「The Posture」姿勢の教科書保存版〜ピラティスインストラクターが伝える真実〜
どうも吉田です。
NピラティスをOPENして。
たくさんの人の「姿勢」の悩みに向き合ってきました。
僕は理学療法士1年目の時は
みたいなことを考えて。
と思っていました。
教科書的な姿勢分析や筋肉のバランスは全て頭に入れていてうまくやれると思っていましたが。。。
しかし・・・
現場は違います。
そんなお悩みを解決する1つのヒントとなるようにnoteを作ってみます。
などなど。姿勢や体に関わるすべての人の+になれば幸いです。
主に
を3つを混ぜ込んでお伝えします。
1つでは語れません。
3つ必要です。
では1つ1つ丁寧に伝えていきます。
最初に伝えたいこと5つのまとめ
この5つがとても大事です。
5つを頭の片隅に入れながら読み進めてみてください。
教科書的な「姿勢」の基準をまずは知る
まずは教科書的な基礎からチェックしていきましょう。
みなさんが思い浮かべる「良い姿勢」を数値で示していきます。
で、実際の重心線がどこに落ちると理想か?というと。。。
です。とてもシンプルですし、臨床で姿勢を見るときも。この線を頭の中でクライアント様の姿勢に引きます。
すると、どこがずれているのか?がよくわかるようになります。
実際のクライアント様のピラティス前の写真です↑
上の画像を見たときに。
ことがわかります。最初はこれくらい大雑把でいいんです。
この大まかな重心線によってアライメントの位置がわかり、次に細かく筋肉のバランスをチェックしていきます。
ちなみにピラティス5回目でこれくらいの変化になっています。
ここまで姿勢変化を出せるように目標を立てていきましょう!!
姿勢・上半身と下半身アライメントの基礎
これも教科書的な部分ですが、なんとなく頭に入れておきましょう。
まずは上半身の部分。
次に下半身です。
です。
あくまでも基準です。
ここから外れたら絶対NGかと言われれば。そんなこともありません。
骨には個体差があります。
左右差もあります。
生まれた時からの骨の形もさまざまです。
だから外側から見た「姿勢」だけ左右差を直すことがイコール全て正しいというわけでないのです。
歪みというのは「ある」という前提でOKです。(このあたりは臨床的です)
ここまでは基礎の基礎。
サクッと頭に入れておきましょう。
姿勢評価に必要な触診ポイント
姿勢は目で見て判断することで多くの情報が手に入ります。
でも、見た目だけではわからない部分もあります。(服でごまかされます)
これをなんとかするために「触診」が必要です。
このあたりの触診は比較的簡単で、時間もかからずに評価できます。
ポイントは
です。
ぜひチェックしてみてください!
姿勢を「筋肉」だけではみてはいけない理由
と一気に、各姿勢タイプや筋肉バランスを説明すると。
頭の中が「筋肉」で全て理解しようとしますw
それは避けたいので。
ここで一旦、姿勢を筋肉だけではみてはいけない理由を説明していきます。
姿勢からほんの少し外れて、「バランス能力における身体要素」をみてみましょう。
すると
などなど。
多くの要素がバランスに影響を与えます。
姿勢もバランス戦略の1つです。
姿勢は静止することはなく、常に動き続けています。
つまりバランスをとり続けているのです。
その中の1つが「筋、骨格系」です。
あくまで1つの要素です。
もし。不良姿勢の原因が「筋、骨格系」でない場合は。
どれだけ筋トレしてストレッチしても変わりません。
など。
多角的な視点で「姿勢」をみていくことがポイントになります。
頭を柔らか〜く使いましょう^^
では「姿勢制御」をわかりやすく臨床に例え理解しよう
有名なHorkさんの研究から姿勢制御をわかりやすく噛み砕いていきます。
1バイオメカニカル
抗重力伸展活動によって床反力を頭部に伝えて姿勢を保つ・・です。
で、臨床的に最も重要なのは
です。これら3つの筋肉が適切な張力を保ち、立位姿勢を保つことでキレイで機能的な姿勢が保てます。
また、人間はそもそも前方に回転するようにできている動物です。結果的に背面側の筋活動が必要になるんですね。
でも、現代人は
といったことが多くみられます。
2垂直性
重力に対して垂直を保つ機能。。なのですが。
ここで重要なのは支持基底面中で安定できる範囲(安定性限界)が多いことが大切です。
つまり。
といった状態は。
安定性限界を減らし、足部からの感覚入力も減らしてしまいます。結果的に垂直性が保ちにくくなります。姿勢の制御も足関節制御だけでなく、股関節やステッピングが必要なったりします。
答えはシンプルに。
足部の支持面積を増やして、足部の機能を高めることが。姿勢を変える1つの手段になるということです。
3姿勢反応
姿勢が崩れた時に保持する能力、予測する能力などなど。
姿勢に対する反応は反射を含めると様々です。
ただ臨床的に考えるときに3つの姿勢反応を知っておくと便利です。
です。
ピラティスや運動療法の代償動作に置き換えると。
代償動作はカウンターウェイトとして出てくることが多いです。
このあたりをしっかりと分析できると、代償動作を的確に捉えることができます。
4:予測的姿勢制御
先行性姿勢調節(antcipatory postural adjustment: APA)は有名ですね。
運動を行う手前に予測的に姿勢を調整します。Hodgesさんもこの辺りで
という研究報告をしてくれました。随意運動のカウンターバランスとして働く機能です。
つまり、何かの動作・運動をするときに。腹横筋や多裂筋が最初に働いて動くことが姿勢制御として重要であるということですね。
5:感覚オリエンテーション
感覚も重み付けですね。
人間は
の3つの感覚をうまく統合して、脳に入力を行い、姿勢を制御しています。その「%」の基本は上記に書いてある通りですが。年齢や疾患、身体状況によって感覚入力は変化します。
※体性感覚の重みは強く、セラピストやトレーナー、インストラクターが関われる部分でもあるので、どんどん介入しましょう!
例えば上位頚椎は多くの筋紡錘と視覚系・前庭系の関連性が高い場所です。
この部分を放っておいたままでは「姿勢」は変わりません。
上位頚椎を適切なポジションに持ってくることで、正しい感覚入力がインプットされていきます。これも後ほど詳しくやります。筋紡錘などが絡んできます。
6:歩行
動的な場面においてのCOMのお話なのですが。。
ここはちょっと割愛w
ここまできてやっと。
「姿勢評価」なるものをみていくことができますw
何が言いたいかというと。
という戦略は。だいぶ短絡的であるということです。
もっともっと考えるべきことがあります。
まだまだ序盤ですが大丈夫でしょうかw??
ついてきてください。
動画でも説明しているので。ぜひ!!
さらにここから姿勢評価・分類・呼吸・臨床での評価方法、姿勢制御に必要な3つの要素、各疾患別攻略方法・・・みたいにマニアック、体系的に進めていきます。
どうぞついてきてください。
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