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【ネタバレあり】公認心理師・臨床心理士が「オトナプリキュア」を見て心が死ぬ→生き返って希望を感じた話

正直言って身構えていた。
もちろんオトナプリキュアにである。
万が一前回の記事を読みたいという尊い人がいたら読んでほしい。

筆者(猫)はプリキュアが大好きである。
かつ後天的にプリキュア5とgogoを学んだプリキュアおじさんでもある。
そのおじさんにとってオトナプリキュア1話は衝撃的すぎた。
比喩ではなく胃が痛くなったし、オタク特有の「作品名 感想」を検索することで1週間が瞬く間に過ぎてしまった。ぶっちゃけありえない。考察勢からは「最終話まで変身なしでは?」「変身して問題解決したら何も変わっていないのでは?」という意見もあり、戦々恐々としていたのも私だ。

そして2話…

正直死ぬかと思った。
言葉はいらない。大いなる希望の光を信じるのだ。
おっと、勢いあまってことばを失ってしまったが、まじでヤバい。
うまい言語表現が思いつかないが、時代すら超越したメタモルフォーゼはYABAI。

プリキュア好きなら常識だが、プリキュアの大半は中高生である(例外もあるというか例外しかないのだが)。
思い出してほしい、みんな中学生の頃に何をしたかったのか。
のぞみ先生は現実を知り、その痛みを知りながらも大切なもののためにメタモルフォーゼする。オトナになる中で失ってしまったもの、それを令和の世に蘇らせるのである。何を言っているのかわからない?奇遇ですね、僕もです。

あきらめた”もの”ばかり
でもそれが明日を呼ぶんだ
ぜんぶが奇跡だと 笑えるから

ときめきの歌詞

OPの歌詞を改めて読むと全身に色々なダメージを受けつつ、少しずつ前を見ようと思える。良い意味で本編と合いすぎててクレイジーな感じに仕上がってると思う。何回聞いても涙腺が死ぬ。

本論に話を戻そう。オトナプリキュアはぜひ5とgogo本編を履修してから見るべきだが戦闘シーンの作画がエグイのでいきなり見ても楽しめる。演出がすべてエネミー側のそれ。メタルクラスタホッパー。

これこそおれたちのぷいきゅあ!
と思いきや残念ながらまだまだ問題は山積みである。
りんちゃん:ジュエリーデザイナー(うまくいっていない)
うらら:舞台女優(うまくいっていない)
こまち:小説家兼自宅のお手伝い(うまくいっていない)
かれんさん:医師(うまくいっていない)
みるくくるみ:派遣の秘書(うまくいっていない)

要はのぞみ先生も含めてみんなうまくいっていない。でもかつてと違ってそれをみんなに言えずにいる。。。このあたり解像度ヤバくないかと思う次第だ。近しいから悩みを言えないってことあるよね?(連絡先を知らなかった話はいったんおいておこう)。周囲からはどう見られているかはともかく実際はうまくいっていないことはそれなりにあるのではと思う(自己紹介なのなんなの)。

夢をかなえたように周囲からはみられるものの実はそうでもないパターンて心えぐられることないすか?そして唯一アルコールを飲まなかったかれんの当番回が来週である。早く見たい。。。が、筆者の邪推があたってしまったら色々荒れてしまう面もあると思う。いずれにせよ大人になったプリキュアと真正面から向き合って作品作りをしている声優さん、スタッフのみなさんにはリスペクトしかない。毎週身構えながら見てそのたびに何かを得る、そんな期間になりそうである。

見逃し配信を見逃さないほうがいいよ、で〆よう。


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