「面接に影響するから学科の自己採点をしない」に思うこと
第23回キャリコン学科・論述試験も終わり、面接RP試験を残すのみですね。
さて、毎回モヤっとするのが
「面接に影響するから学科の自己採点をしない」
この言葉です。
理解はできるんですよ。
だけど実務って「毎日」のことです。
恋人と別れようが
配偶者と別れようが
親がガンの告知を受けようが
クライエントには何も関係が無い。
もちろん、こういった事情をクライエントに伝えることもありません。
そしてクライエントは時に「自虐風マウント」をしてくることもある。
昨日、恋人・配偶者と別れたあなたに
「今付き合っている彼がNY支局に行くことになって…一緒に来てくれって言われているんです。でも私、海外なんて年に3~4回行く程度だし、留学だって1年したくらいで、TOEICも950しかないし…だけど彼はどうしてもって言うし…」
みたいな相談をしてくるかもしれません。
こんなときでも、一定のクォリティを維持した面談ができる。
それが「プロ」ですよね。
合格のためにベストな状態で挑みたい。
その気持ちは理解できるんです。
だけど、そのマインドで合格しても「プロ」じゃないな、「受験生の延長」だよなって思うんですよね。
だって「私は外部要因の影響で面談クオリティが変わります」って言っているのと同じだから。
どんなときでも「ベターな状態を維持できる」。
それが「プロ」だと思うわけです。
「精神的無菌状態」で受験・合格しても、実務で通用するのかな…
そう思ってしまうのは、私が意気揚々と志望動機を語ったにもかかわらず、ほどなく職場を去っていく…そんな多くのカウンセラーを見てきたからでしょうか。
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