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【曲解説④】食べ物ネタは誰でも思いつくんよ、さて。

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ジェットストリームラーメン
https://linkco.re/T0Uh99U3

2019.2.11 drop GO・CHI・SO・U☆

「食べる前から幸せ 一口食べたらゴートゥーヘヴン」

「もっと身近なモノで共感してもらうのはどう?」と誰かが言ったので、まぁいいですよ、と!3曲も力いっぱい書いたので楽しいだけのやつも作ってあげますよ、と!まぁ無難に一旦食べ物でしょう、と!バランス感覚は大切ですから。

作詞にあたり、曲の題材の食べ物を連呼ていう使い古されているけど"芸が無い""それで(が)いい"論争はあると思いますが私は当時それじゃつまんない…と思ったようです。しかしライブハウスでは歌詞や演出の面白み(奥行き/難易度)をフロアに伝えるには相当"遣り手"じゃないといけないし、駆け出しの私達にはシンプルなものも必要かもな、と。腑に落ちた、はず。

ミニアルバムのタイトル"GO・CHI・SO・U☆"を先に決めてラーメンと肉とカレーと酒とスイーツとマックの曲を作りましたが、ココ壱の曲だけ反応が悪かったので選考漏れ。

「ココ一番で心(こころ)一番のカレーをあなたに届けたい」

=ここぞという時に真心100%のカレーをあなたに届けたい。
→いつでもあなたの味方よ

という歌詞は美しいと思ったのですが反応が激薄だったので手を引きました。

私は自分のセンス信じて疑わない(作曲者が自分を信じてなくてどうするんだという意味+実際信じてます)ので、こういう時は「おいおいお前らセンサー死んでんのかあぁん?おぅ?」と毎回思ってます。と同時に客観視をして「はいすいませんでしたー」って手を引きます(笑)でも宝物なので来たるべき時のためにちゃんと取っておいてます。


みんな、音とか曲は納得してくれてるのかもしれませんが、世界観に関してだけは今でも「ん?うん」みたいな感じだと思います(笑)


さてラーメンについて。

私はラーメンのもやしが嫌いです。"別皿だったら"無限に食べたいくらいもやしが好きです。私にとってのラーメンは、麺とスープだけですでに最強でその幸せをブーストする or 邪魔しない(コクが強すぎると飽きるのでスッキリさせる目的とかがあったりするので)のが具材というセオリーです。

もやしは麺の舌触りととスープのコクを邪魔します。せっかく麺のコシを楽しみたいのにシャクッシャクッ「間に入んなし💢」、スープの舌に絡みつく旨味を味わいたいのに水気が薄くする「薄めんなし💢」。サッパリするのがいいんじゃんみたいな気持ちはありません。

なので三種の神器は麺・スープ・チャーシューだなと。運命共同体…3つ…マッシュ…オルテガ…ガイア…黒い三連星…ジェットストリームアタック(ガンダム参照)

黒いという言葉は美味しくなさそうなので入れなかったのと3つの流れ星とか言っちゃうとMVで後で出てくるネギと経理が可哀想なのでやめました(曲は常に映像を妄想しながら一緒に作ります)。


ここらへんからノコフクに対して"5枚看板""全員主役"をスローガンに考え始めました。個性が渋滞してるのはいいことなので、遠慮することなく全員が尖ってて、でも皆さんに一生懸命伝える情熱は一つ、というイメージで行こうと提案しました。

このイメージがなければMusic Videoでメンバーが具材になるという発想は生まれてなかったです。ラーメンを通してノコフクの仲の良さやチームワーク、キャラを強く出すみたいなことを考えていました。"3"連星と"5"人の数字の差はあまり気にしないでください(笑)。


さて、楽曲に関してですが。

てな感じでAメロのテーマは"進軍!"的なイメージしてギターはちょっと古めのクラシックなダウンチューニングリフで攻め、それぞれキャラに合った担当のセクションを入れつつ、サビでは"ラーメン大家族"ちょう幸せ感を目指しました。

実際自分が「ラーメン食べたい」「向かおう」「着いた」「ラーメン来た」「食べてる」「食べ終わった」「離れたくない」、この時に具体的にどう思ってるかな・行動してるかなと考えてみたんです。そうしたら

食べる前から幸せ
一口食べたらゴートゥーヘブン
スープと麺を絶え間なく(口の中に)足していって

とか

食べ終わったら飲み干して
水と交互が止まらない

こんな言葉が出てきました。多くの人は水でスッキリして店を後にするのでしょうが、食いしん坊の私はその食事の最後の味覚"ファイナル味(あじ)"を水にするかスープにするか決められなくて立ち上がるまでに何度も呑みます。

あと、当時既に流行り始めていたミキサーでゴリゴリウィーンしてポタ感・とろみを出す歌詞も入れました。今でも時間かけて炊き上げるようなスープは大好きです。

チャーシュー登場
チャーシュー切断前
チャーシュー切断中
チャーシュー曼荼羅

生まれて初めてMVを編集したのですが、顔を緑に塗って合成したり上手く出来るかどうか分からないし、編集にどのくらいの苦労があるのか分からないのによくチャレンジしたなと。当時の自分を褒めてあげたいです。チャーシューの揺れで顔が歪むのを1コマずつ動かしたことを仲良かったクリエイターさんが絶賛してくれましたが当然メンバーから反応は激薄でした。でも緑には塗って撮影してくれるんですよ。大切にしなきゃいけないなと心の底から思いました。

自分で絵コンテ(どんなシーンが必要でどんな流れになるのか)・撮影指示・監督をやっているので多少は編集が速くなりますが、合計時間で丸々1週間缶詰くらいでした。編集ってマジで大変なんだなと痛感しました(笑)。

撮影にご協力いただいた煮干乱舞さん、本当にありがとうございました。オーナーのゆちさんも中村さんもキャストでご出演いただき今も思い出しては嬉しい気持ちになっています。


【今聴き直してみて】

Aメロのリフのスリップノット感と、中途半端に中華音階使ってるのがあざとくなくていい。日本のラーメンは中国のラーメンとは程遠いのだから。

やっぱりドラムが"肝"過ぎる。メインフレーズのシンプルなグルーヴ。1サビ入った瞬間気持ちよくなれるかどうかは直前のフレーズ次第。シビアだ。

改めて是非聴いてみてくださいね‼

次はマクドナルドへの愛をラウドミュージックに昇華させたリスペクトナンバー"I'm lovin' it."の紹介でお会いいたしましょう!

【定期情報お知らせ】

12/15にノコフク現体制ラスト公演が行われます。MAD JAMIE,すごいバンド名にしたかった。,CHAMPAN CALL,THE SALA,便所の草,助っ人集団☆ジャイアンツの皆さんが現体制の最後の時間を共に過ごしてくれます。是非チケットをゲットしてご来場いただきたいです。

チケット
https://nokofuku.thebase.in/items/78073457

https://t.livepocket.jp/e/nkfkgoeson


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