千葉孝司(CHIBA_T_LABO)

子どもたちの心、命、夢を守るために出来ることを発信していきます。

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最近の記事

令和型不登校対応マップ

明治図書から新刊が夏に出ます。CHIBA_T_LABOとしては初の著書になります。 以下紹介文 近年また増加傾向にあると言われる不登校。コロナ禍やSNSの影響など、不登校の原因も社会情勢や環境の変化により多様化してきています。正解がない令和ならではの不登校対応について、教師と子どもの場面別の会話例も入れて解説しました。明日の道標となる1冊です。                       明治図書オンラインより

    • 雨にぬれたいときもある

      大人におしつけられたベストの選択より 子どもが自分で決めたベターな選択の方が ずっと価値がある それでうまくいかなかったとしても 失敗という貴重な体験が得られる 大人は失敗させたくないと思うけれど 失敗は必要な経験 選択の場面で大人の気持ちを優先していくと 人のせいにする 決められなくなる 失敗を恐れる そんな子どもになっていく 大人が目先の失敗を防いであげることが 子どもの大きな失敗につながっていく 自分の人生が 自分のもののように感じられなくなって もうやめた

        令和型不登校対応マップ

          あふれる思いを丁寧に

          どうせ無理だよ そんな言葉を投げかけられて 怒りがわいてくる どうせ無理でしょ わいた怒りをそのままに 言葉にして投げつける 言葉はいつもひとしずく あふれる思いがそこにある どうせ無理だよ だってやれる自信がないし 今まで何度もがっかりさせたから 期待させたくない だから前もって言っておくよ 出来るときもあるかもしれないけど そんな気づかいが 乱暴にこぼれ落ちる どうせ無理だよ どうせ無理でしょ これまで何度もがっかりしてきたから 自分を守りたい 本当はあきらめて

          あふれる思いを丁寧に

          まず大人が元気になる

          不登校の子どもの回復には順序がある。 まずは身近な大人(親等)との関係回復 次に自信回復 元気回復 である。 そうすれば再登校などの新たな一歩を踏み出そうとする。 不安や自己否定の気持ちでいっぱいの子どもが、いきなり教室に戻ることは難しい。 まずは関係の回復である。 ところが大人が子どもを責め続けたり、不安で一杯だと関係の回復が難しくなる。 そして大人が関係を回復しようとする前には 大人自身が不安や自己否定から抜けて 元気を取り戻す必要がある。 大人が元気になることが

          まず大人が元気になる

          子どもにもスローライフを

          子どもは時間に追い立てられている。 やるべきこと、やった方がいいことがたくさんある。 気になること、気にしなければならないこともたくさんある。 走っている最中に靴のひもがほどけると転んでしまう。 追い立てられている中で、うまくいかないことがあると転んでしまう。 転んでしまった子どもに声をかける大人も 時間に追い立てられている。ゆっくりと向き合うことが難しい。 大人も子どももやるべきことがたくさんあって、 追い立てずにはいられない。 でも無理なものは無理。 子どもの歩みは

          子どもにもスローライフを

          子どもの心を動かす

           授業力&学級経営力 5月号(明治図書刊)に原稿を掲載していただいた。特集「子どもの心を動かす とっておきのお話集」の中の4本。  子どもたちの心を動かすということは簡単なことではない。なぜならネットの中には、いい話も泣ける話もあふれている時代だからだ。 「それ、知ってる」 「もっと、いい話知ってるよ」  そんな声が返ってくることも予想される。 「もし、知っている人がいても、それ知ってるとか言わないで聞いてもらえるとうれしいです」  そんな前振りも必要だ。  そしてネタを言

          子どもの心を動かす

          死にたい そう言われたら

          死にたい。 もしも子どもから言われたら、大人はショックを受けるでしょう。 そして慌てます。慌てると人はとっさに目の前からそれをなくそうとします。 死にたいという言葉を撤回させたくなるのです。 そんなこと冗談でも口にしないで。 生きたくても生きられない人がいるんだよ。 せっかく勇気を出して言ったのに、こう言われると子どもは心を閉ざします。もう二度と言うもんかと思います。 死にたいという言葉を口にしなくなったら、そういう行為はなくなるというものでもありません。言語化できない場

          死にたい そう言われたら

          マンガで解説 いじめと戦う!プロの対応術

          小学校教員のための教育情報メディア「みんなの教育技術」by小学館。 そこで連載されていた漫画「いじめと戦う!プロの対応術」。 こちらから3話まで無料で読むことが出来ます。 いじめの多くは学校で起こります。そこにいる大人は先生です。 子どもにとって最後の砦となる先生が、いじめにどう立ち向かえばいいのかをマンガを通して描かれています。 ぜひご覧ください。

          マンガで解説 いじめと戦う!プロの対応術

          学校に行けない理由

          学校では楽しそうにしているのに。 家では元気にしているのに。 子どもが学校に行けなくなったとき、大人は不思議に思います。 そして、これは怠けているだけなんだ。これを許したら大変なことになる。 そう感じ強い言葉を投げかけます。 心の中は誰にも見えません。あなたの心の中も他の人からは見えません。 子どもが学校に行けなくなるとき、子どもの心の中にはモヤモヤが渦巻いています。 モヤモヤの理由は大きくわけて2つあります。 それは不安と負担です。 そしてそれは子ども自身も自覚していな

          学校に行けない理由

          いじめ・不登校を考える㏌神戸

          6月の神戸で、いじめ・不登校を考える会を実施します。 子どもの命を守るということを考えた際に、いじめも不登校も避けて通れない問題です。著しい自己肯定感の低下や孤立感は、大きなリスクになるからです。子どもには、その耐え難い状態が永遠に続くように感じ消耗します。解決には大人の力が必要です。 教育アドバイザーの多賀一郎先生と一緒に子どもを守る方法を考える2日間です。 いじめを考える会 2024年6月22日(兵庫県) - こくちーずプロ (kokuchpro.com) 不登校を考

          いじめ・不登校を考える㏌神戸

          はじめに

          もうあの人に会えない そう考えてみる 寂しくてたまらない だから人は終わりを考えたがらない でも自分から 誰にも会わないことや 会えなくなることを 選ぶ子どもたちもいる それは きっと 世界の美しさや 自分の素晴らしさを 知らないせい 子どもたちに それを知らせるのは大人の役割 でも毎日の暮らしの中 大人自身も忘れている そして たくさんの美しさや素晴らしさが ひっそりと眠っている だから大人一人分だけ 子どもたちに 世界の美しさと 自分の素晴らしさを 伝えたい 誰かに