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動画で振り返る【みん俳⑦】白熊杯

皆様、こんばんは。
今回の『動画で振り返る、みんなの俳句大会』連載記事第7弾は、『白熊杯』ですね。
白熊杯はホスト『しろくまきりん』さんで行われた、2022年12月25日から2023年2月上旬に開かれた大会。
告知時期を含めると『クリスマス』『お正月』を挟む、イベントの多い時期の大会となりました。
しかしながら、そのころ私は『小説執筆』と『ボカロを使った曲の制作』ばかりしており、本戦にはそれほど参加できていませんでした。

さて、演出チームは
イラスト:かよんさん
音楽:南かのんさん
タイトル・ロゴ:riraさん
動画:PJ
でした。
皆さんもともと交流のある方々ばかりでしたので(これまでもそうでしたが)、安心して取り込むことができました。

白熊杯でのかっちーディレクターからの演出テーマは『シンプルでかっこいいもの』でした。
南かのんさんの歌を最大限に生かせるいいテーマだと思いました。
そして、riraさんの歌詞、ホストしろくまきりんさんのキャラクター。かよんさんの『もしゃもしゃ』のかわいらしさ。それらが合わされば、キャッチコピーである『ほら、いつもそばにいるよ』を完璧に表現できると思いました。
動画に求められるのは、【演出を抑え『音楽』と『イラスト』を損なわず最大限に生かすこと】だと思いました。
かよんさんの描いた『おおぐま座』と『こぐま座』をモチーフにした絵。そこに使われていた深みのある紺色の夜空。
曲を聞き、イラストを見て『降り積もった雪が音をすべて吸収してしまった、静謐の夜を感じさせる動画』にしたいと思いました。
書体と文字の大きさにこだわりながら、雪を降らせる。
雪はサイズや形状の違うものを数枚、レイヤーで重ね、ぼかしを入れるなど、奥行きを感じられるようにしました。
動画でおこなったことは、あえて言うならそれぐらいですかね。
もう少し、親子のイメージを出そうかなとも思いましたが、不必要な演出を極限まで削ることにしました。
かよんさんのふわりとした温かいイラスト、riraさんのストーリー性の高い歌詞、南かのんさんピアノ・そして美しい歌声。それで十分だと思いました。
『ほら、いつもそばにいるよ』キャッチも完璧だったと思います。

riraさんの【Polaris】ポラリスは北極星ですね。
私は、初めて北極星がこぐま座の尻尾の先端だと知りました。
歌詞の解釈は人それぞれですが、短編小説を作りたくなるようなストーリー性のある素敵な歌詞です。
いつか執筆してみたいものです。

【Polaris】

作詞 : rira  作曲:南かのん

ねぇ 君の涙 いくつ拾えたかな
星のかけら いくつ集めたかな
君は今どこにいるの?

ヘッドフォンで 耳ふさぎ心閉じた
嬉しくたって悲しくたって 君はひとり

「大丈夫 」吐いた嘘蹴飛ばして
彷徨って届かなくて 震えていた
どこか遠くへ どこへ行けばいいの

手を伸ばした冬銀河
瞬くポラリス
ここだよってただひとつの 
そこにいたんだね

ほら そばにいるよ
繋いだ魔法で
一緒に行けるよ どこまでも be with you

ほら ここにいるよ
描くのは君の手で
新たなストーリー 紡ぎだすよ just be you


さてエンディングに行く前に、ここでブレイクタイム。
これまで毎回『勝手に応援歌』を作っていましたが、前述のようにこの時は小説とボカロばかりしていて、応援曲をする余裕がありませんでした。
本当は小説も張りたいのですが、長くなるのでボカロで作った曲を下に張りますね。
ボカロはあまり使ったことがなかったのですが、便利ですねぇ。
歌もうまいし、なんと言っても(当たり前ですが)音程が安定している。コーラスもいろいろと試すことができる。
楽しく制作できました。

歌詞は秋成さんという方に書いてもらい、合作となりました。
なかなかかっこいい曲になりましたので、試しに聞いてみてください😊


さて、話がそれましたね。
白熊杯に戻りましょう。
白熊杯エンディングムービー。
と言っても、動画的にはそんなに書くことはないですね。
気を付けたことはオープニングと同じ『イラストと歌を活かすこと』
あえて言うなら、どの画面にも動きを出すことでしょうか?
でもこれは動画制作をするときにいつも思うことでですね。

エンドロール曲『七色の花』、作詞はホストの『しろくまきりん』さんでした。やさしさの溢れる、いい歌詞ですね。
南かのんさんの歌と、かよんさんのイラスト、そしてriraさんが作り出す数々のヘッダーで最高のエンディングとなりました。
エンディングのラストには、その先の春を感じる予告。
イラスト:『くーや。』さん
音楽:『くえす』さん
期待感たっぷりの予告ですね。
それでは、白熊杯エンディングをお楽しみください。

『七色の花』

作詞:しろくまきりん 作曲:南かのん


1.
サンタクロースがとおった後に
おちている星のかけら

きみが悲しまないようにと
ぼくは必死でおいかけて

道に迷って見上げた空には
いつものように輝く星

そばにいて

数億の星のかけらたち
あの星から放たれた
七色の魔法につかまって

降り注ぐ優しい雨のように
ちいさな金平糖になる

2.
どうしてあの星はキラキラとするの
潤った目できみが言う

きみの涙が落ちないようにと
ぼくは頬に手を当てて

星たちは遊んでいるんだよ
きみは僕の手を取り

キスをした

数億の星のかけらたち
あの星から放たれた
七色の魔法につかまって

降り注ぐ優しい雨のように
ちいさな金平糖になる

七色の金平糖
春待つ草木や花たちに
甘い息吹を吹きかけた

数億の星のかけらたち
あの星から放たれた
七色の魔法につかまって

降り注ぐ優しさを包み込み
やがて春を迎える


凍結前大会『旬杯』2023年 夏

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