某フリマアプリで詐欺にあった(4)

どうも、ひなたです。『×卵通信10回目』です。ナンバリングはじめてから、とうとう二桁いきました。イェイェイ。
そんなわけで今回でこの話題も最後です。うっかりツンじゃった私の運命やいかに!?

【真っ向勝負でいきましょう】

まず、最初に連絡がついたのが過去に法律関係で弁護士さんと実際話をしたことがある友人。それぞれ事情があって長くは話せないので手短に「こんなことがあったんだけど助けてほしい」とメッセージを入れておいたら、電話がかかってきて

大笑いされました

だよね。私も笑う、人ごとなら。
「いやあ、相変わらず持ってるねえ~」と。
何も持ってないよ……と心の中でだけ反論し、詳しい経緯を説明しました。
ところどころ笑いながらも、真面目に最後まで聞いてくれた友人の出したアドバイスは「さっさと評価しお金を返してもらう」でした。長引くと私の心的負担が大きくなるだろうと……ううう、優しいなあ……話の合間合間でめちゃくちゃ笑ってたけど(曰く、私の引きの強さに)。
「ただしね。時間制限を設けること。何時までに返してくれないのなら法的手段に訴える、と必ず付け加える」
んー、じゃあ今の話し合いを弁護士事務所(に大昔出かけたことがある)知人から聞いたって付け加えたほうが、さらに揺さぶりをかけられる?
「いや。ウソはよくないよ。正直今の段階ではどう転ぶかわからないけれど、こっちがわはあくまで清廉潔白でいたほうが有利になるから」
はーい!じゃあ、少額訴訟の話題は出してもいい?
「個人的な感想だけど『しょーがくしょそう?』ってタイプっぽいから無駄だと思うね。それなら無料で相談できる弁護士さんのサイト名を出して……、もちろんひなちゃんは内容を熟読してね。その程度の脅しで十分だと思うよ。なんか……いや、なんでもない」
スパッと解決ありがとう。後さりげなくdisってったのは忘れないぜ。

時同じくして、メンタルサポート要員として呼び出した友人からも連絡がきました。
「あらら、大変だねえ~」
お願い!私が返信書き終わるまでそばにいて!
「あー、はいはい」
持つべき物は、取り扱いに長けた友人です。素っ頓狂を擬人化したようなこんな私も見捨ててくれないでいてありがとう……。
上記の友人からのアドバイスを簡単に説明し、とにかく決着をつけることに全力を捧げたいと伝えると
「無理しないでね~」
口数は少ないけれど、いるだけで頼もしい。そんな友人に通話越しに文章の推敲をしてもらいます。
「あのさ~、ひなたさん」
はい、なんでしょう。
「用事だけ書けばいいと思うよ?」
……はっ!?私ったら時候の挨拶からまた書き始めていた!(ホント)
「もうこの件が終わったら赤の他人だし、二度と関わることもないんだからもうちょっと簡潔にいこうか~」
口調がやんわりなので甘えがちですが、これが軍隊的な組織なら
「結論から述べよ!次の瞬間貴様が殺されたら誰がこの始末をつける!」
と、言われてビンタが飛んできても文句は言えません。上官じゃないし通話越しには手はだせないけど。
う、うん。わかった。で、この件なんだけど実は結構騒いじゃって事が済んだら、あのことこのこと、それからあのこたちにも報告を……。
「……いろんなところに言うから~……」
さすがに軽い怒気を感じました。
これが組織で上官なら情報漏洩で以下略。

そんな折り、何度目かのメールが入ってきました。

「もう明日振り込みします」

最初っから言って!!!!

書いちゃったよ。もう期限付きのメールを。今見直ししているところだよ。今から手直しするの面倒くさいよ……。何よりもう片をつけたい気持ちでいっぱいなんだよ、こっちは。
友人に説明しつつ(もちろん苦笑い)「すぐに評価を入れるから、本日の何時までに返金してください」と返信しました。

そして数分後
感謝のメールがきました。
……ここまでのやりとりでだんだん感覚がずれてきましたが、これだけは伝えなくては。

「貴様を信じての手続きだが評価はボロッカスに書くからな」

無理でしょ。偽物販売して、お金無いから返せないとかどう考えても無理でしょう。しかし、ノーマネージェントルマン、ここでもう一度訴えてきました。

「今までもらってきた満点の評価に傷をつけないでください!」

しーらーんがーなー!!!!!

今にも爆発しそうな頭を抱えていた私に友人がひとこと。
「そこは譲歩してあげなよ~。これ以上戦っても消耗戦だよ~?」
「とりあえずひなちゃんは穏便にさっさと縁を切って、通報。後始末は運営に任せたらいいじゃない」

軍師か、友人。
「それと、ひなちゃんのことだからどうせ評価にイヤミのひとつも書くつもりだろうけどそういうのもやめておきなよね~『ありがとうございました』だけにするんだよ~?」
乳母か、友人。

こうして。
互いの意見を最大限譲歩し合い(私:当日中の返金と同種コピー出品物の即時取り下げ/先方:良い評価を入れる)双方合意のもと人生初のフリマアプリ詐欺はようやくその騒ぎを終えたのです。

*軍師兼乳母な友人は途中で離脱したので、私は入金明細を確認後、ひとり夜遅くから次の日の朝にかけて迷惑と心配をかけた各方面に報告連絡を入れました。

~後日~
はー、先日は大変な目にあったなー。
フリマアプリって本当にいろんな人がいるのね、勉強になったわ。
おや、これは某大手企業運営のフリマアプリか。ちょっと前は全然違う名前だったけど、傘下にでも入ったのかしら。へー……今なら出品手数料が割安で売り上げ金が……なんだろう、嫌な予感がする。
(検索)
この紹介文と商品は

ノーマネージェントルマン!?

*もちろん通報しました。

終わり


あれ?今頃気がついたけど、あいつ私にひとっことも謝罪してなくない??
返してくださいの時に一応「すみません」は書いてあったけど、私自身への謝りではないよね……。

あああああああああああー!!!!!!(悔し泣き)


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