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昼寝の幻覚

午後、読書していたら眠ってしまって。
高校生の頃のことを思い出し、その場に再び、いた。クラス委員だった頃の自分。

体育館で何かの行事があり、各クラス数名残って後片付けをしなければならない状況だった。
ところが我がクラスは誰もが「やりたくない」ムードであり、じゃクラスに戻ろう。ということになった。それほど、私たちは疲れていた。

全員でクラスに戻り下校チャイムまで着席していると、他のクラスの委員が
「お前ら!やらなきゃだめじゃん!誰か来いよ!」
自分も含めて、戻る気はなかった。それほど疲れた行事だったのだ。

このやりとりを2-3回繰り返したところで。
そうか、じゃ、自分が行くか。クラス委員だし。

体育館に戻ったところ
担任にぶん殴られた。

担任は
”全員で行うことをお前たちは逃げた それは社会で許されない”
などと言った

殴られたことと全員帰宅せずに待つように言われたことを伝えると
誰もが下校しなかった

担任がクラスに戻り
説教を始めた

誰もがしていることをお前たちはしなかった
そんなことが許されるのか
社会に出たらもっと厳しい
お前たちには失望した
など

そこで自分が口火を切った 担任に向かって

あなたはそういうけれど
私たちは全員 片付けを行うことができないほど疲れている
もし仮に「誰もがしていることを しなかった」としても
これだけ疲れていて やりたくないことを なぜしなければならないのか

みんながやっていることをしなければならない 
百歩譲ってそうであったとしても

あなたが 私を殴る 正当な理由はない

担任は黙った

私は あなたを ずっと恨む さぁみんな 帰ろう

と言い放ち 全員帰宅となった

その後
担任とは和解した

この時
自分は魂を売った
社会に取り込まれることを
選んだのだ

でも今
売った魂を
取り戻す

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