【1日1文献】高齢女性との趣味的作業 ~居室生活へ反映して6年~#介護老人保健施設#認知症#趣味的作業

参考文献:高齢女性との趣味的作業 ~居室生活へ反映して6年~
筆者:能瀬 絵美(OT)
発行日:2019年
掲載元:第39回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:介護老人保健施設,認知症,(趣味的作業)

【はじめに】 
・居室フロアでの過ごし方にもアプローチ する当施設の作業療法(以下,OT)の取り組みを開始 して6年が経過した(第33回近畿学会).
・その取り組 みのきっかけとなった1人の入所女性との作業療法は, 他施設への転所と再入所を繰り返しながら続いており, 95歳となった現在も生活意欲を維持し作品作りに取 り組んでいる.
・この入所女性へ提供した趣味的作業が 生活の質を維持し,認知症の進行予防に結びついたた め報告する.

【考察】 
・施設生活が始まった早期に,居室での過ごし 方にもアプローチしたことで,受け身の生活ではなく 主体性のある施設生活を長年継続できていると考える. 
・宮永敬市(2015)は,認知症の第1段階において, QOL を保つためには,本人の自発的な行動を尊重し, できることを伸ばしていく環境調整が必要と述べてい る.
・認知症が出現した現在においても,居室での趣味 的作業によってできることを高め,自発的な行動を支 援することができ,認知症の進行予防に結びついてい ると考えられる.

参考URL:
http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/P6-1.pdf 


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