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仕事への小さな野望と仕事を通して学んだこと

私の今のお仕事紹介


私は2022年の4月、新卒として今の会社に入社した。
配属されたのは飲食事業の店舗企画部。

入社当時は、きっと名前の通り「企画」をするんだろうなあと思いきや、小さな会社なので、割となんでもする。
裏方の事務作業はもちろん、PRもするし、メニュー開発にも関わるし、新規の店舗の開業の準備もしたし、売上アップのための企画もするし、デザイン制作物の副副ディレクションみたいなこともする。

そして2023年の8月から、私は現場(バー&レストラン)に入って仕事をしている。
社長曰く、
・企画のためには現場を知ることが大事
・今現場には元気がないから、元気にして、2本足で立てる状態にしてきて!
みたいな感じだった。


今向き合っている課題

現場に入ってみてで感じた課題は、

①人手不足

1人の社員に役割が集中しすぎている。その人が料理して、仕込みして、発注して、新商品開発して、パートさん教えて・・・
1日12時間、下手したら週6で働いている。

任せられるところをパートさんや若手の社員に任せられれば良いものの、
その社員曰く料理の品質が担保できないこと、あらゆるクオリティが下がること、ミスが出てくることを考えるとなかなか任せられる状況ではないとのこと。
結果、その社員の負担が大きくなって「もう無理!辞める!!」を連呼する始末である。

ちなみに、赤字なので新しい社員を雇う金もない。

だからこそ今やりたいと私が思っていることは、仕込みにかかる時間を半分にすること。

手作りが自慢のお店ではあるが、ソーセージの腸詰からやっていたりスイーツのちょっとした飾りさえも手作りしていたり、労力をかけすぎている感がある。
お客様にバレないところでなるべく手間を省き、お客様には満足して帰っていただけるように。お客様もお店もウィンウィンな商品作りを見直していきたい。

②夜がガラガラ

駅から離れているから?
夜のメニューに魅力がないから?
夜の認知が単にされていないから?
特定できないが、要因は複数あると思う。
とにかく、夜がガラガラ。

しかも、1品1品のポーションが少なく、値段は500~900円くらいのものばかりなので、客品数が少なく、結果、客単価が安くなっている。

実際私が友人と店を利用してみての感想も、「料理が少なくてお腹いっぱいにならないし、注文のシステムが面倒くさいし、カジュアルな空間に見えて品数頼むと案外高いし、次はないかな」だった。

この課題に対しやりたいと考えているのは、
・夜のメニューの単価と量を増やす
・サービスの質を上げる
・みんなが食べたいと思う目玉メニューの開発
・インスタグラムでの夜のPR

奇策を打つ前に、まずは当たり前にやるべきことをやりたいと考えている。

夜ばかり目が行きがちだが、もちろんランチタイムにも課題がある。
オープンして1年間、ランチメニューはちょっとした変更を除くとほとんど何も変わっていない。
常連のお客様にはもうすでに、飽きられていると思う。
既存のランチメニューに加えて、季節ごとのメニューも必要。

・・・これほどの改善したいことはあるのだが
なんせ人手がいないのと、
今すぐお金を手に入れないと会社が潰れるとのことで

会社としては宴会・貸切予約の獲得が最優先になってしまっている。

ただ、それは継続的な解決策にはなりにくい。

1回当店で貸切予約した会社が、2回目、3回目も当店で貸切してくれる可能性は低くなると思うからだ。

宴会・貸切予約獲得は担当の上司に任せて、
私は、継続的にお金が入るようにするための地道な改善をしていきたい。

そう言うと、今すぐお金が必要なのに、地道に改善していくんじゃぁ会社が潰れちゃうよ!て上司に言われそうだけど、

これから先ずっと、今を助けるだけで未来のない宴会貸切獲得の営業で時間を費やすのはつまらない。やる気が出ない。

なので私はひっそりと、土台部分改善のためになるべく時間を費やしていきたい。

・・・宴会貸切のチラシを道路で配って!と、上司からは口酸っぱく言われるんですけどね。


仕事を通して学んだこと

今の仕事についてツラツラ書いたが、ここからは、これまで1年半働いてきて、学んだことをまとめていこうと思う。

①まずは現場


企画を考えるときは、まず現場を見て、現場の皆様の意見を聞いて、現場を知ることから、始めること。
現場と心をひとつに企画を成し遂げないと、思うように物事が進まない。

②起業家精神


今あるものを最大限有効活用し、利益を獲得するにはどうすれば良いか。
常に限られた資源(ヒト、モノ、カネ)の中で企画を打って、利益を得る方法を考える。
まずは先行投資ではなく、今あるものですぐにスモールスタートしてみる。

③アイデア出し、企画設計、PR、現地現物の連携


企画が現場のことを考慮したものでないと、後になって崩れる。大変になる。
まずは未来を見据えた、適切な企画設計が重要。なんとなくではなく、計算し尽くすこと。

良い設計ができたら、PRが大事。魅せ方によってイメージは変わるし、消費者の心に届くか否かも変わってくる。
良さが適切に伝えられないと、お客様の心にささらないと、意味がない。
最後に現地現物。企画だけで終わると、意外な発見ができないし、結果がわからない。設計した通りになっているのか。なっていないとしたらそれはなぜなのか。もっとよくするにはどうすれば良いのか。そこに別のビジネスチャンスは眠っていないか。お客さんの不満はないか。現場の観察が大事。

④人に伝えることの難しさ。対人関係について、修行中


「なんでわかってくれないのだろうか」と思うことの、無駄さ。
人はみんな考え方も感じ方も判断基準も違う。誰かと一緒に仕事をするときは、誰でもわかるように、共通の理解が持てるように話さなければいけない。
「すぐやっといて」のすぐが明日なのか、1分後なのか。正確に伝えないと、自分にとっては予想外のことが良くも悪くも起こる。空気で行うコミュニケーションは、悪である。

⑤チームビルディングの大切さ


良いチームを作るには、思いを1つにすること、骨組みが大事。
まずは思いをみんなで1つにするため、課題、企画内容の目的・目標の共有。企画を練る際、チームみんなでアイデアだしから行うと、思いが1つになりやすい。
それから、座組の決定。誰が何の責任者なのか。各責任者がコミュニケーションを取り合って、ゴールから逆算してスケジュールを立て動いていくこと。

⑥結果、”当事者意識”と”思い”が大事


みんなが当事者意識を持って、目的目標を同じにしていれば、各々何をするべきかその場で考えて動くはず。
なので、みんなが当事者意識を持って仕事ができる環境や仕組みが必要。

誰かに思い切ってある分野を任せてみる。
みんなの意見を取り入れた企画を、みんなで実施する。
(もちろん、誰かから指示されるのが好きなひともいる。このタイプの人には、明確に事細かにわかりやすい指示をして動いてもらう方が良い。)


1年半働いた今、思いつく学んだことは上記の6点。
もしかしたらまだ、今はもう当たり前になっているけれど、実は仕事を通して得た能力があるかもしれない。
自分の成長にしっかり目を向けて、褒めて、自信満々の社会人になりたいな。



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