某フリマアプリで詐欺にあった(2)

どうも、ひなたです。『×卵通信8回目』です。
まだ二桁いってないのに連載モノの第二回。前回まんまとひっかかった私の地味な反撃の記録です。

【負けられない戦い】

1,000円オフクーポンに踊らされるという自業自得な目にあった私。
オークションなりフリマなり、匿名の世界で金銭のやりとりにはリスクがつきまとうもの。「自分が悪いんだよね……」となるところなのですが、この時の私は人生で2回目くらいのやる気、というか闘争心に火がついた状態になっていました。

クーポンは返ってこない!!!

いや、そこはふつう「とりあえずお金を取り返す」のが先だろう。
しかし、何故か私はその時確信していたのです。

勝てる!絶対に勝つ!!

根拠のない自信……いや、そもそも自信なんて自分を信じろから来てるんだからやるしかない、そしてやるからには負けるわけにはいかない。
『日向家家訓:何故学ぶのか、それは回避できない争いになったとき、絶対に負けないため。あと、人生の選択肢が増えて楽しいよ』
私は一度大きく深呼吸をすると、先方へメッセージを送りました。

「模造品です。返金返品してください」

策などない!ここは一発最初に殴る!(言葉で)
さあ、どうくる。キレるかいちゃもんつけてくるか、その出方によって次の攻撃方法が変わるんだよ!?来い!!

「すみません。返金するので、今すぐ返送してください」
「申し訳ないですが、一番安くて追跡がつく方法でお願いします」
「こちらの住所です」
「返品送料とあわせて返金するので、あなたの銀行口座を教えてください」
「こちらに到着次第すぐにお金を返します!」
「お願いします!!」

想定外にバ……いえ、弱そうな相手でした。

理由その1:当初匿名配送なのにいきなり住所を教えてきた
→グーグルマップで調べられる。近所だったら確実にヤリにいってた
例えば「そっちが出品してくれたらこっちですぐ落札する」などを提案すれば少なくとも住所は握られない。もちろん、そんな提案にはのりませんけどね。 
理由その2:いきなり謝った
→悪いことをしている自覚がある。購入前に一応隅から隅まで確認しましたが、偽物売りがよく使う「アミューズメント商品です」「海外製です」という、万が一の時の「ひっかかったのはお前だろ?公式って書いてないもんな、へっへっへ」がない
理由その3:住所はいきなり送りつけてきたのに名前書いてない
→私にどうしろと……?仕方ないので、名前とついでに電話番号も聞き出した。とにかく向こうの個人情報をできるだけ握り、こちらの情報はその時点で振り込んでほしい銀行名しか教えなかった
理由その4:ここまで聞き出されたところでやっと返品します、と返したら
「よろしくお願いします^^」
いや、今からヨロシクされるのは君なんだぞ?大丈夫?そんな緩さで模造品販売これからも続けられる???

若干、先方の心配をしつつも私は同時に中古屋さんで公式が発売しているものを調べはじめました。何故なら、今回届いたものがすぐ模造品だと気づいたのには理由があるからです。
①販売元のロゴがない(この場合は「すくえ○に」)
 販売ページの画像を思いっきり拡大して確認しましたが、そちらにもなかったので、画集などから取り込んで作成したのでしょう。その時点で気づかなかった私もバカですが、画像を他のところから拝借しない正直さに軽くめまいがしました。
②あきらかにサイズ感がおかしい
 他の出品者さんが必ずいれてある「デカアクキー」なんなら、サイズまで測って公表しているのに、手乗りサイズ。私の大きな手には余裕で全部のりました(おまけ分です!とつけてくれたものも含めて)
③両面プリント(!)
 そのままです。同じ絵柄が両方の面に印刷されていました。購入したことがある方はわかると思いますが、アクリル系アイテムは裏面に何も印刷されていません。こういうのって裏表の画像載せて傷の有無とか説明するんじゃ?と何枚か画像を見ましたが、全部イラストでした。なるほど(妙に納得してしまった自分が今頃悔しい)
以上をふまえて、黒と判断はしましたが、念には念を入れるべく多少値が張っても本物を入手しようと考えたのです。ところが折り悪く通販事業部はお盆休暇。販売店舗も東京しかないとのこと。
しかし、神は私を見捨てていなかった!めるかりで即日発送、公式です、と台紙まで撮影して出品している方を見つけたので、雄叫びを上げながらポチりました。
「明日準備して発送します」とだけ伝えて、いったんクールダウンし、一日を終えました。

これが後に後悔につながるとは知らないまま……!

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