悲しみを通さないと、見えてこない世界がある

どうも、しんちゃんです。
今回は、2月24日に開催されたシティリーグシーズン3のレポートについて書いていきます。

先に言っておくと、ほとんど真面目なデッキの解説はしません。
ベースは、ポケカメモ杯でHiroさんが使っていたFTBで、元々のレシピが完成度高すぎるので、基本的にはだらだらと自分の感じたことを述べていくスタンスでいきます。
つまり大部分は雑に書くので中身が薄いですが、代わりにもちろん無料なので、暇つぶしにでも読んでもらえれば嬉しいです。

1.デッキ選択理由

①三神ザシアン、超ミュウミュウ、ピカゼクが多いと思った（誰でもわかること）
②ミラーマッチは極力避けたい（ミラーが苦手なので）
③LOや人形系のデッキに負けたくない（なんか負けたらくそー。ってなるから）

この3点を考えた結果、自然とFTBにたどり着きました。

①三神ザシアン、超ミュウミュウ、ピカゼク全てに対して回れば互角の対戦が出来る。（ような気がする）
②ミラーマッチは起きて1回と予想。（お祈り）
③キュウコン、ビクティニ◇のおかげでそういったデッキには有利が取れる。（と思いたい）

また、シティシーズン2と桃屋杯でもFTBを使用していて、ある程度デッキに慣れていた点とそれらの大会の結果がベスト16&ベスト4とデッキパワーが高いことがわかっていた点も選択理由の一部です。

2.デッキ解説

元のレシピから、自分が変えた部分と採用を見送ったカードについてのみ書いていきます。

新たに採用したカード

・バイウールーV 1
後半、盤面に炎エネルギーが無くても高火力を出せるポケモンがビクティニ◇以外に欲しい（特にデデンネGXを倒したい）と考えた結果、こいつになりました。

最初はそんなに深く考えず、終盤で使えたら最大270点も出て楽しそうだしとお試し感覚で入れていたのですが、後述する大きなおまもりをつけることで実質HP270のアタッカーが誕生し、序盤に投げても中々倒れず、また盤面に炎エネルギーが残るのでヒードランGXが使いやすくなる点が非常に強く、序盤〜終盤にかけて比較的使いやすいアタッカーだと評価が上がりました。

・オドリドリGX 1
元々はデデンネGX3枚目＆さるぢえヤレユータン＆しあわせタマゴの枠でしたが、他に枠を使いたかったので、ここの3枠を節約するために、この3枠の中間点と考え、新たなシステムポケモンとして採用しました。（ボールで呼べるドロソ＆ハンドを切らないから溶接工などの切りたくないカードを切らずに済む＆盤面に置けるドロソというかなり無理矢理な考え方）

これら3枚の代わりになるかと言われると怪しいですが、置いておくだけで3枚ドロー出来るのはやはり比較的強く、炎デッキの欠点であるハンデスに弱い点をある程度カバーしてくれていたかなと思います。

特に博士の研究やシロナといった普通のドロサポが無いFTBにおいて、ジラーチのみでは解決出来ないことも多いので余計にありがたみがありました。

・ボルケニオン 1
後手から溶接工が打てなかった場合の下振れケア手段として1枚採用しました。
もちろん、後攻においては後1で溶接工からヒードランGXで殴りに行くのがベストの動きなのですが、それが出来なかった際に三神ザシアンや超ミュウミュウに対して非常に厳しい戦いを強いられます。

また、対ピカゼクにおいて相手のバトル場がカプ・コケコVやパルスワンVだった場合、即ヒードランGXで殴りにいくよりも盤面にエネを貯めておいてピカゼクに備える動きの方が安定していて強いと感じました。

このように下振れケア以外にも、相手の耐久や盤面によってはフレアスターターでエネを貯める方が強い場面もあるので、そこで殴る以外の選択肢が出来たのは大きいなと思いました。

元々このカードをFTBに入れるのはクソ弱いと思ってバカにしていたんですけど、チームメンバーのシャント（@shanto3024）との練習で後1フレアスターターを打つことに寄せたFTBと対戦して、ボルケニオンの有用性を学ぶことが出来ました。
ありがとう！シャント（@shanto3024）！

・ポケギア3.0 3
出来る限り溶接工に触れる可能性を増やすために3枚目を採用しました。

・大きなおまもり 2
最近のシティでピカゼクやエースバーンが大流行していたために、ヒードランGXの耐久を増やすために2枚採用しました。

雑にHP220のヒードランGXが強いですし、他にもHP270のバイウールーVも強いですし、オドリドリGXやデデンネGXにつけてベノムシュートやアルティメットレイのケアとかも出来ます。

採用を見送ったカード

・レシラム＆リザードンTAG TEAM GX
3エネで230点出せるなら採用してたかもしれません。
このデッキの強みの一つが、すぐにアタッカーが起動するフットワークの軽さだと思っているので、予め手貼りしておかなきゃいけないってのはストレスにしかならないと感じました。
耐久がそこそこあるために盤面に炎が残りやすい点は素直に強いと思うので、バクガメスとセットで採用するならありなのかもしれませんね。

・ビクティニV
逆に採用する理由がわからなくて、入れてる人に理由を聞きたいくらいです。
エネ加速要員としても溶接工とボルケニオンで事足りますし、アタッカーとしてもワンパン火力が出るわけでもないし中途半端だなぁとしか思えませんでした。

ただ最近海外の炎デッキが結構こいつを採用していたので、とりあえず試してみてもよかった気はします。
特にエースバーン相手とかにはおまもり貼ったこいつで殴るのが一番強そうに思えますしね。

・ウッウV
デデンネGXを倒せるアタッカー要員+炎デッキ相手に先にロコンを置かれた場合の対策+事故った時の保険として採用を考えていました。

ピカゼクが流行っていることもあり、結局バイウールーVの方が強いと判断して採用を見送りました。

・炎の結晶
最初は欲しいと思っていましたが、きちんと炎エネルギーの枚数を考えて、回していれば必要ありません。
しかし、あれば強いカードなので、枠を作れたなら採用してもいいと思っていますが、その枠を作るために炎エネルギーの総数18枚を減らすというのは個人的に好きではないです。（ビクティニ◇の使いやすさに関わるから）

・ポケモン通信3枚目
・リセットスタンプ2枚目
どっちもめちゃくちゃ欲しい！！でも枠がない！！

・燃えるスカーフ
関西の燃える男ホドホドさん一押しのカード。
HP270や320ラインのポケモンをヒートボンバーGXで取りやすくしてくれます。
しかし、結局、大きなおまもりで耐える方が強いという結論に達したので大きなおまもりを優先することにしました。

3.対環境デッキ

・ピカゼク
大きいおまもり貼ったヒードランGXとバイウールーVで殴ってるだけで基本何とかなるでしょってヘラヘラしてます。
当たり前ですけど、追加効果付きタッグボルトGXでサイド4枚取られるとゲームが終わるのでそこだけ注意して、フルドライブの返しに必ずピカゼクを狩れるような盤面作りは意識する必要があります。

ピカゼクにヒートボンバーGX、後ろのジラーチにばくねつスタンプ、相手のV・GXにリベンジバーストorインフィニティでサイドを6枚取って終わりというのが理想だと思います。

・超ミュウミュウ
マリィナイトウォッチャーでアタッカー気絶＆盤面にエネルギーなしみたいな状況だけは避けましょう。まあ気をつけたところでどうしようもないことも多いんですけどね…。

ただ、しっかり溶接工やフレアスターターでエネルギーを貯めつつ、ヒードランGXで殴れていればそこまで不利な対戦にはなりません。
後は盤面にジラーチとオドリドリGXを置いておきましょう、ベノムシュートケアとしてオドリドリGXには大きなおまもりを貼っておくと更に強いです。

対戦レポートでも改めて書きますが、ヒードランGXのGXワザは可能な限り温存しておきましょう。
適当に吐いてしまうと、スティンガーGXから捲られる可能性があります。

・三神ザシアン
1ターン目に溶接工かフレアスターターが打てれば99パー勝てると思ってます。
下振れて言えなかった場合でも、キュウコンが立っていればとりあえず後ろのザシアンを倒し続けて、ヒードランGXやバイウールーVの耐久でアルティメットレイを凌ぐみたいなプレイングも取れるので、諦めずに頑張りましょう。

ただし、最近流行りの三神ザシアンアロキュウだけは、特性で好きなグッズを持ってこれるのでオルター後に三神を倒してアルティメットレイを止めても、そこからメタルソーサーでザシアンVを2体作られて更にキャッチャーやスタンプで捲るみたいなムーブを取ってくる可能性もあるかもしれないので怖いなぁと思ってます。（だからってこちらがどうこう出来ることはないのですが）

・LO系統
キュウコンとビクティニ◇を出せれば、基本負けないと思っています。
相手のジュジュハチでビクティニ◇が落ちるとまずいので、出来る限り早めにビクティニ◇を場に出すことを心掛けましょう。

4.当日のマッチアップ

予選
1回戦：メルカリザシアン 後攻 5-0
後1からヒードランGXで殴ってマウントとってそのまま勝ちました。
フライパン引かれなくてよかったです。

2回戦：三神ザシアン 後攻 6-3
お相手三神スタートするものの手貼りが出来ずにターンエンド、それに対しこちらは後1からヒードランGXで殴れたので、かなり有利な試合展開になりました。

そのまま試合が進み、後はベンチのロコンを手札のキュウコンに進化させ、クイックボールで山札のデデンネGXを呼び出し、デデチェンジで炎エネルギーを2枚引ければ後ろのポケモンを呼び出して勝ちという状況に。
というわけで普通に進化してからクイックボールを使おうとすると、自分の中の脳内サーニーゴさんが「まずは本当に山札にデデンネGXがいるかを確認した方がいいんじゃないんですか？先に不確定要素を潰すのが強者のプレイングですよ。」とアドバイスしてくれたので、先にクイックボールを打つことにしました。

ここでデデンネGXがサイドに落ちてました！なんてアホなミスをすることもなく、きちんと山札にいました。
腐っても2019年日本代表、WCSDAY2進出者のこの自分がサイド落ち確認を怠るわけはありません。

「じゃあデデンネGXを持ってきます。
そのまま、デデチェンジで。」

何をやってるのか自分でもよくわかりませんでした。
そのまま、手札のキュウコン2枚がトラッシュに落ちていく様を見届けることしか出来ませんでした。
ふつうのつりざおも、既に初手のデデチェンジで切っていたため、この試合中、自分のロコンは進化しないことが確定してしまいました。
しんちゃんの脳内にいるのは日本のトッププレイヤーであるサーニーゴさんなどではなく、ただのしんちゃんだったのです。

そこからはひたすら三神を盾にしてくるお相手ＶＳ泣きそうになりながらバトル場の敵を殴り続ける自分の不毛なバトル・・・。
最終的に、お相手が逃げきれなくなり、何とか勝利しました。

対戦後、情けなさ過ぎてドロップして帰ろうかと思ってしまいました。

3回戦：三神ザシアンアロキュウ 後攻 6-2
お相手の回り方が悪い＆こちらがしっかりと溶接工＆フレアスターターが言えたということで終始有利な対戦でした。
終盤、デデンネGXを縛られて少し焦るものの、何とか逃がして勝ち。

4回戦：エースバーン 後攻 3-6
溶接工は言えたものの、後攻から殴ることもフレアスターターを打つことも出来ずに無念のエンド。
更に2回戦の恨みからか、キュウコンが2枚ともサイドに落ちたためにエースバーンを避けることも出来ず、ひたすらHP320の高耐久を押し付けられて負けました。

5回戦：エースバーン 後攻 6-4
一番理想なのは溶接工＆フレアスターターでVMAXに備えることなのですが、フレアスターターが言えなかったため、後攻から殴ることを選択。
しかし殴れたとはいえ、大きなおまもりが貼れなかったので、何とかVMAXせずにヒードランGXが耐えることを祈るものの、流石にそんな甘いお祈りが通るわけもなく、VMAXで殴られてきぜつしてしまいました。
相手のデッキにすごいきずぐすりが入っていることを確認していたので、ここで無理をしてでもエースバーンVMAXを倒さないと勝てないと判断し、デデチェンジや無理やりな火打石などでデッキを回し、ビクティニ◇のワザで200打点を出してエースバーンVMAXを倒しました。

そこからは、お相手が中々次のエースバーンVを用意できず、先にお相手のロコンを狩ってベンチを狩られないようにした後、最後はバイウールーVのワザで前のエースバーンVを倒して勝利しました。

6回戦：ロストマーチ 後攻 6-4
後1から順当に殴り始めて、そのままマウント取って勝ちました。
正直4-1だし、ここ負けても決勝トナメへは上がれるだろうとヘラヘラ笑いながら対戦してたら、4-2で上がれる人が本当に一握りだったので勝ててよかったと後々思いました。

決勝トナメ
1回戦：オーベムシルヴァディ 後攻 4-2
普通に有利マッチだと思ってたら、序盤の引きが悪すぎて頭が真っ白になりました。
本来はバイウールーVで殴り続けるとか、ヌメラには2エネヒートボンバーGXを打つとか色々と考えていたのですが、全部抜け落ちてしまいました。
相手が安定してプレイングが上手いのもあって、おそらくもうこれ以上はサイドを取らせてくれないだろう・・・と詰みかけたところで時間切れのサイド差勝ち。
決勝トナメのルールに救われただけの1戦でした。

2回戦：超ミュウミュウ 後攻 5-4
お相手があまり回り方がよくなかったので、さっさとサイドを6枚取って終わらせようとGXワザもさっさと吐いてガンガン殴っていたら、突然スティンガーGXが飛んできて計算が消し飛びました。

スティンガーGXの返しにミュウミュウを飛ばす手段がGXワザとビクティニ◇しかなく、前者は既に使用済み、後者はこちらのアタッカーが全然倒されていなかったためにトラッシュに炎エネルギーが落ちておらず打点が出ない状況。
仕方ないので、サイドを1-2で取るプランを考え、返しはカラマネロをきゅうびのいざないからのばくねつスタンプで取ることにしましたが、お相手はしっかりワンパン火力の出す可能性があるビクティニ◇をベノムシュートで取ってきます。

残された手段は、バイウールーVで後ろのデデンネを倒すのみとなり、バイウールーVと溶接工と炎エネルギー3枚は手札にあったものの、そこから3ドローのみで炎エネルギーもしくはそれに触れる火打石や巨大なカマドを引けるかどうかというところで苦しんでいたら、時間切れになりました。
1回戦同様、情けない結果ですが、そのままサイド差で勝ちになるということで溶接工を打たずにきゅうびのいざないで後ろのカラマネロを倒して勝ちました。

準決勝：ドラパルト 後攻 1-0
相手「ドロー・・・エンドで。（マーイーカ単）」
俺「きちゃあああああああ！！ねがいぼし！！お願いお願い！！溶接工！溶接工がいい！！」
脳内アナウンサー「さあ・・・この5枚の中に溶接工はあるか・・・！？」
俺「しゃああああああ！！溶接工！ポケモンいれかえ！ばくねつスタンプ！ありがとうございました！！」
勝ちました。

決勝：小ズガ 後攻 6-4
後攻から溶接工は打てたものの、炎エネルギー1枚での溶接工となりました。
しかし、お相手の盤面がバトル場にエスケープボードを貼ったミュウ、ベンチにザシアンVのみだったので、ここでミュウを倒せればそのままザシアンVも入れ替えられずにサイド差をつけられるのではないか？と考え、炎2エネでヒートボンバーGXを打つことを選びました。

これがかなり良い選択となり、こちらの思惑通りザシアンVを入れ替えることが出来なかったようで、そのままザシアンVも倒すことが出来ました。
中盤手札が詰まり、巻き返されそうになるものの、たむけのまいの3ドローで息を吹き返し、何とか勝利しました。

5.最後に

シティリーグシーズン2からFTBというデッキを愛用していたので、優勝出来て嬉しかったです。
今シーズンまともに勝ててなかったので、WCSはもう無理かなと思っていましたが、まだまだ頑張ってみようと思います！

ここまで読んでいただきありがとうございました！

ちなみに今回は、ゲンミミオムスターのコーナーはありません。