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いじめの研究もする社会科教員(新1年目)の思考の軌跡

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    私が考える学校におけるいじめのメカニズム・いじめに関するトピックや研究についてまとめていくnoteの棚

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#2 いじめ研究と私

皆さん、こんにちは。Makiです。 今回は、私の根とも言える「いじめ研究」について書いていきたいと思います。 なぜ、私がいじめの研究をするに至ったか、いじめの研究を通して何をしたいのかについて、原体験を踏まえて私の思いを書きます。 それでは、目次です。 1.私といじめの原体験(小学校) 私が「いじめ」と初めて出会ったのは小学5年生の時です。私と同じクラスの子や以前からかかわりのあった子が関与していました。 その当時は悪口や仲間外れ、陰口などの「関係性いじめ」が主だ

    • 春風が連れていく先は

      引っ越しの準備に追われた部屋は、今までとは違った喧騒をまとっていく。 2年前、期待と不安を膨らませながら入居した部屋が、元の姿に戻ろうとしている、そんな時の流れを感じるきっかけが、増えてきたなと思うこの頃です。 皆さん、こんにちは。Makiです。 年度末、私は大学院修士課程を修了し、新任教員として一度アカデミアから離れます。 とはいえ、学会発表や修論の発展研究は続けるため、教職と研究の2足の草鞋を履いて社会の荒波に揉まれようと思います。 修士論文を提出し、口頭試問を

      • 2023→2024へ

        2023年も残すところあと1週間程度。 今年はとにかく濃かったし、月日の流れが非常に早かった、そんな印象を持つ一年。 そして、近年の中でも格段に充実感に満たされた一年でした。 修士論文を書きつつ研究に没頭し、教員採用試験の対策を並行して進めてきた日々は酸いも甘いもたくさんの日々でした。 そんな日々を過ごしていくなかで、ものの見方も大きく変わったように思います。 よく、他者から褒められたりすると、「いやいや、、」とか「自分なんて、、」と謙遜する人が多いと思います。私の

        • #4 意味と価値の合意体系の根源

          ※この記事は「#3 文化の主体としての個人と集団」の続きです。 皆さん、こんにちは。 前回の投稿からしばらく期間が空きましたが、前回のnoteでは、文化の主体である個人と集団の関係、その核である文化概念について考察を進めました。 この記事では、その考察をもとに、私たちのコミュニケーションを成立させている「根源」の諸相を私なりに描いていこうと思います。 それでは、目次です。 1.本記事の概要 前回の記事で考察した文化は「個人が持つもの」と表現するには十分とは言えず、

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        #2 いじめ研究と私

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          拝啓 10年前のあなた

          10年前の私、中学生ですね。 月日は流れて、もう私に中学生の面影はないけれど、心の中には中学生の頃の意志がまだ残ってる。 今はその意志、あなたに向けて、言葉を紡ぎたい。 中学生の頃のあなたは、とにかく学校が、そして教師が嫌いだった。 いじめから守ってもらえず、何かしらトラブルがあれば教師まで加担する始末だった。 そんなあなたは、反面教師的に考えて、教師を目指そうとした。 その道のりは挫折もあれば喜びもあった。 そして、10年後の今、あなたの意志を守った私は教師に

          拝啓 10年前のあなた

          #3 文化の主体としての個人と集団

          私たちは「同じ文化」の中に生きていると言えるのでしょうか。私の考えは半分YES、半分NOです。 みなさん、こんにちは。Makiです。 唐突に何の話が始まるんだと思った方がいらっしゃるかと思います…笑 今回は私たちが生活する日常生活世界に遍く浸潤する「文化」について、私が日々生活する中で考えてきたことを書いていきたいと思います。 具体的には、そもそも「文化」とは何か、その意味や在り様、そして私がたどり着いた「同一文化圏における生の異文化性」という考え方についてです。

          #3 文化の主体としての個人と集団

          #1 しがない大学院生の人となり

          このnoteを訪れてくださった皆さん、初めまして。 もしかすると、中にはお久しぶりの方もいるかもしれませんね。。。 改めて、Makiと言います。 しばらくnoteの更新ができず、放置状態だったので、改めて筆を取り直すこととしました。 今一度、自己紹介をしつつ今後こんなこと書いていきたいな…と思うことをつらつらと挙げていこうと思います。 それでは、目次です。 1.Makiってどんな人? 私は生まれも育ちも関東で、大学生まで関東で暮らしていました。大学院進学を機に住み慣

          #1 しがない大学院生の人となり