4/19 ガラスの靴を履くために血を流す


シンデレラのお話。
ガラスの靴をなんとしても履きたくて、継姉たちは自分の踵や爪先を切り落とし無理やり靴にねじ込んだ。
今ならその気持ちがわかる。
正確に言うと、彼女らが靴を履く目的とわたしの目的は違う。でも「なんとしてもこの靴を履きたい」という部分の気持ちはわかる。それこそ痛いほどに。

先日、念願のロングブーツを購入した。
小さいサイズに対応していた事と、生地が柔らかかった事、そして決めてはセールになっていた事。もう買うしかない。まさに運命の出会いだった。
編みあげタイプだったのである程度融通が効くのもあったが、なんとかファスナーは閉まったし、小さい足にきちんとフィットした。ガラスの靴のようにピッタリだったので、これは靴擦れも起こるまいと判断。…フラグとか言わないでね。
さっそく膝丈ワンピースと合わせて、ぴ(配偶者)とおさんぽデートしてみた。
思った通りこのワンピースとブーツは、合う。わたしはよくサク山チョコ次郎に似ていると言われるのだが、このブーツを履くだけでかわいく着こなせてしまった(当社比)。すごい、すごいぞロングブーツ。

しかし、そんなわたしに悲劇が襲いかかる。

1~2時間して、だんだん踝とアキレス腱あたりが痛くなってきた。
3~4時間して、もっとジンジンしてきた。ぴが大丈夫?と心配してくれたが、まだまだ遊びたいという気持ちが痛みに打ち勝った。
5~6時間を過ぎると平気になってきた。人体の不思議である。やっぱり生き物は、ある程度の環境には慣れるようにできているみたいだ。
そのまま夜まで遊んだ。さすがに帰り道、カットバンを買ったけど。そういえば、絆創膏の呼び方って地域性があったのだっけ?

歩き疲れてようやく脚をブーツから解放してみると、それはもうベロベロだった。何がって?…皮膚に決まってるだろう!!アキレス腱あたりと小指がやられました。ぴがせっせとカットバンを貼ってくれたおかげで無事に入浴ミッションクリア。ぴの優しさが身に染みました。今回もありがとう。

新品の靴で長時間の散歩、ナメてはいけないと学習しました。いくらピッタリであろうと油断してはいけない…。
靴が馴染むまでまだまだ時間はかかるでしょう。もう履かない?いいえ。それでも私は履き続けます。いくらベロベロになろうが血が出ようが…好きな物を身につけてテンション上がるならば、痛みすら味方につけます!!こういう曲ありそう。
ロングブーツだから冬まで履けるし。たくさん履いて履き潰すぞ〜!

というわけで、とりあえずの記録でした。
文体砕けてきましたね。えへ。
では、また。

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