ブランディングにおいて、意識するステップ

第一段階　「選ばれること」
第二段階　「リピートされること」
第三段階　「紹介してもらえること」
それぞれの段階で、意識しなければならないポイントも違ってくるので、今回はその辺りを紹介していきたいと思います。

第一段階　「選ばれること」

第一段階で大切なのが「顧客が選ぶ理由を明確にすること」です。
USP（ Unique Selling Proposition ）自社の強みを明確に定義する必要がありますが、自社の強みを集約し、顧客に伝わりやすくしたものがポイントになるステップです。

まずは、自社サービスを一度選んで貰うため、
【差別化】【欲求の顕在化】【購買の決断】に、繋がるブランディング構築が必要とされます。

第二段階　「リピートされること」

この段階のブランディングで肝になるのが、
選んでもらった理由で期待以上に満足させることです。

期待した通りで戻ってきても、リピーターにはつながり難いです。
「よかったよ」「うん、思った通り」「行って損はないよ」

満足な言葉が出ているものの、もう一度購入、サービスを受けてくれるかはわからないレベル感です。そこで期待以上の感動、わくわく感、違いが必要とされます。
言うのは簡単ですが、ここにこだわってできるかが次のステップです。

ポイントは、
・ささやかな個別サービス
・顧客の声を聞く仕組み
・アフターサービスの明確化
たった、この3点です。

どれも難しいことではありません。
けれど、この3点を深堀りしていない企業は意外と多いです。
皆さんの会社/商品では、どうですか？

第三段階　「紹介してもらえること」

この段階は、ブランドに対するエンゲージメント力も高く、ブランディングとして一つの目標でもあります。

前回書いた　エンゲージメント　が、ここでのポイントです。
（　記事は、こちら　）

リピートしてくれた顧客に対して意見を聞き、ブランドをアジャストしつつも、コアとなるブランド価値を深堀していきます。紹介したくなるのは、紹介に感動していて、さらに相手に紹介できる安心感が必要とされるからです。

ブランディングにおいては、ブランドを創り、育て、共感される仕組みが大切です。それ考える上で、３ステップを意識してブランドマップを描いておくことは必要なことです。ごちゃ混ぜにせず、ぜひ一度整理してみてください。