レック

最愛の婚約者と死別した司法浪人生が、彼女の分まで精一杯生きるための記録。 故人を偲ぶ気…

レック

最愛の婚約者と死別した司法浪人生が、彼女の分まで精一杯生きるための記録。 故人を偲ぶ気持ちは自分の中で留めておくべきことは承知してしますが、どうしても寂しさや辛い気持ちを一人で抱えることができなかったため、ひっそりとここに書き起こしています。

マガジン

  • ままならない人生を語らう共同マガジン

    • 45本

    生きるのがへたっぴな私たちのためのマガジンです。自分の悩みや現状を書いたり、支援制度の情報をシェアしたり、それらを通して自分は一人じゃないと感じられたら良いなと思っています。

  • 大切な人を失うこと

    大切な婚約者との出会いから死別のときまで、私の気持ちの整理も兼ねてお届けしたいと思います。 ご覧いただきありがとうございます。

最近の記事

Badモードになるとなにもする気力がなくなってしまう。自傷しないだけマシかもしれないけどそれも時間の問題かもしれない。何もしてないことに対する後悔がさらなる気持ちの低下を招いて、悪循環に陥ってしまうの。

    • 一周忌

      5月3日は大切な人の命日でした。 この日を迎えることにとても恐れを抱いておりましたが、周りの方々の支えもあって、思ったよりもどん底な気持ちにならずに過ごせております。 さて、最近私は、死をタブー視し続けるからこそ死を悲しきものと捉えてしまうのであって、科学、哲学、死生学、宗教学など、あらゆる学問的視点から死を考えることで、必ずしも死が悲しきことに終着するのではなくなるのではと考えています。 例えば、仏教の考えでは「生」は生命が顕在化している状態、「死」は冥伏し潜在化して

      • Tears

        X JAPANの「Tears」という曲をご存じでしょうか。 この曲は、作詞・作曲者であるYOSHIKI氏が、自死で亡くした父を想って書いた曲だと解釈されています。 また、この曲のエンディングには、下記のような、歌詞カードには載っていないYOSHIKI氏の語りパートがあります。 If you could have told me everything もし貴方があの日、私にすべてを伝えられていたのならば You would have found what love is

        • 一年前

          一年前の今日は、婚約者と二度目の婚約指輪探しに出かけた日だった。 一度目の指輪探しと合わせて5〜6店舗ほど見て周り、この日に彼女の気に入ったデザインの指輪を見つけることができた。 その数日後、僕は一人で指輪を注文しに行った。丁度試着のときと同じスペックのダイヤモンドがお店の在庫にあったため、そのときと同じ指輪が完成する予定だった。 彼女からは「プロポーズはサプライズでしてほしい」と言われていたので、ある節目の日にする予定だった。 でも結局、指輪を渡す前に彼女は亡くなって

        Badモードになるとなにもする気力がなくなってしまう。自傷しないだけマシかもしれないけどそれも時間の問題かもしれない。何もしてないことに対する後悔がさらなる気持ちの低下を招いて、悪循環に陥ってしまうの。

        マガジン

        • ままならない人生を語らう共同マガジン
          45本
        • 大切な人を失うこと
          4本

        記事

          今日は転職のトライアウトだったのに発熱して行けなかった。よりによってなぜこのタイミングなのか…おしまいだ

          今日は転職のトライアウトだったのに発熱して行けなかった。よりによってなぜこのタイミングなのか…おしまいだ

          お誕生日と月命日

          今日は婚約者の27回目の誕生日でした。 今年の誕生日も彼女と一緒に過ごすことができていたらどんなサプライズを用意していただろうか。土曜日だから旅行でも行っていただろうか…実現が叶わぬプランを考えては少し涙を浮かべてしまいます。 ところで、先日不思議な夢を見ました。 先月末、祖母の葬儀に出席するために飛行機を予約したのですが、出発当日はなぜかいつまでも眠たくてなかなか起きられなかったのです。 そして、家を出なければならない時間が迫ってもなかなか起きられない僕に、彼女が「起

          お誕生日と月命日

          七度目の月命日

          今年最後の月命日を迎えました。 婚約者と出会い、人生で一番幸せな時間と、一番の哀しみを経験した2023年も、残り1ヶ月を切りました。 去年のクリスマスは彼女がコロナに罹ってしまい、一緒に過ごすことは叶いませんでした。 今年こそは当然に一緒に過ごせると思っていたのですが、それも叶わぬ願いになるとは思わず、街のクリスマスムードを見ていると少し寂しい気持ちすら抱いてしまいます。 きっと、四季折々のイベントが近づく度にそれを彼女と楽しむことができないことに寂しさを感じ、それを何

          七度目の月命日

          最近の気持ちは専ら「死にたくないけど生きられない」。朝からウォッカをカルピスの原液で割って睡眠薬と一緒に一気飲みするのがやめられません。眠っている間だけは辛い気持ちを忘れることができるから。昨日は受講を予定していたオンライン講座すら欠席してしまいました。何もできていない。

          最近の気持ちは専ら「死にたくないけど生きられない」。朝からウォッカをカルピスの原液で割って睡眠薬と一緒に一気飲みするのがやめられません。眠っている間だけは辛い気持ちを忘れることができるから。昨日は受講を予定していたオンライン講座すら欠席してしまいました。何もできていない。

          半年目の月命日

          婚約者が天国に旅立ってから、早くも半年が経ちました。 彼女とこの世で二度と再会することができなきことは、もちろん頭では理解しています。 それを最初に思い知らされたのは「火葬」でした。冷たくなった彼女の体が炉に入れられて、骨になって出てくる。このときに、「あぁ、彼女はもういないんだな」と現実を突き付けられました。 でも、彼女がいない人生をこれからもずっと生きていくことはまだ受け入れられていません。 この先どうすれば再び幸せを掴めるのか、そもそも幸せを享受してよいのかもわ

          半年目の月命日

          今日は6月以来4ヶ月ぶりに彼女が夢に出てきてくれました。しかも幸せな夢。とても満たされました。天国から夢の世界に行くのにも力が必要なのかな。こちらからは会いに行けないから、夢でもいいからまた会いにきて欲しいな。

          今日は6月以来4ヶ月ぶりに彼女が夢に出てきてくれました。しかも幸せな夢。とても満たされました。天国から夢の世界に行くのにも力が必要なのかな。こちらからは会いに行けないから、夢でもいいからまた会いにきて欲しいな。

          今の僕は心にたくさんの地雷を抱えています。それを知りながら地雷を踏み抜くことを恐れずに関わってくれている友人•知人の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

          今の僕は心にたくさんの地雷を抱えています。それを知りながら地雷を踏み抜くことを恐れずに関わってくれている友人•知人の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

          5回目の月命日

          先月までとは打って変わって、東京も朝晩は半袖では肌寒く感じるほどに涼しくなってきましたね。 さて、今日は婚約者の5回目の月命日を迎えました。 彼女が亡くなる数日前にキルフェボンのケーキをご馳走してくれました。今日はそれを思い出しながら、その時とは別の店舗ですが、キルフェボンでケーキを買ってお供えをしました。 きっと喜んで食べてくれていることでしょう😋 ところで、8月頃は自分でも調子が良くなっているかなと実感できるぐらいに気持ちが落ち着いていたのですが、近頃は彼女がいない毎

          5回目の月命日

          昼間から薬を溶かした日本酒を飲んで眠ることがやめられない。眠っている間だけは辛い気持ちを忘れられるから。別に死にたいわけでもない。ただ最愛の人と一緒に幸せに過ごし続けられる世界線に行きたいだけなの。

          昼間から薬を溶かした日本酒を飲んで眠ることがやめられない。眠っている間だけは辛い気持ちを忘れられるから。別に死にたいわけでもない。ただ最愛の人と一緒に幸せに過ごし続けられる世界線に行きたいだけなの。

          毎日が辛い

          毎日が辛い

          4回目の月命日

          あっという間に8月が過ぎてしまいました。 もし彼女が生きていたら、もうお引越しも済ませて新生活を初めていた頃だと思います。 もっとも、8月に楽しみにしていた彼女との予定がなくなり、この夏はどう生きればいいのだろうと思っていましたが、私や彼女の友人等の周りの人たちのおかげもあり、少しずつ明るく過ごせるようになってきた気がしています。 特に8月は彼女のお友達と初めてお会いしたり、誘っていただいたコンサートを聴きに行ったり、高校野球を応援しに行ったりと、色々なことを楽しませてもら

          4回目の月命日

          誕生日旅行

          本当は今頃、鬼怒川温泉でゆっくりと過ごしているはずでした。 彼女が僕の誕生日に旅行をプレゼントしてくれると言って、場所は鬼怒川温泉にしよう、でも宿泊先は当日まで内緒ね、というところまでは話していました。 そして、彼女が3月なかばの時点で旅館を予約していてくれたことを知ったのは、彼女が亡くなった後のことでした。 旅行に行くことは叶いませんでしたが、こんなに早くから僕の誕生日のことを考えてくれていた彼女にとても感謝しています。ありがとう。

          誕生日旅行