牟梁駅 (慶尚北道慶州市)に行ってきた。

 慶尚北道慶州市乾川邑に位置する廃駅、牟梁駅(モリャン駅)は、1922年2月25日に「光明駅」として開業し、1939年に現在の名前に改められました。詳しいことはあまり分からないのですが、東海線と中央線の駅舎として2007年まで使われたようで、その後京釜高速線(KTX)の開業により、駅の利用者数が激減、同年駅としての役目を終えたようです。

 今回は、慶州市内の市外バスターミナルから出発します。新慶州駅方面のバス停から300番台のバスに乗れば、おおよそ着くと思われます。

市外バスターミナルの停留所から出発。隣にマクドナルドがあるのが目印。
バスで10分くらいの位置。距離は大体7kmほど離れている。
手前の停留所で降りたところ。
高速鉄道用の変電施設。目指している駅は、丁度この向こう側にある。
京釜高速線が通る橋の下と一本道。
橋の下から。
橋を潜った先にある牟梁駅のバス停。
牟梁駅のバス停から左側を覗くと、駅舎へと続く一本道がある。
一本道から。うっすらと駅舎のシルエットが垣間見える。
寂れた駅舎が見えてきた。
牟梁駅。
違う角度から。
旅客取り扱い中止の案内の文字。
駅舎の右側にあるトイレ。枯れ木に阻まれて、中を覗くことはできなかった。
駅舎左側にある謎の古びた建物。駅員室かな。
フェンスから手を伸ばして撮った写真。駅舎の裏にあるホームは施錠されていて入れなかった。
駅舎の全体像。中が見れなかったのはちょっと残念。

 2007年6月1日に事実上廃駅になってからは、信号場としての役目を担っています。鉄道記念物として保存・管理されている慶州駅や仏国寺駅とは違い、自然へと還りつつある牟梁駅。何だか、荒廃していく自身の姿に悲しんでいるようでした。

 直接的な計画があるわけではありませんが、数年経てば、この駅舎も取り壊されて、ただの記憶になっていくのでしょう。何かの縁があるわけではないですが、この駅に魅入ってしまったのは事実なので、自分がこの地に居る間は、定期的に訪れたいと思いました。


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