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国の話

すごいこと書いてそうなタイトルだけど、全然そんなことないです。

国旗が好きだ。国旗の話をしよう :: デイリーポータルZ

https://dailyportalz.jp/kiji/lets_talk_about_flags

2019年この記事をみて、国旗おもしろ〜ってなって、興味を持った。オリンピックもあるし。覚えたいと思った。記事の中にあるように、国の位置も把握していたらもっと楽しそうだと思い、勉強した。サイトやアプリを活用したら、短期間で覚えることができた。Wikipediaの生物の生息域マップとかって国名が入ってないので、そこで役立っている。早く覚えればよかった。

位置と首都を覚えるにあたって、Seterraというサイトに大変お世話になった。

https://online.seterra.com/ja

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地理クイズがたくさんある。地理的区分ならさまざまな範囲、政治的区分、言語的区分など、とにかくマップの種類が豊富でいい。いちばん多くの国が登場するのが国際連合加盟国マップなので、冒頭の193という数字が出てきた。また各マップには、クリックしていくだけのもの、それの消去法がつかえないハードver.、ラベルをマップにつけていくもの、入力するものなどのモードを選べば幅広い難易度があり、さらに各ターン間違えた箇所は復習できるなど、学習面の機能が高くて、クイズというより教材だ。このサイトを推すために今この記事を書いている。アプリ版は有料(240円)。お布施感覚で買ったけど、無料で使えるWeb版のほうがずっとできることが多い。

国の位置を覚えたら、ようやく旗に入った。Seterraの国旗クイズ(カテゴリごとの一覧から指定の旗をクリックする)で覚えるのは大変だったので、別のアプリを使った。「あそんでまなべるシリーズ国旗クイズ」日本製。

https://apps.apple.com/jp/app/%E3%81%82%E3%81%9D%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%BE%E3%81%AA%E3%81%B9%E3%82%8B-%E5%9B%BD%E6%97%97%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%BA/id911258201

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Seterraとちょっと違って、指定のものを、四択の国旗からタップしていくクイズ。やや意地悪く、似た国旗が4つ出てくることが多いので、違いを見極める練習になる。似た国旗の組み合わせ、めちゃくちゃ多いので助かる。このアプリはタイムアタックが主軸にあるので、速さが求められる。スコアはWebに送れてユーザーランキングが表示されるので燃える。

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これである程度覚えたら、Seterraの国旗最上級クイズ(193の中から1つずつ選んでいくやつ)にチャレンジする気が起きた。こちらは正答率がでるので、速さよりも正確性が求められる。時間はかかるけど、100%保ったまま終わると何物にも変え難い達成感がある。


国旗について言いたいことを言う

・ほぼ同じことで有名なチャド🇹🇩とルーマニア🇷🇴。チャドのほうが青が濃いらしいけど、Seterraの画像は本当に微妙。勝率五分五分。せっかく真ん中が黄色なのだからマークくらい入れてほしい、どっちか。
・マークいれるとモルドバ🇲🇩とアンドラ🇦🇩問題が出てくるんだけどさ。
・白い丸とかどうですか。斬新ですよ。ラオス🇱🇦、一覧でめっちゃくちゃ目立つから好き。
・絵当てばかりやってると、見分けやすい、独自性のある国旗を好きになってしまう。ウガンダ🇺🇬、オマーン🇴🇲、トーゴ🇹🇬など。
・カーボベルデ🇨🇻、トルクメニスタン🇹🇲、マルタ🇲🇹などもおしゃれだから好き。
・よくある形を取りつつ色が斬新なやつも好き。バハマ🇧🇸、ガボン🇬🇦など(赤と濃い青がないと斬新にみえる病気)。
・クウェート🇰🇼、よく三角の先っちょをカットしたなと思う。斬新さNo.1では??
・とはいえネパール🇳🇵は卑怯すぎると今でも思っている。
・白に丸だけて!!!!と思ってたけど、結構独特でいいかもと思ってきた、日本🇯🇵。目立つし。
・ファミリーマートがシエラレオネ、ユザワヤが中東っぽいとデイリーポータルZの記事にあったけど、ミニストップも南米にみえてきたし、カフェ プロントはイスラム教がさかんな国にみえるようになった。


首都


最初手を出さないつもりでいた。リュブリャナ(スロベニアの首都)とかヴィリニュス(リトアニアの首都)とかポドゴリツァ(モンテネグロの首都)とか、マジで無理だと思った。ヨーロッパですらこれだもの。でもなんか気まぐれにSeterraを英語版に切り替えてやってみたら、英語話者だったらスペルを覚えるのもっと嫌かもなと思った。それぞれの国の人や昔の人が音を置き換えたであろう、でも使い慣れたルールのある文字でできたものと思ったら。アフリカとかやばそう。日本語っぽい音にカタカナでテキトーに処理してるのが強みに思えてきた。実際アフリカの首都のほうが覚えやすかった。カンパラ(ウガンダ)とかマセル(レソト)とかハラレ(ジンバブエ)とかすでにある日本語に近くてスッと入ってきた。絶対テキトーでしょ。せっかくなのでこれも193ヶ国分覚えた。


首都名について言いたいことを言う

・チュニス(チュニジアの首都)とかサントドミンゴ(ドミニカ共和国の首都)とかブラジリア(ブラジルの首都)とか国名っぽい名前、ありがたい。
・なぜアンゴラの首都がルンダというのか(ルンダの首都はキガリ)。
・ただでさえ覚えづらい国名ツートップであったセントクリストファー・ネイビスとセントビンセント・グレナディーンはセットとノリでようやく覚えたのに、首都名になるとセントジョンズ(アンティグア・バーブーダの首都)とセントジョージズ(グレナダの首都)がセットっぽいのが嫌だし、地図上ではセントクリストファー・ネイビスとアンティグア・バーブーダが、セントビンセント・グレナディーンとグレナダが近いのも紛らわしい。セントセントとやかましい。

・バセテール(セントクリストファー・ネイビスの首都)がなぜか193中最下位レベルで覚えられなかったけど、”バセットハウンドの尻尾”と思ったら忘れなくなった。
・スリジャヤワルダナプラコッテ(スリランカの首都)は長すぎるというネタで知ってたけど、バンダルスリブガワンもそこそこやばい(ブルネイの首都)
・ンジャメナ(チャドの首都)も、ンで始まる言葉としてなんとなく知ってたけど、ンゲルルムッドのほうがやばい(パラオの首都)


国旗のいわれ

「改訂版 世界の国旗」も読んだ。改訂めっちゃしてそう。縦横比率・認定年なども書いてあって助かる。オタクの読み物という感じだ。オリンピックを機に制定したとか結構ある。日本の国旗も世界的に公式になったのが最近(1999)で驚いた。ザンビアは東京五輪(1964)の開催中に独立したから開会式と閉会式とで掲げる国旗が変わったという話がおもしろかった。アメリカの国旗をかっこいいと思ってたけど、州の数が増えるごとにライン増やしていって見辛さに限界がきて建国当初の数まで減らしたエピソードが少しダサい。その点ブラジルはそのシステムを青い円の中のちっちゃいちっちゃい白い星の数でやってて合理的だと思う。あと100個は増やせる。増えなくていいけど。


国を学んで

カリブ海の島々 ヨーロッパの持ち物すぎとか、スペイン語圏広すぎとか、イギリス領どこにでもありすぎとか、国旗の赤は血とか黒は戦争を意味しすぎとか、たぶん知る機会はあったのに知らなかったことが10億個ほどあった。今まで無関心だった領土問題や歴史にまで興味が出てきて、地理や世界史の時間を、のちに記憶を残せないような関心・意欲で聞き流していた高校生の自分をぶん殴りたい。ご時世でテンションのあがらなかった東京2020が、開会式と閉会式、陸上などいろいろな選手がでる競技などは国旗をたくさん見られて楽しかったので、遅かったが、無駄ではなかったなと感じる。

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