20230921_日記

今日も自分の機嫌を上手くコントロールできた気がする。最近修行気分やな。毎日が。成長を感じるわ。

最近10時頃に布団に入って、アームで吊るしたiPadから、Prime videoに入っている「コワすぎ!」を観ている。
ジャンルとしてはホラーモキュメンタリー(心霊現象に関するノンフィクションドキュメンタリー風作品)で、その界隈ではかなり有名な分野だが、なぜか今まで観てこなかったんだよな。

改めて観てみたが、非常に素晴らしかった。
まあ正直怖くないというか、「コワすぎ!」の売りは一周回ってドキュメンタリー風にしているところがコメディタッチに見える裏笑い的な要素がよく評価されていると思う。

ただ自分が素晴らしいと感じたのは、ちゃんと怪異の存在をカメラに映してくれること。
いや勿論作り物だって分かるんですけど、多くのリアルを追求したホラー作品って、怪異「らしきもの」をカメラに映して、後は不気味な展開や人怖系の流れで着地することが多い。
なぜならこの世に存在しないものを映すには、特殊メイクやCG技術が必要になるため、どうしても安っぽさを感じてしまうから、怖くなくなってしまう。

それでも「コワすぎ!」では、口裂け女や、空を飛来する女、河童などをしっかりカメラで捉えてくれる。それもクライマックスでのみ映してくれるので、それまでにフリがしっかり効いている。

「コワすぎ!」に出てくる上記の怪異達も、正直安っぽさは否めないのだが、ホラー好きとしては、なんかその試み自体が嬉しいんですよね。
「よくぞ逃げないでやってくれた!!!」みたいな膝を打ってしまうような感じ。

『怪異「らしきもの」をカメラに映して、後は不気味な展開や人怖系の流れで着地する』タイプのホラー作品って、かなりストーリーテリングに技術がないと難しいと思うんですよね。フェイクドキュメンタリーQなんかはその分野でかなり卓越しているように感じる。センスと技術があるからできている感じ。

それを至るところのホラー作品が真似をしてもつまんなくなるだけなんですよね。そうなるくらいならいっそ、「コワすぎ!」くらい「しっかり怪異をカメラで捉える!」という方向性で軸が定まっている方が、潔くて素敵だなと思うんですよね。

いやあホラーってなんでこんなに魅力的なんだろ。そこのところも今度日記を書くついでに掘り下げてみたい。


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