センダイガールズプロレス新年1回目宮城野区文化センター大会

去年に引き続き仙女の戦いは、宮城県でも見事にスタートを飾った。毎年宮城野区文化センターの初めは対戦カードがくじで決められます。尚それに加え、メインイベントには出場選手全員参加のバトルロイヤルは、出場選手以外にXがいました。ファンの方々は誰なんだろうと予想している人が多かったと思います。今回の出場者は14人いました。
橋本千紘、DASH・チサコ、岩田美香、愛海、岡優里佳、丸森レア、YUNA、水波綾、高瀬みゆき、松本浩代、ChiChi、ZONES、Xの14人だった。くじを引いたらすごい対戦カードとなったので第一試合から発表します。
第一試合シングルマッチ10分一本勝負
橋本千紘vs高瀬みゆき
第二試合シングルマッチ10分一本勝負
優宇vs丸森レア
第三試合シングルマッチ10分一本勝負
愛海vsChiChi
第四試合シングルマッチ10分一本勝負
岩田美香vs水波綾
第五試合シングルマッチ10分一本勝負
岡優里佳vsYUNA
第六試合シングルマッチ10分一本勝負
DASH・チサコvsZONES
全七試合のうち六試合が全てシングルマッチであると言うことに驚きを隠せなかった自分もいました。それ以上に一試合目から橋本対高瀬というメインと言ってもおかしくない二人のシングルがまさかの実現。これに対し観客は大盛り上がり。一方高瀬は、橋本のオーラにびびり、周りにいた岡や、ChiChiに「変わってー」とかをずーっと言っていました。そんな感じで始まった第一試合。みんなの予想とは一変。橋本と高瀬がばちばちに試合をした。いっつも高瀬がちょっとふざけたりするのが恒例になってきたのに対し今日は、高瀬も真剣だったということがよくわかる。一方橋本は、高瀬の攻撃を高い身体能力で、難なくこなしていく。そして丸め込みの繰り返しの攻防を橋本がヨーロピアンクラッチで高瀬から3カウント。高瀬は、呆然としていた。試合後またわちゃわちゃしていてこの二人のシングルがまたみたくなりました。
第二試合シングルマッチ 優宇vs丸森レア。
この試合はゴングが鳴る前にレアが、奇襲をしかけてどんどんん攻めて行った。しかしそんなに相手は簡単にはやられず、レアがいくらたくさんドロップキックを打ち込んでも全然倒れないしびくともしないこの優宇の強さを皆様には知っていただきたいと思いました。それに加えて優宇は、とても逆水平チョップの音がすごく、男子レスラーに引けを取らない暗い強いチョプを放ちレアの喉の下あたりがチョップ一発で、真っ赤になりました。一方的な形になり最後は超強烈のセントーンで、3カウント。レアと優宇の差の出た試合になった。しかし、私はこれから二人ともどんどん強くなってまたシングルマッチをした時その時はどっちが勝つのかはわからないと思います。だから、尚更ファンとして、今後注目すべきレスラーになると思います。
第三試合シングルマッチ 愛海vsChiChi
この試合はいわゆる仙女vsEvolutionの対抗戦と言ってもおかしくないぐらいのカードでした。エボリューション女子プロレスは、全日本プロレスの諏訪魔のプロデュースで作られた団体のことでそこでみっちり鍛えているChiChiは、とても難敵ともいえる存在です。そんな選手を相手に愛海は、関節中心の攻撃をし、相手を関節地獄に嵌めました。一度はエスケープされてしまうも何度も何度も果敢に取り組んでいき最後は超高角度の腕固めでギブアップ勝ち。仙女の愛海が、自分の実力を見せつけることができた一戦だったと思います。一方で敗れたChiChiは、このままじゃ終われないと思うのでまたどこかでリベンジをして欲しいと思います。その時は私もみに行けるように頑張りたいです。
第四試合シングルマッチ岩田美香vs水波綾
現センダイガールズ ワールドチャンピオンの岩田に対しフリーでありながら他団体に大人気であり参戦中の我らがアニキ水波綾が、今回超刺激的な一線を迎えました。この二人は過去何回かシングルマッチをしたことがあるものの、なかなか決着が、つきませんでした。そんな中で迎えた今回のシングルマッチ。どちらも今回で白黒はっきりしてやろうと思っていたと思います。
試合序盤岩田が得意とする蹴り技が炸裂。それに対して水波は、強烈なチョップで応戦。またばちばちとした試合内容となりました。試合中盤水波が、払腰の後から決めた肩固めが、長時間にわたり岩田を捕獲。一瞬磐田の目がうつろになって行きそうになっていたが、なんとかロープに足がかかってエスケープ。そのまま水波が、試合を決めるかと思ったら岩田が反撃の狼煙となるスピンキックで反撃。そのまま激しい攻防の末時間があっという間に過ぎてしまい時間切れドローとなった。この二人のシングルは、10分では短過ぎた。もっと長くしなければならない。もういっそのこと時間無制限一本勝負にして完全決着がつくまで行うようにしたら面白いと思います。
第五試合シングルマッチ 岡優里佳vsYUNA
今大会で唯一の仙女対決、去年デビューしたばかりのYUNAに対してこの前の新宿FACE大会で、水波綾から、3カウントを奪った岡。尚、岡は今度桃野美桜と組んでチーム200キロ(橋本千紘、優宇)の持つセンダイガールズ ワールドタッグ王座に挑みます。経験値の差がある二人のシングルマッチ。この試合はグラウンドの攻防から始まった。しかしやはり岡のほうが一枚上手かなーと思った次の瞬間YUNAが岡に飛びついてエルボーを連発。がむしゃらに挑んでいるのを見ると、かっこいいなーと心の中でそう思いました。しかし岡も黙ってはいない。それ以上に丸め込みや関節技で、上をいく。バチバチの攻防の末最後は、岡のダイビングボディープレスで3カウントを奪取した。YUNAは、とても悔しそうな顔をしていた。今回の敗北を次にどう活かすかが大事になってくると思いました。
第六試合シングルマッチ DASH・チサコvsZONES
仙女の看板である里村明衣子不在の中ここ4年間ずーっと仙女を引っ張ってきたチサコ。それに対し、まだデビューして1年も経っていないのにも関わらず、優れた才能と身につけたパワーで第5回じゃじゃ馬トーナメントを制覇。
その二人が今回新年のシングルマッチでぶつかった。これは、神様からのお年玉だと私は思った。試合は序盤から白熱した展開を繰り広げた。
片方がエルボーを打ったら、もう片方もすぐさまエルボーを打つ。お互い一歩もひかない戦いの中チサコがあり得ないぐらいの強烈なキックでZONESの動きをストップさせた。観客は、静かに黙り込んでしまった。それぐらいすごかった。でもその攻撃に耐えまた反撃したZONESがすごいと思った。
しかし、その抵抗もむなしく、最後は怒涛のラッシュからのコーナートップからのフッドスタンプで3カウント。実力の差を見せつけた。一方ZONESは、とても苦しそうにしていた。チサコのフッドスタンプがみぞおちにクリーンヒット。あれは誰がみても痛いと思える一撃でした。
そして休憩を挟み迎えた本日のメインイベント新春バトルロイヤル。
今のところ出た12選手に加えくじ引きでまさかのハズレを引いた松本浩代選手とXが登場。場内には、里村明衣子の入場曲ROCK YOUR LIFE AWAYが流れた。観客はどっちが出てくるのか楽しみだった。どっちというのは、本物の里村明衣子。もう一人は、旧姓・広田さくらが変身した旧姓・里村明衣子のどっちか。出てきたのはまさかの旧姓・里村明衣子の方だった。めっちゃ痩せていて、この人は里村ではないだろ。と思いつつよくみてみたら意外と似ていたという不思議な現象が起こった。その後全選手と戦い一人、また一人と脱落していった。次々と減り残ったのは岡優里佳、松本浩代、旧姓・里村明衣子の3人となった。まさか里村明衣子(ニセ)が、残るとは誰も思ってはいなかった。でも結局松本の力のこもりまくったパワーボムでKO。3カウントを奪われその後も必死に抗った岡をオーバーザトップロープで撃破し、松本が新春バトルロイヤルを制覇した。「一試合しか出ていなかったからギャラも減るんじゃないのー」とか言っていたけどこのバトルロイヤルには勝利者賞として金一封の贈呈がされるというまさかのことが起き松本は、大喜び。「新年一発目から残念を引いてしまった私だったけど、それが勝利者賞に変わるだなんて私結構運がいいと思う。」みたいなことを言ってから旧姓・里村明衣子が、本家里村明衣子の真似かなんか知らないけど喋り方を変えていて選手と観客は完全にツボになった。とても面白い大会になったので皆様も是非センダイガールズ プロレスリングに来てみてはいかがでしょうか。

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