【1日1文献】筋萎縮性側索硬化症のホスピスにおける終末期ケア#筋萎縮性側索硬化症#ホスピス#終末期ケア

参考文献:筋萎縮性側索硬化症のホスピスにおける終末期ケア
筆者:加藤 修一小澤 英輔島田 宗洋黒川 純西田 茂史笠原 嘉子高橋 敬子芦谷 知子菅澤 佳子野村 真悠子
発行日:2010年
掲載元:Palliative Care Research 5 巻 (2010) 2 号
検索方法:Google Scholar
キーワード:筋萎縮性側索硬化症ホスピス終末期ケアオピオイドQOL

【抄録】
筋萎縮性側索硬化症(ALS) 患者7人に対するホスピス終末期ケアについて検討した. 入院理由は, 苦痛症状の緩和と在宅療養の継続困難であった. 患者の苦痛は, 筋力低下によるADL低下(100%), 疼痛(100%), 身の置き所のなさ(100%), 呼吸困難感(71%), コミュニケーション障害(71%), 流涎(43%), 不眠(43%), 寂しさ(43%), 嚥下障害(28%), 歯の噛み込み(28%), 不安(28%), 自分が家族の負担になっているという思い(28%), ALSを患った不条理感(28%), 怒り(14%), であった. オピオイドが呼吸困難感, 疼痛, 身の置き所のなさの緩和に有効であったが, 頻回な体位変換・関節他動運動・マッサージも重要なケアであった. また, 苦痛の緩和に留まらず, コミュニケーションエイドによって会話をなるべく維持しながら, ALSの個々の人と家族の喜びを援助することがQOL向上に重要であった. がんのみならず, ALSを担う人々と家族にもホスピスケアは有用である. Palliat Care Res 2010; 5(2): 137-143

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspm/5/2/5_2_137/_pdf

YWT
W:可動域訓練、体位変換がQOLにも関与する

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