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オリゴ糖を摂取しすぎると、お腹が緩くなる!?

腸内細菌のエサになるオリゴ糖ですが、1月20日のコラムと一部重複しますが、改めて触れていきたいと思います。

「オリゴ」はギリシャ語で「少ない」を意味します。では何が少ないのか?

もともと糖の最小単位はブドウ糖(グルコース)などの単糖です。それが2個から10個結合し、オリゴ糖と呼ばれます。少しだけ結合するという意味でのオリゴなのでしょう。

ただ、ショ糖(スクロース)や乳糖(ラクトース)、麦芽糖(マルトース)など二糖類のものもオリゴ糖に含まれる場合がございますが、一般的には3個以上結合したものをオリゴ糖と言うことが多いようです。

二糖類のものは小腸で消化されるものが多く、まさに血液中に栄養分として取り込まれます。それは何を意味するのか?摂取しすぎると血糖値が上昇し、糖尿病のリスクを生じると言うことになりますね!

では、三糖以上のオリゴ糖はどうかと言いますと、難消化性のものが多く、腸内細菌のエサになる!そういうことになります!

オリゴ糖と言っても多種多様です。例えば、食品中に含まれるオリゴ糖の中で、果糖(フルクトース)が特徴的なフラクトオリゴ糖、ガラクトースを複数含むガラクトオリゴ糖、乳糖に果糖が結合した乳果オリゴ糖、キシロースを含むキシロオリゴ糖、ブドウ糖の結合位置だけが麦芽糖と異なるイソマルトースが特徴的なイソマルトオリゴ糖などがあります。また、由来植物の名前がついたもので、スタキオースやラフィノースと言うオリゴ糖が主宰な大豆オリゴ糖や、おもな構成糖のマンノースが特徴的なコーヒーオリゴ糖などもあります(食品でひく機能性成分の事典より引用)。

オリゴ糖の働きとしては、人の消化酵素で分解されにくいため、摂取しても血糖値を上昇させるリスクは単糖類、二糖類と比べ低いです。ただ、でんぷんやショ糖の消化を邪魔すること、個人差はありますが摂取量によっては下痢などの症状を起こすことがあります。実際に私も、過剰摂取した際はお腹が緩くなる傾向があり注意して摂取しています。

腸内細菌のエサになるという部分では、プレバイオティクスとしてビフィズス菌のエサとなり、整腸作用やミネラルの吸収を促進する作用があると言われています。この点から、私自身の推測ですが、私がビフィズス菌が少ない腸内環境ですので、過剰摂取したオリゴ糖がこなせずに、お腹が緩くなるのか!?そんな気も致します。これに関しては、私の思い込みで、確固たる科学的根拠はございません!?(笑)

明日は、フラクトオリゴ糖について、もう少し突っ込んでみたいと思います。