”サンダー・ジャンクションの無法者”のインプレ
鹿野郎
はじめに
統率者向けセットが合間合間で販売されるため本当に販売感覚が短く感じてしまう中、新セット「サンダー・ジャンクションの無法者」の情報が公開されつつあります
本記事では(新規のものを含む)メカニズムなどについて触れていきたいと思います、気になったカードも少し紹介する予定です
新メカニズム雑感
無法者
無法者は「暗殺者、傭兵、海賊、ならず者、邪術師」のクリーチャータイプを有するクリーチャーを指す名詞である、状態ではないようだ
これはかなり範囲が広く恐らく無法者参照能力・呪文、無法者サーチなどのカードが刷られると思われ特定部族を押し上げてくれると思われる。
とりわけ黎明期に収録された傭兵、近年のスタンで活躍した暗殺者・ならず者辺りが大注目部族。
また海賊はあの悪しきラガバンが海賊、邪術師は目立っていないものの折を触れて物語の中心人物がカード化されている(ヒルダ、アガサ)ため個人的に注目度が高い。
悪事を働く
かなりフレイバー感が強いメカニズムだが、対戦相手の行動に介入するという括りの広さがかなり面白い。
また1つの呪文で複数回悪事を働ける可能性があるため、悪事を働く誘発型能力は物によってはかなりのバリューを秘めている
ただ前述の通りフレイバー感が強く今後のセットで再録されるメカニズムではないだろう。壊れたカードが刷られた場合にはかなり高騰しそうではある。
放題
放題の追加コストを支払うことで支払ったコストの内容を追加することができる、概ね点数で見たコストが小さく大きなコストを追加して大振りなアクションを行う感じだろう。
これは近年の大きなコストを踏み倒したりコスト参照をしたりするのとは逆の方向のデザイン。低コスト踏み倒しで放題コストを支払うことで多少節約できたりするのだろうか、局面に応じた可用的運用を前提としながらもその実正しく使うのがかなり難しいイメージがある。
「乗騎」「騎乗」
乗騎と騎乗は対であり乗騎の部族を持つクリーチャーが騎乗という起動型能力を持っていることが多いというフレイバー系の能力ただ、3/28現在のリリースされているカードの中には大きな騎乗コストを有するクリーチャーが少ない。恐らくソーサリータイミング(かつスタックが空で自分の戦闘前メイン以外での起動が有用ではない)でしか起動できないからだろう
”戦闘ダメージ”を与える参照と”攻撃するたび”には大きな隔たりがあるため注意が必要である。
計画
直接的な予顕、恐らくコストも”計画”のほうが軽いものと思われる
予顕が有する高度な読み合いというものはあまり受け入れられず、結局のところ予顕と相性がいい色のカードしか使われなかった
こちらはソーサリー(計画は現状ソーサリーのみが提示されておりインスタントがソーサリー化するかは不明)タイミングで撃つ必要があるもののコストを支払ってしまえばキャストはタダである。
また計画を有するクリーチャーもいるため予顕よりも範囲が広がりデザインの幅がしやすくなったのではないだろうか、今後も刷られそうなメカニズムである
計画コストを支払ってタダキャストした場合のマナ総量は元の呪文のマナ総量なんだろうか?そのへんの謎が残っている
まとめ
新メカニズムについてだが、フレイバー系のメカニズムもそうでないものもかなり強く使えそうなものが多く、とりわけ”計画”のデザイン空間の広さはかなりのものがあり今後もかなり使われそうに思える
”無法者”はフレイバー感がかなりあるものの限定的であるため、下環境を無視した強そうなカードをが刷られそうな雰囲気がある
放題はどちらかと言えばリミテ向き能力で難しい面もあり、ややフレーバー的ではあるものの既存の選択型の能力と違い裏目が少なくこちらもデザインの余地がかなり広めなので再録はありそう
残り2つはカード単体の評価を行う必要性が高い能力なので評価は保留したい
おまけ(note投稿時点で気になってるカードたち)
忠実な馬、フォーチュン
Bling-Bang-Bang-Born
再覚醒したジェイス
カルロフ邸での登場が納得いった感
こういう”悪いこと”ってWotCのストーリーチーム大好きだもんなぁ(呆れ)
すりのチビボネ
黒1マナに有用な接死持ちがいる時点で緑はクソザコナメクジ
大規模な列車強盗
②Rの連続戦闘付与をインスタントタイミングで撃てるのが最高にやばい、
②はありがちなバットリだがRRの能力がかなり強烈
巨大なガラガラワーム
緑の瞬速はだいたい強いからこれも強いし、なんでランパン持ってんだ…
ゴルガリベースのランプがかなり捗りそう
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