【1日1文献】重度後遺症者の自宅退院へ向けて ~家族が抱える不安へのアプローチ#在宅支援#家族支援#地域移行

参考文献:重度後遺症者の自宅退院へ向けて ~家族が抱える不安へのアプローチ
筆者:姫田 由美(OT),武久 洋三(MD
発行日:2019年
掲載元:第39回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:在宅支援,家族支援,地域移行

【はじめに】 
・医療的ケアが必要な重度障害者の在宅生 活において家族の支援は欠かせない.
・効果的な家族支 援について一症例を通し,家族の不安と家族ストレン グスに焦点をおき考察した.

メモ
・本事例の在宅生活を実現するためには,家族 の不安を解決し自信につなげることが必要であった. 
・知識不足による不安や身体的負担の解決を行うととも に家族ストレングスへの支援策(耿小萍.2017)に挙げ られている「家族の自己効力感の向上」,「家族の問題 解決能力の向上」,「家族員の活動の促進」に焦点をお き家族支援を行った.
・それにより在宅生活への決心が つき家族指導への参加姿勢に変化がみられ,指導や経 験を積めたことが家族の経験値を高め,自己能力や自 己信頼の向上につながったと考える.
・しかし,本事例 のように重度の後遺症が残る場合,在宅生活は家族に よる長期的な介護が必要となる.
・長期的な介護は身体 的,心理的負担となり家族ストレングスの低下の促進 因子となるが,本事例では家族が信仰宗教の仲間から のサポートを継続的に受けることができ,家族ストレ ングスの向上に影響を与えていた.
・本事例を通し,重 度障害者の在宅移行に際し,早期からの家族支援が必 要であることを改めて学ぶ機会となった.
・今回の反省 点として,家族の不安や家族ストレングスを向上させ る因子を COPM を用い可視化することで,より具体 的に経過をおうことができたのではないかと考える.

参考URL:
http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/O4-4.pdf 


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