【1日1文献】保護室での早期作業療法を実施したアルツハイマー型認知症の一例#認知症#早期作業療法#保護室

参考文献:保護室での早期作業療法を実施したアルツハイマー型認知症の一例
筆者:天野今日子、中 村 諭、上城憲司
発行日:2018年
掲載元:西九州リハビリテーション研究 Vol.11 2018 別冊
検索方法:Google Scholar
キーワード:認知症,早期作業療法,保護室

【抄録】
本研究の目的は,アルツハイマー型認知症患者(以下,A氏)に対する早期作業療法実 践について報告するものである。入院翌日から看護師立ち合いのもと保護室での介入を開 始した。目標は,認知症の行動・心理症状(以下,BPSD)の改善とし,「なじみの関係」 の構築を図りながら,BPSD の対応策を検討した。「なじみの関係」の構築に際しては, 事前に情報収集を行い,A氏の好きな話題や大学から社会人までの武勇伝を中心に過去の 回想を用いてアプローチした。また,「なじみの関係」が構築できたスタッフには好反応 を示すようになったため,病棟スタッフにも伝達し上手くいったケアを共有するようにし た。保護室での早期作業療法を実施した結果,興奮,脱抑制等の BPSD 頻度の減少,コ ミュニケーション能力の改善が認められた。今回の介入を通して,できるだけ早期に作業 療法を開始する必要性,BPSD 対応について試行錯誤することの重要性を学んだ。

参考URL:
https://www.nisikyu-u.ac.jp/nagahara/uploads/ck/adminmini/files/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8/%E7%B4%80%E8%A6%81/%E8%A5%BF%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E3%83%AA%E3%83%8F%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E7%A0%94%E7%A9%B6/vol.11%202018/R11-08.pdf


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