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もう一度食べたいカップ麺

すごいサイトを見つけました。

「即席ラーメンは即席ラーメン」。

週6ペースでカップ麺を食べるという管理人さんは、今までに食べてきたカップ麺(このサイトにおいては、あくまでも「即席ラーメン」と呼んでいる)のフタの写真を撮り続けており、それを長年にわたっていくつもアップされている模様。

前身の「即席ラーメンの素晴らしい世界」から数えると1996年4月から運営されている老舗サイトであり、現在はユーチューブに移行されているらしく、サイト内でのカップ麺のフタの紹介は2010年代前半ごろで止まっているものの、その内容は圧巻。

昭和時代のものはあまりわからないけど、平成10年ごろあたりの商品のフタを見ると、あー、こんなのスーパーにあったような気がするなあ……、と感慨に耽ることができる。

そんなノスタルジーに浸る中で、今までに食べたカップ麺のなかで、是非とももう一度だけでも食べてみたいものを、いくつか紹介します。

・ちぢれ麺だった頃の日清焼そばUFO

堂々の第1位はこれ。もうダントツの首位。いや、現在のUFOだって美味しいんですよ?麺はしっかりしているし、ソースのクオリティも高い。

しかし、かつてのUFOの、あのフニャッフニャで頼りない縮れ麺が、どうしようもなく恋しくなる時があるのです。

そして、昔はもっと味が濃かった。

今でも濃いですが、昔の味の濃さは現在のものとは異質で、ソースというよりも、麺そのものがなんだか濃かった。まあこのあたりは記憶の補正もあるかもしれませんが、子供の舌には明らかに辛かった。

麺の色も、今みたいに白くて健康的(?)ではなく、ちょっと褐色で不健康み(?)があった。

それに慣れていたので、かつては関西のスーパーではあまり見かけなかったペヤングがこちらでもお馴染みになってきた頃、その麺の色の薄さにびっくりしたのですよね。

ペヤングだってけっこうな濃口ではあるのですが、かつてのもはや辛いUFOで育った自分の舌からすると、少しヌルいのです。美味しいんですけどね。

まあ、現在は一平ちゃんがいちばん好きなんですけど。あのからしマヨネーズを単体で売ってほしい。

・『けいおん!』夏フェス屋台風焼そば

発売元はUFOと同じく日清食品。アニメ『けいおん!』とのタイアップ商品で、当時、けっこうな回数をリピートしました。

思えば、もっと買い溜めしておけばよかった。ちなみに私は2次元でも3次元でも眉毛の太い女性が好きなので、もちろんムギちゃん推しです。

単純に『けいおん!』を視ていたからというのもあるのですが、この商品をリピ買いした理由は、上に記した昔のUFOの味にわりと似ていた(と感じた)からです。

屋台っぽい味付けということで、一般的なカップ焼きそばよりは辛口だったような気がする。

作中では、ムギちゃんが食べたかった屋台の焼きそばという設定でしたが、普段はダージリンの紅茶を好んで飲んでいるムギちゃんには、辛すぎてあまり合わないのではなかろうか……。

・スーパーカップ1.5倍 ?味(おそらく、とんこつ系)

たぶん、2012年あたりの商品だと思う。

芸人さんとのコラボ商品だったはずです。たぶん、テレビ番組の企画で、2日の芸人さんが独自のスーパーカップをプロデュースして、どちらの味が売れるか?みたいなものだったと思う。

その芸人さんが誰だったか忘れちゃったんだよなあ。両者ともピンで活動している方ではなく、コンビの片割れだったはずだが。

とにかくスープが凄くて、なんというか、実際のラーメン店のスープに近い「とろみ」があったのです。

当時は実在の有名ラーメン店の監修のもとに製作されたカップ麺が、数多く出てきた時期でした。

創業者の山岸一雄さんの写真がドーンとパッケージに載っていた大勝軒のシリーズや、マルちゃんの本気盛シリーズがラーメン店の味を再現した数種類の味を発表し、どれが美味しいのかのをYahoo!の投票で決めるというような企画もありました。

本格派のカップ麺ブームでしたが、麺や具材にこだわって店っぽい味にこだわり、実際にハイクオリティを示していた商品は多かったものの、多くのメーカーブランドはスープにまでは手が回らなかったようで、確かに麺はしっかりしているし、コクやまろやかさも一般的なカップ麺より上のランクだが、スープだけはふつうだなあ……という感想のものが多かった。

それに対してこの商品は、カップ麺でここまで味わい深いスープを作れるのか……?という感動を覚えたのです。ということは憶えているのですが、肝心の商品名を忘れました。

・カップヌードル抹茶 抹茶仕立てのシーフード味

2017年、カップヌードルシリーズの発売から45周年を迎えた翌年に満を持して発売された、史上初の茶そば風のカップヌードル。

しかしその挑戦は虚しく、売り上げ的には爆死してしまい、すぐにドン・キホーテのワゴンセールコーナーで大量に投げ売りされる羽目になりました。

大きな敗因のひとつとして、麺が緑色であるというところが挙げられます。正直なところ、あまり食欲をそそられるビジュアルとはいえない。

しかし、見た目を気にしなければ、個人的にはけっこうイケました。シーフードヌードルが原型ということで、あっさりしていて実はそんなに癖も強くないし、お茶漬け海苔をまぶして食べるとさらに美味い。

当時はこれを友人や職場の人たちに力説していたのですが、誰ひとりとして賛同を得られませんでした。特にお茶漬け海苔のくだりでは、「君は何を言っているの?」みたいな反応をされた。なぜだ。

いずれも再販してほしい商品ですので、日清食品さん、エースコックさん、よろしくお願いいたします。

あと、カップヌードルX味、タコヤキラーメン、2001麺、リニューアル前のホームラン軒あたりも気になるところ。

少しでも気になる商品は、売っているうちに買おう。なお、先月にゲットしたみそきんはまだ食べていません。本当に正月まで待つ気か?

サウナはたのしい。