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ライター、デザイナー、HP制作直接取引の「報酬未払い」を予防する6つの方法と契約書に記載すべき内容を徹底解説!

ライターやwebデザイナー、HP制作業やサイトのSEO対策、コンサルなど、ネット上で仕事(クライアントワーク)を行っている方は「クライアントによる報酬の未払い」に対してどのように対処していますか?

クラウドソーシングの場合には仮払い制度があるので報酬支払いがある程度まで担保されますが、ネットで直接取引を行う場合、相手と顔も見ないでやり取りをするので大変なリスクをはらみます。

相手の氏名や正式な名称も確認せずに仕事を進め、納品したは良いものの逃げられてしまうケースが珍しくありません。

ネットの仕事で生きていこうと思うなら「報酬未払い」への対策は必須です。

今回は、ライターやデザイナーを始めとするネット関連業種のすべての方に知っておいていただきたい、「クライアントの報酬未払い」を予防する方法をご紹介します。

なお「クライアントの報酬未払い対策」はシリーズ化し、今回は「報酬未払いを予防する方法」、次回は「実際に報酬を払ってくれずにトラブルになった場合の対処方法」を解説します。

今回ご紹介する未払いの予防方法を実践していれば、踏み倒しのリスクを大きく(少なくとも8~9割くらいまでは)カットすることができるでしょう。

なお前半には基本的な確認事項、3で契約書に盛り込むべき事項、4~6では未払いを効果的に防止するためのテクニック的な手法をご紹介しています。

1.事前の情報確認


ネットで取引をするとき、当初はお互いに本名や正式名称を知らないケースが多数です。
ツイッターやブログなどから問い合わせがあったとき、相手が匿名であるケースも多々あります。
匿名のまま発注を受けて作業を進め、納品して逃げられたら誰に責任追及して良いかわかりません。ツイッターのアカウントなども閉じられてしまったら終わりです。
必ず作業前に相手の情報を確認しましょう。最低限チェックすべき項目は以下のとおりです。

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17歳で重度の拒食症(摂食障害) 25年間苦しみ続けてきました。 必死で勉強して弁護士になりましたが病気が悪化して廃業 その後、在宅ライターになりましたが命の危機もあって入院中です 毎日入院日記を投稿中 よかったら闘病生活のサポート、お願いいたしますm(_ _)m