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【モチベ・やる気・学習意欲なんて考えるだけ無駄】国公立の大学院進学者が実践する学習継続法


このタイトルを見た上でリンクを開いた方は, 「じゃあどうすればよいの?」と真面目に学習を継続させたい方か, あるいは「けっ, 調子こいてやんのー」と冷やかしにきたかのどちらかでしょう笑笑

このブログ記事を最後まで読めば, 「たしかにモチベだのやる気だの考えるだけ無駄だな」「そんなこと考えなくても勉強できるわ」と思うようになるでしょう.

僕も, つい去年まではあなたのように「やる気・モチベ」が大事だとばかり考えていました. 

そのため, 学習を続けなきゃいけない, あるいは続けたいと考えているが, 継続できずに悩んでいる人のためにと思い, 書き上げたブログ記事になります.

※このブログ記事は, これまでの僕の学習経験に基づく独断と偏見の内容になります. 科学的根拠はありませんのでご注意ください. 


1. 行動記録を継続して取ること


いきなり勉強からかけ離れているため, 驚いた方も少なくないと思います.

ですが, 僕が色々なことを試した結果, 何か物事を継続する上で最も重要な行動だと実感したことです. 

勉強を始めようとすると, 多くの人が“計画を立てる”ことから始めるかと思います.

「〇〇の資格を取るために, この教材をここまですすめる」「毎日〇〇を週にx日程度の頻度で取り組む」といった感じでしょうか?

では, その計画を立ててから今までずっと継続してこれたことはありますか?

あればそれで良いかもしれませんが, ないからこそこのブログ記事を読んでいるのであり, だからこそ同じ失敗を何度も繰り返しては似たような対策しか立てられずまた同じ反省をする.

もしあなたがそうなのであれば, 今すぐ計画を立てることをやめてください.

とりあえず1週間行動記録を取り続けましょう.

まずあなたがやるべきなのはそれだけで, それ以外でどんな生活を送ろうが勉強しようがしまいがどうでもいいんです.

なぜなら, 行動記録を取り続けることで, 以下の2点を把握することができるからです.

・自分が, “いつ”・”どこで“・”どのような状況“にある時, 勉強が捗っているのか.

・自分が, ”いつ”・”どこで“・”どのような状況“にある時, 勉強が捗らずサボってしまっているのか.

これらを把握することで, 自分の行動傾向を把握することができ, 何が勉強を捗らせる要因なのか, あるいは逆に何が勉強をサボってしまう要因なのかがわかります.

できれば行動記録の中に, 「〇〇時〇〇分: 〜〜をし始めた. とても便利が楽しく思えて, 静かに集中して取り組めた」と言うように, 感情やその行動に対する評価等を書くとなお効果的でしょう. 

僕は, いちいち書くのはちょっと面倒なので, たまに書くぐらいにして, あとは日記に行動記録を振り返っての評価を記入しています.


2. "条件付け行動"計画(予定)を立てる


行動記録を取り続けることで, 自分の行動及び心理傾向把握したら, ようやく"条件付き行動"計画を立てます.

ここでいう"条件付け行動"とは, 「勉強する」「買い物に行く」などの程度ではありません.

まずは, 「いつ」「どこで」「何をする」これら3項目を文章にしましょう.

手帳で全然スペースがないという人は, 自分なりに略語を造ってください(「図書館で=@Lib」「アークスで買い物=買い物@A」etc. ).

ここまで具体的でなければ, これから何をするか, あるいはすべきか迷ってしまいます.

迷いが生じればできるだけ手っ取り早く済ませる方, そして何よりいつも取る慣れた行動を選択してしまいます.

ここで, "条件付け行動"計画の例えとして, 「英語の勉強をする」という予定を立てたとしましょう.

そうすると, 「英語の何を勉強するのか, TOEIC?英検?文法?単語?」「どこで勉強するべきなのか, 自宅?カフェ?学校?図書館?」というように, 考えて選ばなければならないことに労力を費やさなければならなくなります.

そこで, 「〇〇教材で英文法学習@Lib, 3-5pm」というように予定を立てることにより, 「どの教材を用いて, 何を, どこで, いつ勉強するのか」が明確になります.

ここまで具体的に予定を立てれば, 何も考えずにすぐその予定を実行することができます.

次に, 「その予定を何が終わったらするのか?」という条件付けを加えることです. 

例えば, 先ほどの「〇〇教材で英文法学習@Lib, 3-5pm」という予定に, 「昼食が終わったら, 図書館に移動して・・・」という具合に, 「〜をしたら, ・・・をする」という型に当てはめる形で, 予定している行動を実施する条件を加えるということです.

こうすると, 「次の勉強予定まで時間あるからもう少しゆっくりしよ〜」

そして気がつけば「気づいたら勉強する時間になっちゃった...でもなんか面倒いからもう10分後でいいや」

最終的に「あぁ, もうバイトの時間になるし, 授業の時間になるし」などの言い訳を立てて勉強しなくなり, 後日「あぁ, あの時勉強していれば...やっぱ自分は計画立てても勉強できないんだ. 向いてないんだわ〜」というように自己嫌悪に陥り勉強しなくなってしまう, という事態を防ぐことができます.

ここまでの流れで, 原因ははっきりしているのです.

それが「予定を時間で管理することにより, 時間の余白や繰越などの変更に対応できなくなってしまった」というものです.

そのため, 僕は何時に起きるとか, 何時から勉強するかとか, あまり考えていません.

しかし, 「それでは時間をダラダラ使ってしまうんじゃないか?」と不信感を抱く人もいると思います.

そうならないために『行動記録』を取っているのです.

どういうことかというと, 行動記録を取ることで, どの行動に自分がどの時間を費やしているのかが分かります. 

また, どの勉強にどの程度の時間を費やせば, どれくらいの量をこなすことができるのかということも, ある程度把握できます.

そのため, 時間ギッチギチに予定を立てて何もタスクを終わらせられなかったという事態を防ぐことが可能となります.

そして, 「大体このぐらいの時間でこれ終わるし, 授業までこれぐらいの時間が残ってるってことは, あの勉強してればちょうど予定ぴったしだから」という具合で現実的な, それでいて精神的にもラクな予定を立てることができます.

ラクな予定というのは, 決してだらけているといったマイナスなものではなく, 精神的苦痛を味わうことなく, 欲求と葛藤することもなく, 機械的に学習に取り組むことができるようになるという点での"楽"という意味です.

このようにして, 行動記録を生かした条件付け行動計画』を立てることにより, 「勉強しなきゃいけないのはわかっているけど, なんかやる気起きないし...」というような精神論に負けることなく, また精神的に苦痛を感じることもなく, 機械的に勉強を継続することが可能となります.


3, 先延ばしにして良い勉強を文字通り先延ばしする


1日のタスク(学習)を考える時に, 「何を追加しようか」ではなく『何はやらなくても良いかな」と考えましょう.

行動記録をとり, それに基づいて計画を立てようとすると, 必ずと言っていいほど"やることが多すぎてどうしよう"という壁にぶち当たります.

そうなった時に, 真面目な人ほどキッチキチにできるはずもない時間感覚で予定を立ててしまいガチです.

しかし, 大事なことは『最終的にその勉強を終わらせて目的(試験合格・知識体得etc.)を果たすこと』であって, 1日にたくさんのことをこなすことではありません.

例えるなら, 痩せようと1週間だけ炭水化物抜きダイエットとか断食とかするも, すぐリバウンドする女性のようにはなるなということです.

必ずどこかに『先延ばしにして良い学習内容』『その日にやる必要のない学習内容』があるはずです. 

そしてここでも, 行動記録が生かされるのです.

なぜなら, 何をいつやればその学習が捗るのかが, あるいは捗らないのかがわかるため, その日の予定を確認した時に, どの学習が捗りそうな予定になっているのかを理解することができるようになるからです.

このようにして, 先延ばしにしても良い学習内容のものは先延ばしにすることで, やるべき学習に最も捗る状態で取り組むことができるようになります.


4. 「モチベ・やる気・学習意欲」考えるだけ無駄な理由


ここまでくると, 「でも結局はさ, やる気とかないとこんな面倒臭いことをしようと思わないじゃーん」と反論しようとしてくる人がいるかと思います.

そんなんだから勉強を続けられねーんだよ. したらオメェ, みんな授業欠席してテスト勉強できずに単位落としてるだろーが.  でもなんでできるかって, やらなきゃいけねー理由や, やることで得られるメリットの方がやらないデメリットより多かったり, やらないとやばかったりするから, "いやでも・面倒でも"授業に出席して仕方なく単位取るだろ. 

はい, 口が悪くなりましたが, つまりこういうことです.

最近では, 「やる気なんていらない!習慣化が全てだ!」というような風潮が若干流行っているように感じますが, 正直それもそれではっきり言って糞食らえです.

以下に, 僕が何か物事を, とりわけ学習を継続する上で重要だと思う考え方を, 3つの質問にしてまとめていますので, 参考にしてみてください.

・なぜその行動(勉強)を継続する必要があると考えているのですか?

・その行動(勉強)を継続することで, どのようなことを実現することができますか?

・その行動(勉強)を継続しなかったら, どのような不利益を被ることになるのですか?

これら3点を自問自答してみてください.

おそらく, やる気とか考えることなく, 『やる必要があるからやる』というように, 自然と感情に流されないで学習ができるようになるかと思います.


5. まとめ


いかがだったでしょうか?

もしこれを読んでも学習を継続できる気がしないということであれば, ぜひコメントしていただければと思います.

また, 次回執筆予定の学習効率を高める方法についてのブログ記事を読んでいただけると良いかと思います.


最後に, この学習継続法の流れを, 箇条書きでまとめておきます.

ーーーーーー

1. とりあえず1週間あなたの行動を記録し続けること

2. 行動記録からあなたの学習に対するポジティブトリガー(要因)とネガティブトリガー(要因)を把握すること

3. 以上のことを参考に, 「いつ, どこで, 何を学習するのか」「どのような行動の後にその学習を行うのか」という形で予定を立てること

4. 計画を立てる中で, 先延ばしにしても良い学習は先延ばしにし, 万全な状態で学習に取り組めるように, 学習内容を厳選すること


以上, パー蔵でした〜👋

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