元目線でレビューします!


まえがき

最初に、たまプラーザ周辺の位置関係を地図にて共有します。

青枠は急行停車駅の3駅、たまプラーザ駅利用者が多い地域に限ってピックアップ

駅の北側(オレンジ)、「美しが丘」
駅の南側(黄緑)、「新石川」
美しが丘の西側(赤色)、「美しが丘西」
美しが丘の東側(水色)、「犬蔵」
この4つの地域はたまプラーザ駅を利用する人の割合が高いです。
今回はこの4つの地域に絞ってレビューをします。

利便性の解説

まず、たまプラーザ内部の解説より前に、外部とのアクセスについて解説します

①鉄道利便性

たまプラーザ駅は、東急田園都市線の急行停車駅です。
日中時間帯/帰宅ラッシュ時間帯は、渋谷駅まで20分程、大手町駅まで40分程。朝ラッシュ時間帯は、渋谷駅まで30分程、大手町駅まで48分程です。
横浜方面へは、市営地下鉄始発駅である隣のあざみ野駅の方が便利です。(たまプラーザからだと、自由が丘周りの方が100円以上安くなります)
田園都市線が運転見合わせになると、代替手段が少ないためバスやタクシーに人がすぐ殺到し、迂回するのは一苦労です。私は急用でない限り、運転見合わせになったら行くのは見合わせます。急用の場合はあざみ野まで歩きブルーラインを使います。

(混雑について)

朝ラッシュの混雑にフォーカスされがちの田園都市線ですが、沿線人口は増え続けているものの、ここ最近は過去のような殺人的ラッシュは経験していません。慣れれば相対的に空いている号車や時間帯も掴めるので、過去のイメージは捨てていただいてよろしいかと思います。

一方、気を付けるべきは帰宅時間帯の急行です。朝とは違い鬼のような本数が来るわけではない上、中長距離利用者が集中するため混雑は激しくなります。特にあざみ野や青葉台までは急行の乗客が減らないため、たまプラ利用の方はお気を付けください。

②バス利便性

北口バスターミナルからは美しが丘西、すすき野/虹ヶ丘団地、荏子田、美しの森方面へのバスが多く発着しています。その他、小田急線の向ヶ丘遊園や新百合ヶ丘まで向かう系統もあります。
北口からは路線バスの他にも、成田空港とディズニーランドまで直行リムジンバスが出ています。
南口バスターミナルからはセンター北方面へのバスが発着しています。
こちらからは羽田空港まで頻繫に直行リムジンバスが発着しています。
北口も南口も、リムジンバス乗り場の真横にタクシーと自家用車の乗降スペースがあり、大荷物を持っていてもわずか数十メートルの移動のみで済むためとても快適です。

電車から濡れずにバスに乗車できるので、バス待ち中も乗り換え中も楽です。特に羽田空港へのリムジンバスの多さは重宝していて、出張時に忙しい朝の時間を効率よく活用できとても気に入っています。
北口ターミナルについてはこちらの記事が詳しくまとめられています。気になる方はご覧ください。

②車利便性

車があると飛躍的に利便性が高まります。
街中の移動では、
・センター北/センター南まで10分
・IKEAやららぽーとまで15分
・南町田グランベリーパーク(アウトレット)まで20分
ほどと、車があるとドアドア20分でありとあらゆる商業施設にアクセスできます

また、すぐ近くに東名川崎ICがあり、東京方面静岡方面どちらへもアクセスしやすいです。
・東京駅八重洲地下駐車場まで30分
・羽田空港まで35分
・ディズニーランドまで40分
・御殿場プレミアムアウトレットまで60分
ほどの距離感です(法定速度、渋滞なしの場合)。車があると遠出はかなりしやすいです。
街中の渋滞に関してはエリアごとの解説で詳しく書きます。

エリア別解説

橙:美しが丘
黄緑:新石川
水:犬蔵
赤:美しが丘西

①美しが丘1丁目

所謂、世の中の人がイメージする「たまプラーザ」はここです。
たまプラーザテラスや東急百貨店、イトーヨーカドーやその他商業ビルが立ち並び、商業、教育、の面ではこちらが地域の核といった存在です。

スーパーとしては、東急ストア、イトーヨーカドー、百貨店地下、成城石井、ビオセボンがあります。品揃え豊富で99%の食材は揃います。(ただし物価は都内水準)
外食も一通り揃っており、有名チェーンや、百貨店レストラン街、商店街周辺のこだわりレストランと様々な層が満足できると思います。

戸建ては少なく、たまプラーザ団地、ドレッセWISEたまプラーザ、小規模マンションの何れかに住むことになります。近年ではモリモトが連続でマンションを分譲しており、「ピアースたまプラーザ」と「ディアナコートたまプラーザ」が記憶に新しいです。

1丁目に住むと、基本的に徒歩圏内で完結できます。マンションエリアは景観が特段優れているわけではなく、たまプラらしい緑との調和を求めるならたまプラーザ団地もおすすめしたいところです。

②美しが丘2丁目

たまプラーザで最も分譲マンションの多い地区です。
駅近くには商店街もあり、マンションに住むなら一番おすすめの地域です。

たまプラーザのシンボル、美しが丘公園も2丁目にあります。郵政社宅跡地の複合開発も楽しみです。

駅から離れるほど高台になるため、利便性と住環境のバランスが取れている地区はエリア内でも高価格帯の物件ばかりです。

通学校の美しが丘東小学校に近いマンションが多く、学区や学校への距離を気にされる方にもとても合います。

週末は駐車場渋滞が酷く、(線路と並行している)鷺沼方面からの道路沿いは常に長蛇の車列が出来ています。
エリア内では歩行者も多いため、右左折時は気を付ける必要があります。

おすすめのグルメ
・ベルグの4月 本店
・金沢まいもん寿司 (関東初進出時の老舗店舗)

③美しが丘3丁目

所謂「高級住宅地のたまプラーザ」といった側面はこの地域をイメージして語られることが多いです。

中部自治会という地区で、住民協定や建築協定によって開発初期から美しくゆとりある街並みが保たれています。クルドサック型の住宅地であるのも特徴の一つです。
最低敷地面積180㎡、容積率60%と厳しい制限があり、どの区画も広々しています。その分価格も区内最高値レベルです。

地区内は駅やたまプラーザ団地から繋がる歩道が張り巡らされ、多数の公園も相まって良好な住環境が魅力です。

予算に余裕があれば、私はこの地区内に注文住宅を建てたいです(願望)

④美しが丘4/5丁目

古き良き青葉区の住宅地感がある地区です。
たまプラーザ駅から徒歩圏内の住宅も多く、戸建てでも利便性と住環境のバランスを取れます。

前述の地区と違う点は主に二つ。
・山内中学区
・最低敷地面積125㎡

それぞれの点は好みによりますが、相対的にグロス価格が抑えられるのがメリットです。

古き良き地区と言いつつ、近年はあちらこちらで古屋解体→土地売り→新規建設の区画が増えていて、新しい層が多く転入しています。

ザ・ライオンズたまプラーザ美しが丘
(グッドデザイン賞受賞マンション)
美しが丘5丁目計画(野村不動産)

4,5丁目の境界となるバス通りは、荏子田地区とたまプラを結ぶ唯一の道路です。そのため朝から晩まで交通量が多く、たまプラ駅方面は慢性的に渋滞しています。
美しが丘西から山内中までバス通学している子も多く、朝はさらに人が多いです。

⑤新石川2/3丁目

こちらもザ・たまプラ感のある住宅地です。
アドレスは美しが丘でないものの、住環境はほぼ同じレベルです。
あざみ野徒歩圏内の物件も多く、あざプラを徒歩で使い倒すなら一番おすすめの地域です。

分譲マンションのドレッセ率が極めて高く、新石川でマンションに住むならドレッセを選ぶのは手堅いと思います。

美しが丘と違い集客力の強い施設は塾くらいで、駅出てすぐに閑静な環境を得られるのは新石川ならではの強みです。

エリア内に大通りがないため、渋滞とは無縁な点は隠れた強味だと思います。246や港北NTにも寄っており、大通りまでの渋滞も皆無で、車移動が極めて快適な地域です。
(テラスC駐車場から線路をくぐる道路は渋滞頻発)

学区は美しが丘4,5丁目と同じ山内中です。新石川小学校は中学受験率が高めです。

⑥新石川4丁目

東名高速を超えた先の新石川です。2,3丁目と比べると全体的に駅距離はあります。

こちらも住環境は良好ですが、駅から離れるにつれ坂をグングン登る地区です。駅から離れると環境はそのままで価格が抑えられるため、車移動が多い戸建て派の方にはコスパが良く、かなりおすすめです。

246沿いは交通量がすさまじく、好き嫌いは分かれます。(価格にも反映されています)

⑦犬蔵2丁目(美しの森)

15年ほど前に開発された地区で、美しが丘2丁目に隣接しています。
ゆとりある道路沿いに低層マンションが立ち並んでいます。

・美しが丘物件より駅距離がある
・通学校の犬蔵小学校まで距離がある(大人の足で15分)
・尻手黒川道路を横断する通学路を通る
これらを理由として、すぐ近くにある美しが丘東小学校に通わせるため、美しが丘アドレス縛りで家を探す方も一定数います。

逆に、市境を跨ぐと一気に価格が20~30%落ちるため、小学校問題を気にされないなら価格とのバランスは抜群です。

お肉のあんずがオープンしてから私も足を運ぶ機会が急増しました。
あんずは車も止めやすく、超おすすめです。

住宅価格

世間一般的には「たまプラーザは割高」「この価格で買うのは信じられない」と言われることも多いですが、少なくとも地元住民としてはこのように感じたことは一度もありません。何故そう感じるのか、要素を因数分解し各因数に対して補足します。

①鉄道利便性に対しての価格

田園都市線のように、副都心と都心両方にダイレクトアクセスできる路線は軒並み高いです。たまプラは急行停車駅で渋谷までは20分以内、大手町まで40分ほど。
特にたまプラを選ぶ人は、「水害NG」という価値観の方がかなりの割合で存在し、同条件で比べると価格の割高感は感じにくいです。
同条件の駅でいえば、中央線の国分寺駅、小田急線の新百合ヶ丘駅、東横線の日吉駅あたりでしょうか。(山手線からの距離、速達電車停車駅)
何れも駅近くのマンションや戸建ては高値で動いており、たまプラだけが高いわけではないと言えるでしょう。

②近隣エリアの価格

同じ田園都市線でも世田谷区内は物件価格がさらに高いです。同条件同面積で比較すると、各停駅はたまプラより2割~3割程度は高く、二子玉川や三軒茶屋となると5割以上です。
大井町線の等々力や尾山台も一段高い相場を形成しています。
また、近隣の港北NTもそこそこの価格で動いており、やはり駅前の人気物件は坪300を超えています。敷地面積50坪以上の条例と相まって、港北NTでは特に戸建てが高いです。主要駅15分圏内の築浅中古は1億を優に超えてくる水準です。
日吉や新百合ヶ丘も、駅前主要マンションやデベ戸建てが高い価格で動いており、たまプラだけが割高とは感じにくいです。

③住環境や街の成熟度に対しての価格

整備された街は郊外を中心に多数ありますが、その中では都心距離は近い方です。
・道路や歩行者道路のゆとり
・街路樹や竹林の自然
・教育環境や公園の子育て環境
・大体のことが完結する商業施設
・戸建てやマンションが自然と調和する計画された街並み
これらがうまく融合し、暮らしやすい住環境に魅了される方は多いでしょう。近隣を見ても、都心直通路線でここまで住環境が整っているのは珍しいです。

また、開発から50年以上が経過した現在でも依然として子育てファミリーが多いです。開発から時間が経過しているため、新興住宅地にありがちのインフラ不足も起きにくいです。
一過性の流入ではなく断続的な流入、そして地域内住み替え(主に高齢者が戸建てからマンションへ)もあり、街自体に新陳代謝がある点は成熟した住宅地ならではです。

コロナ禍でかなりの建物が代替わりし、たまプラーザ付近は子育て世帯が急速に流入した印象があります。

④教育環境の充実度に対しての価格

たまプラーザは塾が集積していることはよく知られていますが、その選択肢の多さはいつも驚くばかりです。

・SAPIXたまプラーザ校
・早稲田アカデミーExivたまプラーザ校
・日能研たまプラーザ校 (地域選抜クラス併設)
・Z会エクタスたまプラーザ校
・中学受験グノーブルたまプラーザ校
・エルカミノたまプラーザ校

これらは全て「最難関対応中学受験塾」という分類です。
とある一つのニーズに対しここまで多様な塾があり、選択肢の豊富さは首都圏でもトップクラスです。

他地域で同等の集積度を有するのは、
・渋谷
・吉祥寺
・自由が丘
・成城学園前
の4地域だけ。何れもたまプラーザより住宅価格が大幅に高い地域です。この点からも「割高感」は感じにくいと思います。

勿論、最難関のニーズは多くないですが、それ以外のニーズも満たしてくれる塾が数えきれないほどあります。
小学校お受験、中学受験、高校受験、大学受験、帰国受験、それぞれにあった塾が多数あります。

公立の教育環境も良く、放課後学童は全小学校、特別支援学級は全小中学校に設置されています。難関公立高校への進学率も高く、多様な進学ルートが確保されているのも魅力だと私は思います。

ちなみに、私も妻もそれぞれの3兄弟全員がたまプラの中学受験塾(↑の何れか)にお世話になりました。
私の兄弟は全員違う塾に通い、それぞれがあっていた印象がありました。これも選択肢の多さがもたらしてくれた恩恵だと思います。


以上、たまプラーザを地元民目線で徹底レビューしました。

私が長らく暮らしている愛する地元たまプラーザ、少しでも多くの方に魅力を知って頂けると幸いです。

もし、「役に立った!」「移住したくなった!」という方がいらっしゃいましたら、お気持ち程度に投げ銭をしていただけると喜びます。

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