落語の話

閑話休題 ざっくり落語の基礎知識

ぷらすです、こんばんは。

タイトルでは偉そうな感じで書いてますが、僕自身ただ好きで観てるだけで、そんなに詳しいわけではないですよ。

なので、Google先生とウィキぺディアに頼りまくりながら、落語や落語家入門みたいなのを、ざっくりと書いてみようかなって思います。


★落語とは

江戸時代から続く伝統芸能で、「(最後に)オチ(サゲ)のある話」の事です。なので、昔は「落とし話」略して「はなし」と読んでいたとか。
それが時代を経て「落ちのある語り」略して「落語」になったようです。

今風に言うと「すべらない話」的な感じで、(ただし、実話ではなくフィクション)それを二人でやれば漫才、劇仕立てでやるとコント、着物姿で舞台に座って一人で話すのが落語です。感覚的には、漫才よりコントや一人芝居に近いかも。

★古典と新作

落語には、古典落語と新作落語があります。
古典落語というのは昔から語り継がれているストーリーで、音楽で言えばクラッシックみたいな感じです。落語家さんによって演目に独自のアレンジを加えたり、現代の人でも分かりやすくするために、内容を変えたり説明を付け加えたりします。

対して新作落語というのは、今の落語家さんが作った現代を舞台にしたストーリーで、音楽で言えばポップスやニューミュージックという感じ。人によっては、ロックだったりパンクのように攻めてる落語もあったりするようです。

ちなみに、古典と新作の両方を演る人もいます。

落語家さんの基本装備

★落語の小道具

落語家さんの小道具といえば、扇子と手ぬぐい。
これらを、物語で登場人物が使う道具に見立てます。

例えば手ぬぐいは、本や財布、煙草入れ(キセル用のタバコの葉を入れる)、ハチマキなんかに使います。
もちろん、手ぬぐいなので汗を拭くときにも使います。

一方、扇子は用途が広いです。
箸、筆、扇子、手紙、槍、キセル、大盃、お銚子、お面、釣竿、小刀、天秤棒等など。
また、戸を叩く仕草に合わせて扇子で舞台を叩き、音を立てたりもします。
開いたり閉じたり出来るので、棒状のモノから平面のモノまで、見立ての道具としても、効果音の道具としても使える便利アイテムですね。

で、落語家さんが使う小道具は、この手ぬぐいと扇子だけ。
あとは、手の形や口の形、口から出す音真似。それと扇子や手ぬぐいえを組み合わせて色んな物を表現します。

★落語家の身分

落語家になるには、自分が尊敬する落語家さんの弟子入りします。
弟子入りが認められると、師匠の家に寝泊まりしたり通ったりして師匠の身の回りの世話をしながら、落語家としての礼儀や知識、常識などを学びながら、師匠に落語を教えてもらう「見習い」になります。
会社で言えば、仮採用とか研修期間みたいな感じ。
まだ、この時点では落語家ではありません。

研修期間が終わると、師匠から落語家としての名前(芸名)をもらいます。
そして、協会のほうで「前座登録」をすると「前座」になります。
会社で言えば正社員です。
やることは、基本見習いと同じ雑用がメインですが、師匠の世話だけでなく寄席での雑用もこなします。(舞台の進行に必要なこと全般)
前座として舞台で落語をすることもありますが、あくまで勉強のためなので出演料はもらえないそうです。

こうした修行期間が終わると、「二つ目」に昇進します。
ここでようやく落語家としては一人前で、落語で生計を立てる落語家になるわけです。
二つ目になると、以下の特典?がつきます。
(紋付きの)羽織を着れる。
番組(寄席のキャスト表みたいなもの)にも名前が出る。
自分の手拭いを昇進の挨拶に配ること(配らなければならない)。
飲酒・喫煙
自分で落語会を開催したり、(師匠とのつながりのない)他の落語会に出演させてもらうこと。
自分でテレビ・ラジオ出演や営業等への売り込みをすること。また実際に出演すること。(ウィキぺディアより)

そして、師匠と落語協会から認められると晴れて「真打(しんうち)」になります。
真打になると寄席で主任(とり)を務めることができるようになり、「師匠」と呼ばれるようになります。
師匠になると弟子を取ることも出来るようになります。

* ちなみに、この真打制度、今は東京だけで大阪の方ではやってないみたいです。(名前が無いだけで役割的には変わらないみたいですけども)

★落語家の名前

落語家さんに限らず、古典芸能では「襲名」という制度があります。
ものすごくざっくり書くと、亡くなった名人の芸名を受け継いで、その名前を名乗るということです。
「AKB0048」の14代目 前田敦子的な。(ってういか、0048が真似してるんですけどね)

また、落語家には流派があって、それを「亭号(ていごう)」と呼びます。
簡単に言うと、落語家さんの苗字みたいなものです。
よく聞くのは「桂」「柳家」「三遊亭」「立川」「古今亭」「明石家」「笑福亭」「春風亭」あたりですかね?
例えば、「三遊亭 ○○」なら「三遊亭」に弟子入りした「○○」さんというような使い方です。

★寄席

落語やその他の演芸(漫才、コント、手品、ものまねなど)専門の劇場の事です。
東京、横浜、富山、大阪にあるようですが、基本的には東京と大阪がメインです。
地方公演の場合は、各地の多目的ステージや、ライブハウスなどが使われます。


思いつくのは大体こんな感じでしょうか。
かなりざっくりした説明でしたが、もしも何かのお役にたてたなら幸いです。
もっと詳しく知りたい! という方は、ウィキぺディアとかネットで検索すると、僕よりずっと詳しい人のサイトが沢山あるので、そちらで調べてみてください。
また、多分間違ってはいないと思いますが、もし、「ここが違ってるよ」という部分があったら、コメント欄で教えていただけると嬉しいです。



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