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非定型精神病闘病エッセイ漫画、届いているようで良かったです。

昨日、noteのメッセージに、統合失調症もしくは非定型精神病の当事者家族の方からメッセージいただきました。

私の伝えたかったことが、届いているようで大変嬉しかったです。2年間、「この漫画描いて、意味あるのかな?」と悩んだことも多々ありましたが、描いて良かったです。

当事者家族の方からのメッセージだったのですが、ひとつ思ったのは、私の個人的な経験からの意見ですが、心の病気は100%脳の障害だと思って治療に向かわないほうがいいかな?ということです。

私は寛解の診断を受けていますが、医師に「あなたの病気は脳の障害で、適切な投薬を受けたので治ったのですよ」と言われたわけではないです。

むしろ、脳の検査を受けたり、ロールシャッハテストを受けたりして、結果、脳には障害はなかったと診断されました。結局、病気の原因は不明だったのです。

私自身も、「どうして」病気が寛解に至ったのかは、正直「これが効果があって」とは言いきれないのが本音です。もちろん、私は医師の投薬指示には素直に従う患者でした。

しかし、

病気→脳の障害→だから適切な投薬で必ず治療できるはず!

と、あまり切実に思わないほうがいいと思うのです。

適切な投薬で必ず治るものなら、何年も何十年も入院している患者さんはいないはず…

身体の病気は、手術や投薬で目に見えて治療できるものですが、心の病気には、「心の領域」があると、ちょっと余裕を持って治療を受けたほうがいいのでは?と思います。

「絶対、投薬で治るんだ」と思ってしまうと、投薬を続けていて、目に見える効果が得られないと、「薬を飲んでいてもちっとも良くならない」と、患者さんもプレッシャーを感じるし、周囲の方もつらいと思います。

「薬なんて飲んでも意味がない」と、思ってしまうのは残念です。

「心の病気は、すべて身体的なことに原因がある」と、思い過ぎないほうがいいと思います。「心の領域」があるんだ、と受け止め、ストレスを溜めないように心がけたり、心を清浄に保つ工夫をしたり、フィジカルだけでなく、メンタルの部分のアプローチも大切にしてほしいです。

すべての人が納得できるわけではないでしょうが、私は心の清浄を保つためにスピリチュアリズムを勉強しました。スピリチュアリズムとは巷のスピリチュアルとは違う「霊的哲学」で、寛解に直接繋がったわけではないと思いますが、病気に対する気持ちの受け止め方が変わりました。それが結果的に良かったのかも知れません。

私も寛解に至るまでには20年以上かかりましたし、心の病気は身体の病気のように、目に見えて治療が進むわけではないことが多いです。

まだ、現在の医学では、心の病気がすべて解明されているわけではないのだろうな…というのが当事者の気持ちです。

また記事書きますね。

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